裏木戸通信5 8号
選挙にまつわるエトセトラ
いよいよ明日開票。
(みんな投票行こうぜ)
今世紀最初の国政選挙。参議院選挙の投票が明日行われる。
今日まで、街のあちこちで、選挙のたびに毎度毎度毎度・・・・・・・・・・・・・
兎に角ウンザリするほど見られた光景が繰り広げられてきた。
ひたすら名前を連呼する宣伝カー。
兎に角五月蝿いっていったらありゃしない。
去年の同じころにも書いたが、
「○○○○を、よろしく、よろしくお願いいたします。」
と連呼する。
さらに参院選は比例代表も取り入れられている。
「比例代表は、○○党に・・・・・・・」
などとさらに鬱陶しさ倍増である。
後、NHKで放映されている政見放送。
あれで後ろの方に手話をする人がいますが、あれは何なんでしょう?
難聴者のため。
それは正確ではありません。
確かに難聴者のため、と言う所はあるでしょう。でも、難聴者で、手話が完全にわかる人の割合は案外少ないんですよ。(まあ、これも関係者に聞いた話ですから、正確ではないかも知れませんが)難聴者が、TV局、番組に望む事は、
字幕を付けてくれ、
と言う事だそうです。これは判ります。文字だったらほとんどの人が読めますから。
では何故、あの政見放送で、字幕を付けようとしないんでしょうか?何故、手話の人を立たせてやっているのでしょうか?
理由は簡単、視覚的にインパクトがあるからです。
字幕を入れるよりも、ああいう人たちを立たせて手話をさせたほうが、傍から見れば、「社会的弱者のことも考えている。」と見えるからです。
さらに候補者は、福祉の充実、や、高齢者医療の○○、社会的弱者をどうたらこうたら、etc、etc
兎に角、福祉福祉福祉福祉、充実充実充実充実
と、まるでお題目のように唱えますが、難聴者等のために、
「公共性の高い番組には、必ず字幕を入れさせる」
という人はいません。(海外では既にこれが法制化されている国も少なくありません)
もちろん文字放送は行われていますが、数も少ないですし、それに対応したTVが必要になります。
福祉の充実、とか言うならば、こういう事を考える人がいてもよさそうですが、そんな奴は一人もいません。
なのに、政見放送では手話の人を立たせる。
そんな面もなんとなく鼻につきます。
兎に角選挙活動は鬱陶しい。
いや、投票するのは当然ですし、それは国民の義務です。
でもね、あの鬱陶しい、選挙運動、それに関わる行為諸々で、選挙に興味を持たなくなった人は確実にいると思います。
まあ、でも、その鬱陶しさも今日限りであるが。
と言いたい所だが、明日にも鬱陶しさ倍増のイベントは用意されている。
選挙開票速報。
いや、やるのはいい。
だけどさ、民放全てでやる事ないじゃん。
そりゃ、小泉人気で、今回の選挙は注目されているけどさ。
だからってさ、何処の局でも、開票速報、開票速報はないんじゃないの。
どうせ、視聴率No1は、NHKになるのはやる前から判っているんだから。今回の選挙みたいに