裏木戸通信48号
続編:パート2
続編。
良くあります。
特に映画に顕著です。
うけると2を作る。
エイリアン2、ターミネーター2、ジョーズ2、ラストサマー2、etc、etc
2になるとダメダメになる作品も確かに多い。
1を超える作品はあまり無いが、1と並ぶ作品はそれなりにある。
で、日本に目を転じるとどうか。
虎さん、釣りバカ日誌、ゴジラ、ガメラ、続編が作られる映画はたいしたものは無いような気がする。
まあ、元々余り客が入らない日本映画で続編を作る意味が無いからかもしれない。
得てして、続編は二匹目のドジョウを狙って作られるものなのだから。
しかし、最近別のジャンルで続編が盛んである。
と言うより、一社だけ、やけに熱心に続編を量産しているのである。
集英社。
かつて、
努力、友情、勝利、
を旗印に、日本中の少年達を虜にし、週刊誌史上、最高の発行部数を記録した、あの少年ジャンプを出版している会社である。
確かに80年代のジャンプは凄かった(らしい)。人気作家を独占し、各メディアとのタイアップでその人気を不動の物にしていた。当時、少年漫画市場は、1強3弱という状態だったと言う。
確かにあの頃は、キャプテン翼、北斗の拳、キャッツアイ、魁男塾、リングに賭けろ、ブラックエンジェルス、ドクタースランプ、etc、etc、80年代の子供だった人間に聞けば、ジャンプの人気漫画の名前は10は簡単に浮かぶと思われる。
しかし90年代に入り、その人気にかげりが出始め、近年は少年マガジンに人気の面で抜かれていると言う話である。
そう、かつてのジャンプの人気は過去のものになってしまったのである。これも時代の流れと言うべきなのかもしれない。
しかし
最近、80年代の人気作の続編がやたらと出ているような気がするのである。
リングに賭けろ、筋肉マン、キャプテン翼、etc、
読みたい人もいるのかもしれない。しかし私は読みたいとは思わない。
だっていまさら、努力、友情、勝利、でも無いでしょ?
それとも「失われた栄光」を求めているとか?
だったら即止めなさい。そりゃ零落れた奴らほど、過去を見て、過去の栄光を追い求めるって言うけどね。過去の栄光ばっかを見ている人間は結局栄光を取り戻すことは出来ないわけでしょ。ジャンプや、自分の会社の雑誌に過去の栄光を取り戻したかったら、もっと前を見ようよ、かつての人気作の続編を作るなんて安直なことをするなよ、お願いだからさ。安直な続編つくりは止めようよ。そりゃ、サンデーも、他社の人気作をすぐ真似ると言う悪いところは有るけどさ、それをやらなかったから昔のジャンプは人気があったんでしょ。確かに、漫画化使い捨てとか色々批判もあるし、弊害も生まれたけどね。
人間もそうだけどさ、過去にグチグチ言って、過去にすがらず前を見ようぜ、そっちの方がたぶん面白いと思うからさ。後ろばっか見ていると俺みたいになっちまうわけだし・・・・・・・・
(ドラゴンボールは無しよ流石に)