裏木戸通信 216号

 

いじょーきしょー

 

 

 

今年は台風の当たり年。

兎にも角にも台風がこの日本に上陸しまくっている。

平年2〜3個の上陸数なのに、今年上陸したのは、既に10個。しかも、この日本を縦断するような、格好を取っているため、日本各地に、その爪あとを残しまくってきている。各地で、水害、土砂崩れ、突風、高波などが発生し、多くの方が、その被害にあい、犠牲となった。

まあ、素人目に見ても、今年の天候は、なんかおかしい。夏は夏で、何時までも暑い日が続いたし、新潟福井などでの大水害。そして、以上とも思える数の、台風上陸。

うん、今年はここ数年見ないぐらいの、ぶっちぎりの大水害だ。

之を受けて、マスコミも大騒ぎだ。

いや、直接の災害や、異常気象を報道するのはまあ、当然としても、その、何と言うのか、つまりですね、

今年のこの異常気象を取り上げて、

 

 

 

地球規模のウンタラカンタラ

 

 

 

とか

 

 

 

十年後には、デイアフタートゥモロー見ないになるんじゃなかんべか

 

 

 

もっと未来はウォーターワールド?

 

 

 

それともマッドマックス?

 

 

 

なんて感じの報道が、まあ、その手の下世話な話題が大好きな、週刊誌を中心に盛り上がっている気がする。

うん、そりゃ、今年の起床は、ぶっちぎりでおかしかったさ。そりゃ否定しない。地球規模で、何だか知らないが、色々やばいこ事が、起りつつあるんじゃないのか?とも思う。地球温暖化とか、エルニーニョとか、海水面の上昇とか、各地で報告される異常気象なんか、ちょくちょくマスコミで、目にする。まあ、その、何と言うのか、このままだと、人類的には、長いスパンだが、地球的、宇宙的規模から見れば、短いスパンで、地球は、人類の住めなくなる星に、成りつつあるのかもしれない。

うん、でさ、今のこの異常気象は、愚かな人類への警鐘なのかもしれない。これ以上、地球環境を、省みずに、アレなことを続けていると、滅んじゃうぞ〜って言う、母なる地球の、言葉にならない、脅しなのかもしれない。

が、何と言うのかさ、その、私のようなひねくれ者にしてみると、こうチョクチョク、異常気象だの、人類への警鐘だのといわれると、逆にひねくれてしまう。

うん、だってさ、人類が、まだ文明と呼べるほどの物を持っていなかったときにだって、地球は寒冷化して、氷河期迎えたわけでしょ?もっと前、恐竜時代だって、砂漠化していた時代があったらしいって言うし、地球は、慣例化と、温暖化を、人類から見れば、物凄く長いスパンで繰り返しているって言うじゃない。で、そんな時、その変動期には、案外、今みたいな、各地で、異常気象が起っていかも知れないじゃないか?

なのに、何と言うのか、今回のこの異常気象だけが、全部人類が悪い、文明が悪い、産業が悪い、アレが悪いと言うのは如何な物か?

と思ってしまう。

そりゃ、現在文明は、色々問題があるさ。オゾン層を破壊し、大気を汚染し、森林を伐採し、河川、湖沼、海洋を汚染して、地球上のいろんなところを、生物が、満足に住めない場所にしてきてしまった。で、それに対する対策は、まだ緒についたばかりで、効果が現れるのはこれからであり、これから本当に効果が現れるのかどうかは、怪しい所と来ている。

が、だからと言って、ここ近年の、異常気象全てが、人類の責任とは限らないような気がする。

 

 

 

多摩川が汚れて生物が・・・・・・・・

 

 

 

と言うのなら、そりゃ人類の責任だろう。うん、人類が、後先考えず、沿岸を開発し、汚水を垂れ流して、そのまんまにしたが為に、こうなった。だから何とかしましょう。ならわかるんだけどさ、ここ近年の異常気象を取り上げて、さも、全部我等人類が悪いって言うのは、やっぱりやり過ぎで、言い過ぎなんじゃない?

うん、そりゃ、人類の汚染が、色々関係しているとは思うよ。が、何と言うのか、はっきりと紫檀が関係を示しているのは見たことが無いし、その、この地球規模の異常気象が、全部人類が悪いって言うのは、裏返ってみると、「人間様の力は、全地球規模に影響を与えるほどの力を持っているぜ!!」と言っているのと同じなのかもしれない?

 

 

 

そんなに力持っているの?我等人類って

 

 

 

そりゃ、目に見えないところで、我々の持つ文明とか言う物の力が、どんな影響を与えているかはわからない。案外、とんでもない影響を与えて、とんでもない結果を、未来の人類に与えるかもしれない。

が、だからと言って、異常気象を全て人類と文明と、アレが悪い。とかやるのは、やっぱりやり過ぎな気がする。