裏木戸通信11号

 

ドラゴンクエスト

 

まもなくドラゴンクエストが発売される。

5年ぶりの新作だそうだ。

エニックスは500万本売ると鼻息も荒い。

最初は1998年発売とか言っていた。

しかし発売は延期され、1999年となった。1999年の正月には「今年こそでますように」というCMまで流れた。発売を心待ちにしていたファンも神に祈った。今年こそ出るように・・・・

しかし、発売は延期され2000年まで延びてしまった。それでも待った。3月と言う言葉を信じて・・・・

しかしまた伸びた、今度は五月である、そしてさらに延びて・・・・・・・

今度は正真正銘発売だそうである。

普通なら信頼や、社会的信用を失っている所である。しかし、この業界は不思議とその様な事が起こらない。

確かにゲームが面白ければ、特に問題はないのかもしれない。しかし、納期や、約束を簡単に破る姿勢は問題がある。これで、真摯な姿勢があればまだいいが、残念ながらエニックスにはその真摯な姿勢すらない。

「子供への悪影響」等というつもりは毛頭無い。しかし、軽軽しい約束はするべきではないと思う。エニックスと言う会社は、ゲーム業界では、大手の会社だ、業界に与える影響も大きなものだろう。自ら設定した発売日などを、自分たちの都合だけで簡単に変える、破る。一番怖いのは、この様な悪しき姿勢が、ゲーム業界の悪しき風習とならない事を祈りたい。

面白いゲームを作るのは当然の事である。何しろ企業なのである。

それ以上に、納期を守る、ユーザーのことを考える、etc・・・・

これらも企業にとって大切な事である。前評価ではDQの評価は高い。しかし私は、エニックスに企業としての、モラルを望みたい今日この頃である。

 

戻る