裏木戸通信22号

 

子供嫌い。

 

よくそういう奴がいる。子供が嫌い。うるさいから嫌い。騒ぐから嫌い。マナーが無いから・・・・

確かにうっとうしいガキはいる。所構わず騒ぎまわるガキがいるとうっとうしくなる。

しかし、それらは親のしつけが悪いだけである。そう、我が侭勝手で自分の事しか考えないバカな親どもが悪いだけである。嫌うならそういうバカな親、親としての能力にかける親に怒りを向けるべきである。

子供が嫌い。自分だって子供だった時があることを忘れているのだろうか?

子供を経て大人になるのである。子供を経ずに大人になる人間はいない。

そして子供の時は誰だって多かれ少なかれ周りに迷惑をかけるものだ。子供が嫌い。などとぬかす奴は、自分が子供の頃周りに迷惑をかけずに生きてきたのだろうか??

自分が子供だった時の事は棚に上げ、子供はうっとうしいから嫌い。これでは子供の教育もろくに出来ないバカ親どもと大差ないではないか。

まあ、子供が嫌いと言っている奴にろくな奴がいないのも事実だが・・・・・・・・

では子供が好きと言う人間は。

確かに子供は無邪気かもしれない。しかし、汚れを知らない。などとほざく奴はやはりどうかしている。

子供にも性格のいい子供もいれば、性格の悪いガキもいる。

子供は汚れを・・・・・、などというやつも自分の子供時代を忘れているのか?

子供にも意地の悪い奴、性格の悪い奴、性格のいい奴、乱暴な奴・・・・・・・、いろいろな子供がいる。

子供が純情に見えるのは、悪い事をしても、経験やら知恵やらで、まだまだ大人に及ばないからである。そう、子供は決して純真ではない。

子は親の鏡。子供たちはとりもなおさず大人たちの鏡である。だからそこに何らかの感情を移入したくなるのかもしれない。