ウインドトーカーズ

 

監督:ジョン・ウー

主演:ニコラス・ケイジ、アダム・ビーチ

 

ストーリー

 

1944年、海兵隊員エンダーズは一つの任務を与えられる。暗号の秘密を日本軍から何としても守ること。

暗号を次々と解読する日本軍に対抗するため、アメリカ軍は、文字を持たない、ナバホ族の言語を元に暗号を作り、その暗号通信を行うために、ナバホ族の男を、通信兵として使用していた。

エンダーズと組むことになったナバホ族の通信兵ヤージ。彼は、故郷に妻子をおいて、この任務に当たっていた。

そして、彼らが派遣されたサイパン。ここを死守せんとする日本軍と、上陸したアメリカ軍の間で、血で血を洗う激戦が繰り広げられる。その激戦の中、通信兵としての任務を全うするヤージ、そして暗号を守るエンダーズ。

日本軍ばかりでなく米軍内の人種偏見とも戦う、ヤージを初めとするナバホ族兵士。任務の性質上、ナバホ族兵と必要以上に親しくなることを避けてきたエンダーズも、知らず知らずのうちに、ヤージ達、ナバホ族の通信兵に親しみを持つようになる、友情と己の任務の狭間で苦悩するエンダーズ。そして、過酷な戦場はついにエンダーズに、友情か、任務か、最後の選択を迫ることになる。

 

 

解説

 

ジョンウーの最新作。

まあ、ハリウッド映画だから、日本軍が敵役で、やられ役で、殺され役なのは、仕方ないと言えば仕方ないが、基本的に、日本兵は、ただの斬られ役である。

まあ、今作品で描きたかったのが、ナバホ族の通信兵と、白人兵の友情と絆なのだから、日本軍の描写どうこうと言うのはお門違いなのかもしれないが、それにしては、ナバホ族の通信兵に対する描きこみが浅すぎるような気がする。

先祖の土地を奪われ、居留地に押し込められ、長年にわたり差別を受けてきた彼らが、戦争になったとたん、その様な行為を行ってきた「国の為」、と言う大義名分の下徴兵され、通信兵として最前線に借り出された。その様な中、ナバホ族の人たちは、自分達に向けられた偏見をはじき返すため、また、自分たちの、権利と、地位向上のため、勇敢に任務に就いたという。また、ナバホ族の言葉を基にした暗号の存在は、機密だった事と、戦後も根強く残っていたネイティブアメリカンへの偏見と差別のため、彼らの働きと、貢献が正当に評価されるには、長い年月がかかったとも言う。

ただ、残念ながら、映画の中では、その様な、ナバホ族の兵士の苦悩や、悲しみが、描ききれていなかったような気がする。

 

パープルコードは破られたのにな