サイン
監督:M.ナイト・シャマラン
主演:メル・ギブソン、ホアキン・フェニックス
ストーリー
地域住民の信望を集めていた牧師、グラハム・ヘス。しかし、彼は妻の不条理な死により、信心を失いかけていた。妻の死から半年、今は農場の経営に専念するグラハム、家族は妻の市により、火の消えたような状態になっていた。その彼のトウモロコシ畑にミステリーサークルが現れる。その日を境に、飼い犬の凶暴化、幼い息子、娘も少々異常な行動を取りはじめる。
世界中に現れ始める、ミステリーサークル。パニックになる人々、ミステリーサークルは、悪戯なのか、それとも宇宙人によるものなのか?
周りの人々が宇宙人の影に脅え逃げ出す中、そこにとどまるヘス一家、そしてついに、ヘスの家にそれがやってくる。
妻の不条理な死、ミステリーサークル、娘の常軌を逸した行動、息子の病気、妻の最後の言葉。これらの「サイン」が意味することは・・・・・・・・
解説
シックスセンスの大どんでん返しで、世界をあっと言わせたシャマラン監督の最新作。
今作も、動きが少なくやる気なさげなカメラワーク、色々張られる伏線と、何やら一癖ありげな登場人物郡、殆ど固定されているカメラ、そしてあえて動きを抑え、会話だけで進められるストーリー。これらを巧みに使い、途中までは非常にうまくストーリーを進めている。
そう、途中までは・・・・・・
この作品の最大のテーマは「偶然と言うものは本当に存在するのか?」と言う物である。「我々が偶然の出来事、不幸な出来事と思っていることは、実は何らかの力で、何らかの意思を持ち、何らかの意味を持っているのではないだろうか?」と言うことである。
平たく言えば
全ての出来事は神の御心によるもの
という、あちらさん文化圏の価値観丸出しの映画なのである。
まあ、ハリウッド映画なんだから、それはそれでいい。今ひとつピンと来ないのも、生活に宗教が浸透していない、日本人だからなのかもしれないしね。
信心を失った人間が、何だかんだで再び信心を取り戻す物語もよくあちらさん謹製の映画ではよくある物語である。だから、それをストーリーの基本にもって行くのは一向に構いません。
たださ
なんなんだよ、あの落ちは!!
シックスセンスのシャマラン監督だから期待していたのに(涙)
最後に出てくるアレは何だアレは!!
おちょくってんのかキサマ
ていうかさ
金返せ馬鹿野郎!!