裏木戸通信 114号
マンガッチックなあれ
最近各内容が、妙に、説教くさく、オヤジくさくなっている気がするので、今回は、思いっきり趣味に走ってみます。
超古代文明
日本では、ムー大陸が人気ですね。
アニメや、漫画などでも人気があります。
それらが残した、超兵器で悪と戦ったり、その血を引く人間が、何だかいい塩梅のあれな力を使ってみたり、その時代の記憶のある人間がアレヤコレヤをやって見たり、兎に角、漫画や、アニメでは、大活躍をします。大抵、現在文明よりも発達しているのもお約束です。で、それらは、実に、わくわくどきどきな、格好よい表現で描かれます。
そう、漫画や、アニメでは・・・・・・・
ただ、現実に、その記憶があるとか、末裔とか言うのは、今一迫力に欠けます。何と言うのか、漫画やアニメに比べて、迫力が無いと言うのか・・・・・・・・・・・・・・・・
超能力
やっぱり、漫画、アニメ等で人気があります。ビルをぶっ壊してみたり、手から炎を出してみたり、一瞬で遠い世界へ行ってみたり、未来を見たり、空間を歪めたり、人を操ったり、etc。
一部の選ばれた人間しか身につけられないという、非常に不公平な能力ではありますが、クールに、格好よくそれらの力を持つ人たちの大活躍が描かれています。
ただ、残念ながら、それらが使えると自称する人は、漫画、アニメほどクールではありません。
その力も、スプーンを曲げるだけだったり、何だか、封印された中の物を当てるだけだったりで、今ひとつ、迫力、威力に欠け、貧弱です。
宇宙人
これまた人気があります。不埒にも、我らが地球を侵略しようとしたり、逆に、我ら地球人を、より良い方向に導こうとしたり、やっぱりいろんな意味で、大暴れしています。
で、それらに対抗しようとする組織なども、非常にクールでかっこいいですね、隠れた全世界的組織だったり、何だか、オーバーテクノロジーなアレを使いこなしたりして、一般の人に知られないレベルで戦っていたりもしますが、また、それが格好よかったりもします。
ただ、現実に、それらと友達な人や、それらに対して対策を練っている、また、それらの陰謀を暴こうとしている人は・・・・・・・、
残念
やっぱり今一歩、いや、百歩ぐらい迫力が無く、クールさも足りません。
呪術
これまたやっぱり人気があります。平安時代に活躍したと言われる人の人気なんかが非常に高いですね。映画になったり、漫画の主人公になったり。
その他にも、何だか奇怪な模様を描いた札で戦ってみたり、巫女さんのような格好をして、戦ってみたり、地面や空中に、怪しげな模様を書いて、色々やって見たり、やっぱり、クールで、あれな感じで、これまた格好よく描かれています。
ただ現実で、それらができると言う人は、やっぱり、何だかな、と言う感じです。
奇怪な模様を描いたお札を燃え上がらせることも無ければ、怪しげな模様を地面に書いて、それを光らせることも出来ず、ましてや、何だかいい塩梅のデザインの、生物らしき物を、呼び出すことなんか出来もしません。
まあ、中には、昔は、それらのものは実在したが、科学などが発達するにしたがって、それらの力は、衰えて行ったとか言う御仁も降りますが。
たった千数百年で、科学ごときが発達したぐらいで衰えてしまう力というのも何だかなとは思いますがね、私は。
そう、上記にあげた諸々は、漫画やアニメでは、非常に格好よく、それらしく描かれますが、現実なんかは、非常に貧弱で、怪しげな物になってしまっています。
やっぱりこうなってしまう理由は、上記の物が実在しないためであろう。
いやいや、しかし待ってもらいたい。
タイガーショットを放てるサッカー選手
います?
ゴールネットを突き破るシュートを放った選手
います?
大リーグボールを投げる選手
います?
50歳の現役野球選手
います?
パンチで人間何メートルも吹き飛ばせる人
います?
拳で石を飛散させる人
います?
馬鹿なシーンを見て実際にズッコケる人
います?
爆風でウン十メートル吹き飛ばされてピンピンしている人
います?
いないでしょ?実際には。
そう、漫画や、アニメなんか、得てして、極端に、オーバーに、そして、現実より格好よく描かれるものである。
だから、上記の物だって、ひょっとしたらひょっとするかもしれない。
漫画的でなくても、実際のサッカーや、野球は格好いいぞと言うのはいいっこなし。