ときめきが日本を滅ぼす?

 

 

第四部

 

 

ドロナワ「恐るべき陰謀?」

イケイケ「一体なんなんですか、それは?」

コキバヤシ「オマル、今度のと○メ○で話題になったものといえばなんだ?」

オマル「え、そりゃ、この3Dを2Dにする・・・・」

コキバヤシ「その前に話題になったものだ。」

オマル「ええと、そうだ、と○メ○ファンドだ。」

タノナカ「ああ、あのゲームの開発費を捻出する為に金融商品作って、確かゲームが売れたらその割合に応じて・・・・」

コキバヤシ「そう、新手の金融商品としてニュースにもなり、一般の関心も集まった。だが何故そこまでしてわざわざ開発費を捻出しなければならなかったんだ?」

オマル「やっぱり開発費が足りなかったんじゃ?」

コキバヤシ「メ○ル○アだって相当の開発費がかかっているだろう。大体、この作品以上に開発費がかかっていそうなス○ウ○アはこんな事をしたか?」

ドロナワ「いや、していないな。」

コキバヤシ「他の企業でも考えてみろ、例えば、マ○ク○ソ○トが、OSを開発する費用を得るために、金融商品を売るか?ア○プルが、新しいハードを作るために金融商品を売るか?自動車会社は?」

一同「!!!!」

コキバヤシ「やっていないだろう、何処もそんな事を。何にと○メ○だけは何故わざわざこんな事までして開発費を集めたんだ?」

ドロナワ「た、確かに変だが、この不況の時代、証券会社とかだって新しい金融商品を開発しようと必死だろ、それで、試しにやってみたんじゃないか?」

コキバヤシ「じゃあ、何故わざわざと○メ○なんだ?他の作品でもいいだろう。」

ドロナワ「そ、そりゃ、他の企業とかとは、交渉が上手くいかなかったとか、コ○ミだけが提案に乗ってきたとか、良くは判らないがそんなところじゃないのか?」

タノナカ「確かに、そういう可能性もありますね。コ○ミだけが話に乗ってきたら、確実に売れそうなタイトルは、限られてきますし、その中からと○メ○が選ばれても不思議はないような。」

コキバヤシ「確かにそういう可能性もある。それで、と○メ○ファンドを売り出したとしよう。だが、反面それはクリエーターに足かせを課す事にならないか?」

オマル「足かせ?」

イケイケ「そうか、一般投資家からお金を募ったんだから、それ相応の面白いゲーム、売れるゲームにしなくてはいけないと言うプレッシャーは相当な物になる。」

コキバヤシ「そうだ、これで下手なゲームを作って売れなかったら、払い戻されるお金も少なくなる、いや、下手をすると、元本割れと言う事態になるかもしれない。そうなった時会社の評判はどうなる?」

ドロナワ「当然地に落ちるだろうな。」

タノナカ「でも、それは詰まらないゲームを出したら評判は落ちるんじゃ?大体、どのゲームだって面白いゲームを造らなくてはと言う使命は在ると思うし。」

コキバヤシ「確かに落ちる。だがFF[でス○ウ○アの評判はどれほど落ちた?DQZでエ○ッ○スの評判は?」

イケイケ「確かに一時落ちましたけれでも、株価とかは余り下がっていないし、喉元過ぎればで、落ちたのは一時的だったような。」

コキバヤシ「そう、評判が落ちると言ってもそれは、身銭を機ってゲームソフトをかったらカスゲーだったと言う怒りから来る評判の悪さだ。企業としてみれば、ソフトは売れて、開発費の元さえ取れていれば、損をしたことにはならない。損をしたのはユーザーだけだからな。そんな評判は大してダメージにならない。」

ドロナワ「確かにな、株価なんか余り下がっていなかったし。」

コキバヤシ「だが、今度のと○メ○は違う、一般投資家から開発費を募ってしまったがために、失敗すれば、投資家の不評m不信を買い、会社のイメージ、信頼、株価にも多大な影響が出るはずだ。当然そうならない為に、開発陣には、会社の上部からも、相当の圧力がかかるはずだ。」

タノナカ「そうかもしれませんね」

コキバヤシ「なのに今度のと○メ○はどうだ?3Dを2Dにすると言うなまじ凝った技術を取り入れたがために、女の子の数は6人と、前作、前前作の半分になる、更に前作最大の売りだった名前を呼ぶ機能すらなくなっている。これが売れると思うか??」

オマル「ちょっときついでしょうね。」

コキバヤシ「おかしいだろ、失敗が許されないソフトで、確実に相当本数を売らなければ成らないソフトで、何故こんな、足を引っ張るような事をわざわざやっているんだ、コ○ミは。」

