裏木戸通信17号

洗濯機

 

先日昇天した洗濯機に変わって、本日新しい洗濯機がやってきた。

普段何気なく使っている家電製品。

普段は当たり前のように使用する。特にその存在自体もあまり考えない。

PCや、AVのように専門雑誌なども無い。

こだわる人間もあまりいない。

しかし、家電は無くては困る物が多い。冷蔵庫、炊飯器、洗濯機。少なくとも現在の生活においては無くては生活が出来ない。

普段はその存在の重要さを意識しないが、無くなったりして始めて気がつく。探して見るとこの世の中にはその様な物が結構多い。

かといって、常にその存在の重要性を意識しつづけるのも肩がこる。

失って始めて気がつくと言うが、案外その重要さ、大切さは気がついている物かもしれない。ただ肩が凝るので気がつかない振りをしているのかもしれない。そしてそれをなくしたりしたと危機がつかない振りをしていた状態がさめて・・・・・・・・

などと取りとめも無い事を洗濯をしながら考えた。

とにかくも、これから私の汗臭い洗濯物を洗いつづける、そのあり難さもしばらくすれば忘れるだろう。それでも私の命ずるままに黙々と洗濯を続けてくれる洗濯機。ありがたいことである。

あの洗濯機も、私のようなむさくるしい男でなく、若い女に買われたらまだ救われたかもしれないが、私に買われたのが運の尽き。ご愁傷様である。

 

家電製品にあいのてを