裏木戸通信 79号

 

帰ってきたクリスマス

 

 

 

主催者電波Ver(以降裏)「ヤッホー!!元気かな?」

 

主催者通常Ver(以降表)「よお。」

 

裏    「どうした、元気がないじゃないか?クリスマスだって言うのに。」

表    「だってクリスマスじゃん。」

裏    「まあな、去年と言わず、何時まで経っても変わらないこの年のクリスマスには少々うんざりだが、何でそこまでダウなー系になるんだい?」

表    「だからさ、クリスマスだろ。恋人とハッピーと言う人間の影でだな・・・・・・」

 

裏    「ああ、ようするにロンリーな自分が惨めだと。」

 

表    「・・・・・・・・・・」

裏    「黙るなよ。ようするに煎じ詰めればそういうことだろ!!」

表    「・・・・・・・・・・」

 

 

裏    「良いじゃないか、そんな孤独な、ロンリーガイ達の為にコ○ミさんが素敵なクリスマスプレゼントを用意してくれたじゃねえか。」

 

 

 

表    「と○め○メ○リ○ル3か?」

 

 

 

 

裏    「そう、やっぱりコ○ミさんは違うね、全国数百万のロンリーガイが一番欲する物を、一番心憎い日に発売するんだから。」

 

 

 

表    「ああ、良くあんな傷口に塩を塗りこむような事ができるよな、あれ買った奴なんか、『今年の冬は、ロンリーなクリスマスなので、ゲームの世界に逃避行します』と喧伝するような物じゃないか。」

 

 

裏    「また、どうしてお前は万事をそうネガティブに取るんだろうね。あのゲームのお陰で、『クリスマスなんか、クリスマスなんか、クリスマスなんか・・・・・・・・・・』となって凶行に及ぶ危ないお兄さんたちが減るんだぞ。恋人のいる人は恋人と一緒にハッピーなクリスマス。いない人は、と○メ○3と一緒にハッピーなクリスマス、世の中みんなハッピーになれるんだ、まさにコ○ミ様様じゃないか。お前だってそれで救われるんだろ?」

 

 

表    「俺はやらねえよ」

 

 

 

裏    「また、無理をして。」

 

 

表    「してねえよ。」

 

 

裏    「じゃあ、どうやってクリスマスを過ごすんだよ、お前は?」

表    「特に何もしねえよ。大体クリスマス、クリスマスと馬鹿騒ぎするからおかしくなるんだ。ここは日本なんだからさ、毛唐の祭りで馬鹿騒ぎしねえでいいんだよ。大体クリスマスの精神は博愛と、寛容なんだぞ。日本みたいに、恋人といちゃいちゃ、でそれ以外はロンリーで惨めなクリスマスなんていうほうが間違っているんだよ。だから俺は、あえて、クリスマスの基本精神に立ち返り、一人で静かに聖夜を迎えるんだよ。」

 

 

 

 

裏    「また、そいういうネガティブで、暗いほうに物事を持ってゆく。間違っているのは、TIMEの今年の人に、某掲示板サイトからと思われる組織票で、あの、破廉恥馬鹿タレントが、1位に選ばれて、それをネットの民主主義の力とか、新しい物事のどうたらこうたらとかほざく自称評論家が言っていることだよ。」

 

 

 

 

 

表    「ああ、あれは確かに狂っているとしか言いようが無いよな。あんな愉快犯とも呼べない、日本人の低質さと言うのか馬鹿さを世界に振りまいただけなのにな。あんな恥ずかしい行為をするほうもどうかしている。」

 

 

 

 

裏    「だろ?あんな他国の文化を土足で踏み躙るような事をして、掲示板で開き直ったり、それを偉そうに評論する人間に比べればクリスマスで舞い上がる人間たちなんかはるかにましで、むしろ生産的なことをしているんだぞ。」

 

 

 

表    「どこが生産的なんだよ。」

 

 

 

 

 

裏    「考えても見ろよ。クリスマスの夜に二人きりで食事をする馬鹿カップル。その後することといえば当然あれだ。で、そこで、やるべき事をやるが、もう一つのやるべき事を忘れる馬鹿カップル。で、しばらくして発覚!!ロイヤルベイビーが生まれた年に仕込まれた新しい生命の誕生!!少子化の時代、こんなにめでたい事は無いじゃないか。当然、2人は祝福されて結婚。それだけで、いったいいくらの経済効果が生まれると思っているんだよ?」

 

 

 

表    「祝福されるかどうかは、わからないだろ?大体それが元で別れるかも知れないだろ。そしたら、生まれてくる新しい生命はあまり祝福されない可愛そうな生命としてこの世に生を受けることになるかもしれないんだぞ。」

 

 

裏    「いいじゃないか、それはそれで、お前と同じ不幸な人間が同時に3人も生まれるんだからさ!!」

 

 

 

 

 

表    「それもそうだな」

裏    「やっぱ病んでいるな、お前。」

表    「いいんだよ。ロンリーなクリスマスを迎えるんだから、このぐらい病んでいたって。」

裏    「・・・・・・・・で、実際の所どうなのよ?クリスマスは。」

 

 

表    「だから何度も聞くなよ。一人静かに聖夜を・・・・」

 

 

裏    「連邦VSジオンをやりながらすごすと。」

 

 

 

表    「・・・・・・・・・・・」

 

 

 

裏    「無理せずと○メ○3買ったらどうだ?」

 

 

 

 

表    「う、うるせえ!!自分で自分を追い込むそんなまねが出来るかって言うんだ!!」

 

 

 

裏    「逆切れかよ、おい!!いいじゃねえかよ、秋葉原とかなら同類がいて、あまり孤独感を味あわずに購入することが可能だぞ。」

 

 

 

表    「だから、俺はやらないって、あんなゲーム!!今から全国数百万の同士に言っておくがな、ときメモ3だけはやるなよ。孤独だからって!!自分で自分を追い込まず、今こそ立ち上がるときだ!!クリスマスなんかで舞い上がる馬鹿どもに天誅を与えるために・・・」

 

 

 

 

ガコ!!

 

 

 

裏    「あぶねえ、あぶねえ、危うく闇が現れるところだった。まあ、あれだな、クリスマスだからって特別身構えなければいいってことだ、恋人がいようがいまいが、特別に身構えるから、こいつのようになったり、街が妙に騒がしくなるんだからさ、まあ、今年は陰惨な事件も多かったから、クリスマスは少々静かに過ごすのもかっこいいと思うぞ、俺は。」

表    「・・・・・・・ううん、俺はいったい何を?」

裏    「よお、気分はどうだ。」

表    「悪くは無いよ。ではそろそろ最後なので締めますか。」

 

 

 

裏    「ああ、そうだな。全国の皆さん。良いクリスマスを!!」

 

 

 

 

表    「良いクリスマスを、特にカップルの方々!!!熱く激しい夜を!!あれを忘れるぐらい、クククククク。」

 

 

裏    「病みすぎだぞ、お前」

 

 

クリスマスの馬鹿