ドロナワ「言われてみれば、おかしいな、もっと女の子の数を増やしたり、名前を読ぶ機能だってつけたっていいだろうに。要領が足りないと言うのなら、2枚組みにすると言う手も在るし。」

コキバヤシ「そう、新技術の陰に隠れているが、今度とと○メ○は、本当に売れるように作ったとはとてもじゃないが思えないソフトなんだよ。」

イケイケ「確かに、新技術とか話題はあれど、これじゃあ特殊な人種は余りやりたがるとは思えないし。」

コキバヤシ「更に今度のと○メ○の発売日は何時だ?」

オマル「12月20日ですよね。」

コキバヤシ「そう、何故そんな日にだす?」

ドロナワ「そりゃ、ボーナス、お年玉を狙ってだろう。」

コキバヤシ「特殊な人種にそんなもの関係あると思うか?」

イケイケ「思えませんね。」

コキバヤシ「そう、彼らにはそんなものは関係ない、気に入ったギャルゲーがあれば、何時だろうが購入してくれる。なのにわざわざ何故12月20日なんていう、クリスマス直前に出すんだ?発売日にこのゲームをかったら『恋人いません、だからゲームやって現実逃避です』と言っているような物だぞ。そんな思いまでしてわざわざたったヒロインが6人しか出てこないギャルゲーを買うか?」

オマル「言われてみれば、他のギャルゲーだっていいんだし、大体恥ずかしいですよね、やっぱり、クリスマス前にギャルゲーを買うのは、何だか虚しい気もしますし。」

コキバヤシ「そう、こんな時にわざわざ余りいいとは思えないギャルゲーを買う人間はいないだろう。どうせ出すなら新年明けてからとかでもいいだろう、それをわざわざ何でこんな日に狙い済ましたように発売するんだ?」

一同「!!!」

コキバヤシ「ゲーム祖父と煮とって大切なのは、スタートダッシュだ、発売から一ヶ月で、どれほど売ったかで、そのゲームの売上が決まると言われている。」

オマル「そうですよね、進歩の早いこの業界、よほど特殊なゲームでない限り1年もすれば魅力が薄れるって言われますし。」

コキバヤシ「そう、12月20日に発売すればスタートダッシュでこける事ぐらい、少し考えれば判るはずだ、なのにこの日にわざわざ発売した。コ○ミはここでも自分で自分の首をしめるようなまねをしている。」

ドロナワ「お、おかしい、おかしすぎるぞ、今度のと○メ○は。」

コキバヤシ「そう、だがこう考えたら説明がつかないか?コ○ミはと○メ○を売るつもりがないと。」

イケイケ「そんなことあるわけないじゃないですか、企業として、自分で作った商品をわざわざ売れないように作るなんて。」

コキバヤシ「そう、ありえない、普通なら、企業は利潤を追求するからな、売れない商品をわざと出すなんて事はありえない。だが、その裏にもっと大きな力が働いていたら?」

一同「お、大きな力?」

コキバヤシ「そう、考えてみろ、と○メ○が売れなかったらファンドを買った人間はどうなる。」

イケイケ「損をしますよね。」

コキバヤシ「そう、損をする。だが、あの手のコアな商品を買うのは、ギャルゲーを大好きなコアな人間だ。当然彼らは、と○メ○を買う。だが、投資対象のと○メ○は売れない、更に、ゲームとしてのクオリティーは明らかに下がっている。損はするは、カスゲーをつかまされるはで彼らのストレスは相当の物になるはずだ。」

オマル「で、でも、それは投資した一部のコアゲーマーだけでしょ、そんな少数の人のストレスが溜まったからって・・・・・」

コキバヤシ「結論を急ぐな、コ○ミの社会的信頼は地に落ちる、コ○ミは、それを開発する為に、企業純益を上げようとするはずだ、その時どんな手を取るのが一番手っ取り早い。」

