ザ・コア
監督:ジョン・アミエル
出演:アーロン・エッカート、ヒラリー・スワンク
ストーリー
アメリカである日、商談中の男が突然死をする。同時刻、そこを含む10ブロック以内で32人の人々が死亡。彼らに共通していた事は、ペースメーカーを付けていた事。
そしてロンドン。大量の鳩が、突然、建物や、車などに激突して死ぬと言う事件が起こる。同様の事件は、オーストラリア、そして日本でも起こっていた。
そして、更に数日後、スペースシャトルエンデバーが、着陸コースを大きくそれ、ロスに不時着すると言う事故が起こる。
また、ワシントンDCではオーロラが観測されるという、異常事態が起こる。
地球物理学者、ジョシュは、これらの事を調べて行くうちに一つの結論に達する。
地球のコアの回転が停止した。
コアが回転することにより発生する、電磁界により、地球は有害な太陽風より守られている。それが消滅すれば、この地球は、太陽風に曝され、地球は死の星と化す。
停止したコアを回転させるため、地球を救うため、地球の中心部へ向かう挑戦が始まる。
解説
アルマゲドン、ディープインパクト、その他諸々の、あれな力のお陰で、地球が危機に陥る、ディザスタームービー。
アメリカ本国では、シャトル墜落シーンや、後からCGシーン等を追加したため、上映時機を逸してしまい、今一つパッとしなかった本作。 日本でも、何の因果か、あのマトリックスと、公開日が重なってしまうと言う不幸っぷり。
で、見た感想はと言うと
消化不足。
これでは、公開時期を逃さなくっても、そんなヒットしなかったと思う。
いや、アイデアはいいと思う。
が、やっぱり、中途半端感がぬぐえない。
折角、地球を守るために地中奥深くへ潜って行くと言うシチュエーションを設定したんだから、その辺をもっと上手く生かせなかった物かと思う。
折角地球中身と言う舞台を設定したのに、その地球の中身の描写も何だかなーと言った感じだったし、途中に起こる障害も、ありがちなら、その解決策もありがちな物以上の何者でもなかった。この手の作品に必要不可欠な、自然の猛威、危機に曝される人類の描写等も、中途半端で、危機感が、今一つ伝わらなかった。
何よりも致命的なのが、この手の作品には、必要不可欠な、ハラハラドキドキ感を殆ど感じなかったと言う事である。
台本が悪いのか、監督の能力が悪いのか、それとも、見る人が悪いのか・・・・・・・・
取り合えず、ビデオが出るのを待っても惜しくは無い作品である。