新世紀、ついに人類のファイナルカウントダウン?
最終章
コキバヤシ「今回の世紀末はいたい何が起こった?」
タノナカ「今回の世紀末に起こったことですか?」
イケイケ「ソ連邦の崩壊、ベルリンの壁の崩壊、」
オマル「まあ、社会主義体制の崩壊ですね。」
コキバヤシ「そう、冷戦体制の終焉だ、最初のころ1999年の恐怖の大王の招待は、米ソの核戦争といわれていた。」
ドロナワ「確かにそうだったな、第三次世界大戦で、人類が滅亡する、見たいな感じで。」
イケイケ「でも、ソ連が崩壊して、その可能性は無くなった。」
コキバヤシ「それに代わって、出てきたのが、社会主義体制崩壊による混乱が世界に及ぶのではないかという考えだった。」
オマル「でも、混乱したのは、結局一部の旧社会主義国家だけでしたね。」
ドロナワ「ま、結局、人類が馬鹿騒ぎしていただけだろ。」
コキバヤシ「そうだ、一見そう思える。だが、我々は大切なことを見逃している。」
タノナカ「大切なこと?」
コキバヤシ「社会主義崩壊の混乱は現在も続いている。」
オマル「確かに。」
ドロナワ「でも、世界に広がる兆しは見えないじゃないか。」
コキバヤシ「そう、見えない。だが、みなここに奇妙な一致があることを見逃している。」
イケイケ「奇妙な一致?」
コキバヤシ「タノナカ、18世紀末には何が起こった?」
タノナカ「フランス革命。」
コキバヤシ「いつだ、」
タノナカ「1789年。」
コキバヤシ「社会主義体制崩壊のきっかけとなった、ベルリンの壁の崩壊は?」
タノナカ「1989年」
一同「!!!!!」
コキバヤシ「社会主義体制の崩壊、だがあれも見方を変えれば革命といえる。社会主義から自由主義への、その革命が起こったのが、フランス革命からちょうど、200年後、これは偶然の一致なのか?」
ドロナワ「ま、まさか。」
コキバヤシ「さらに、今回の世紀末には、オカルトが大ブームになった。これは19世紀の末と奇妙なまでに一致する。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
コキバヤシ「19世紀初頭にはナポレオンの台頭と、それによる、戦禍、そして20世紀初頭には、第一次世界大戦による戦禍に人類は見舞われた。つまり、両世紀とも、世紀の初等に、人類に災いが起こっている、これも偶然といえるのか?」
一同「ま、まさか」
コキバヤシ「そう、ここまでそろえばもはや必然!!21世紀初頭には、人類のとんでもない災いが、及ぶことを示しているんだよ!!」
一同「なんだってー」
コキバヤシ「考えても見ろ、世紀末に問題になった、地球温暖化やら、世界的経済不況など、人類を取り巻く問題は何も解決されていない。なのに、人類は、新世紀を迎え浮かれきっている、ここで、何か、人類にとって重大な事件が起こっても、人類はそれを見逃してしまう可能性が高い、」
タノナカ「な、何か打つ手は無いのですか、コキバヤシさん。」
コキバヤシ「無駄だ、すでに新世紀を一見無事に迎えてしまった人類だ、俺たちは何もかもが遅すぎたんだ!!」
ナレーション?「新世紀を無事に迎えた人類、でも次の世紀末までたった100年しかないんですよ。浮かれてないで、もう少し人類の問題を考えましょう、と、いいたいところですが、ま、何とかなるでしょ。大体我々小市民が出来ることなんかたかが知れているし。」