イケイケ「やっぱり、独占したゲーム化の二次使用料を上げる事じゃないですかね?」

コキバヤシ「そうだ、だが、そんなお金を払ってまで他の会社が、スポーツゲームとかを出すと思うか?」

ドロナワ「思えないな、スポーツゲームなんて言うのは、数多くあるゲームの一ジャンルなんだし。」

コキバヤシ「そう、結果、スポーツゲームはコ○ミから以外はでなくなる。オマル、パ○プ○のシリーズの最近の評判はどうだ?」

オマル「悪いですね、質が落ちたって。」

コキバヤシ「そう、自分たちだけで独占できれば、当然いいゲームを作ろうという気分はなくなる。するとスポーツゲームはみなカスゲーばかりになってしまう。」

イケイケ「確かに最悪のシナリオはそういう感じになりますかね。」

コキバヤシ「最悪じゃない、考えてみろ、期待のと○メ○は、質が落ち、スポーツゲームの質も落ちる、かといってコ○ミが独占権を握っている限り、他の会社から面白いゲームは、期待できない。更にだ、、コ○ミは、音ゲーで他の会社を訴えたりもしている、経営が悪化したら、更に他の企業にイチャモンをつけて告訴戦をする可能性だってある。事実、サウンドノベルと言う言葉を登録商標にして、他の企業を訴えようと画策していると言う噂もネット上にはある。あのジャンルは、コ○ミが考えたわけではないのに!!」

タノナカ「お、おかしい、いや、異常ですらあるぞ、今のコ○ミのやり方は。」

コキバヤシ「そう異常としかいいようがない、更にだ、コ○ミは、相撲のゲーム化権に数億もの金を払ている絶対元を取れないのは明らかなのに。」

イケイケ「確かにそれも相当変ですよね。」

タノナカ「コ○ミの行動はまるでゲーム業界を破壊しようとしているとしか・・・・・」

ドロナワ「コキバヤシ、ま、まさか、コ○ミは

コキバヤシ「そうだ、実はコ○ミはゲーム業界を破壊しようとしているんだよ!!」

一同「な、何だってー」

オマル「だって、自分自身の市場を破壊するなんてありえませんよ、企業として。」

コキバヤシ「そう、企業としてはおかしい、だが言っただろう、もっと大きな力が働いていたら?」

一同「!!!」

コキバヤシ「絶対儲からないのに相撲のゲーム化権に数億を払った、それは何故か。もし、そのお金が、コ○ミの後ろにいるもっと大きな力に払っていた物だとしたら?」

ドロナワ「そうか、相撲のゲーム化権はあくまでも表向きの理由で・・・・」

イケイケ「実は巨大組織に支払っていたお金だとしたら、数億払ったのも説明がつきますよね。」

コキバヤシ「そう、恐らくコ○ミと巨大な何かの間には何らかの取り決めがあるのだろう、コ○ミが、その組織の尖兵としてゲーム業界を破壊する変わりに、何らかの見返りをえる。」

オマル「でも、何の為に、ゲーム業界を破壊しようとするんですか。」

コキバヤシ「今ゲーム業界が壊滅したらどうなると思う。ゲームは一大市場を築いているし、この不況の中結構好調な数少ない分野の一つだ、それが壊滅したら、不況は更にひどい物になる。更に詰まらないゲームばかりになったら、ゲームが生活の一部になっている今の若者がそんな状況に耐えられると思うか?」

ドロナワ「無理だろうな、絶対。」

コキバヤシ「若者はゲームを渇望するようになる、そこへ誰かがゲームを持ち込んだら?」

イケイケ「皆飛びつくでしょうね。」

オマル「でもゲーム業界は壊滅しているんでしょ、その時点では、一体誰がゲームを・・・・」

コキバヤシ「そう、壊滅している、だがそれは日本のゲーム業界がだ。」

一同「!!!」

タノナカ「そうか、ギャルゲーは日本独特の文化、更にコ○ミが独占しているのは日本国内だけの権利、当然影響は日本国内だけ・・・・・・」

コキバヤシ「そう、海外のゲーム市場には大した影響はない、その大した影響を受けていない所から誰かがゲームを持ち込んだとしたら?」

ドロナワ「ま、まさk・・」

コキバヤシ「そう、コナミの背後にいるのは、ゲーム業界も独占しようと言うマ○ク○ソ○トなんだよ!!!」

一同「な、何だってー!!」

コキバヤシ「コ○ミはマ○ク○ソ○トと手を組み、日本の市場をいったん破壊する、そしてその後、○-BOXへのゲームの独占供給県を得るとすれば・・・・」

ドロナワ「そうか、一見層のように見えるが、独占できるんだ、その利益は計り知れない・・・・・」

オマル「何か打つ手はないんですか?コキバヤシさん!!」

コキバヤシ「むだだ、と○メ○が発売された時点で俺たちの負けだ・・・・・」

ナレーション 巨人マ○ク○ソ○トのゲーム機がいよいよ来年発売される、その裏にはゲーム業界も牛耳らんとするマ○ク○ソ○トの巨大な陰謀が隠されてると言われている。

 

 

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この話は100%フィクションであり、実際の団体、企業、ソフトは一切関係なく、このような事実もないはずです、たぶん