裏木戸通信 82号
ハラショ講談社
以前、オタク妄想ラブコメ漫画ラブヒナが終了したとき、いぜれ、マガジンで、オタク向け新しい連載がすぐに始まるだろうと予言した。
以前日記で、私は、危ない性癖を持つ大きなお兄さん向けの少女漫画として、CCさくらをあげた。
そう、講談社の、オタク向け変態妄想漫画は、「ああ女神様」、「らぶヒナ」、「CCさくら」であり、そのうち、「CCさくら」が終わったあと、矢継ぎ早で同じ作者、CLAMP先生により生み出された「ちょびっつ」が後釜に座り、いずれ「らぶヒナ」の後釜ができる。と思っていた。
しかし、甘かった!!
そう、甘かったのである。
相手は、オタクの財布を狙わせた企業努力をさせたら世界一の企業、講談社であることを忘れていた。
そう、実は「CCさくら」の後釜漫画はすでに同じ少女向け雑誌に連載されていたのだ。
すでにその漫画のコミックは三巻まで出ていると言う。
その漫画の存在を私は最近知った。
不覚だった!!!
そう、あまりにも情報に疎すぎた。
まさかあんな漫画が連載されていたとは・・・・・・・・・・・
その漫画の名前は
すでにご存知の方も多いだろう(多分)
で、今日、漫画喫茶で読んでみた。で、感想は
まいりました!!!
まいりました、講談社様。
まさかここまであからさまに狙ってくるとは・・・・・・・・・
ここでご存じない方のためにこの漫画のストーリーを説明しよう。
ストーリー
猫耳少女(12歳)を初めとする5人の幼女少女が地球を守るために、「お礼にたっぷりご奉仕するにゃん」をきめ台詞に戦う!!
そこ!!引かない、引かない、
本当にこういうストーリーなんだから。
いやはやなんとも、ここまであからさまに熱心に企業努力をやられると、まいりました以外言葉が出ない。
以下この漫画をぶった切って分析してゆこう。
この漫画が狙っているところ。
1・主人公が12歳!
まいりました(ふたたび)
ロリですか、いきなり。まあ、あの手の人たちは99%ロリですけれどもね。CCさくらも主人公が10歳と言うところで狙っていることが見え見えだったんですがね、この年齢設定完全に確信犯だともどうかと思いますよ。
2・主人公がネコ耳!!
まいりました(またまた)
これもまたすごい、CCさくらの主人公が魔法を使う、と言う部分がここにあたると思う。しかも今回は人外のものになる。狙っています、狙いすぎています。この手のキャラはすでに現実の女性はおろか、2次元の女性とすらまともに交われないオタクは、人外のロリ娘はぁはぁはぁと現実逃避しているの人気も高いと言う。そういう人たちの財布から一気に金銭を巻き上げようニーズに答えたと言うことなのでしょう、たぶん。
3・決め台詞が最高!!!
敵に向かって「たっぷりご奉仕するにゃん!!」
まいりました(しつこく)
激しく日本語の使い方間違っています、普通なら疑問に思う所ですが、これでいいのである。「御奉仕」と言うせりふだけで、危ない性癖を持つオタク君は、危ない妄想イマジネーションを膨らませてはぁはぁ勝手に解釈してくれるから。
いや、これ以外にもこの漫画は、MMRのごとく、切所満載である.
まず、なぜ主人公がネコ耳かというと、イリオモテヤマネコの遺伝子を注入されたから。
なぜこれでネコ耳になるかの説明は一切ない。
だが、なぜイリオモテヤマネコの遺伝子を注入したかの説明はある。
絶滅しそうな生物は、種を保存しようとする力が強い、で、それが、漫画内の悪役に有効だと言うのだが・・・・・・・・・・・・・・・
そうか?
いや、絶滅危惧種が今も状態になったのは、人間による環境破壊が主な一因なのは認めるけれどもさ、その生物その物に元々環境適応能力が低かったとか、主を保存する力が弱かったとか、元々、進化の上では、敗者だったとか、そういういろいろな原因があると思うんですよね。
大体さ、主を保存しようとする力が一番強いのはやっぱり人間でしょ!!
年がら年中発情しているし、いつでもどこでも子孫作成OKだし・・・・・・・・
でもなかったら、ゴキとか、カラスとか、ネズミとか・・・・・・・・・・・
大体いいのか、貴重極まりない、絶滅危惧種のDNAをそんなことに使って。
いいのである、オタクにとって大切なのは、ネコ耳だけなんだから。
さらに敵役の設定も負けず劣らずぶっ飛んでいる。
彼らは3億年前地球にいた、人類の古代種!!!
まいりました!!(たびたび)
古生代、石炭紀にすでに人類の古代主がいたとは・・・・・・・・
哺乳類が生まれたのだって三畳紀(2億4800万年前〜2億600万年前)だと言うのに、両生類が闊歩していた時代にすでに直立二足歩行の人類の古代種が・・・・・・・・・・
ちゃんとキバヤシさんに相談しました?編集の方。
超古代文明のスタンダードは、1万年前ですよ!!
それともキバヤシさんに相談したからこんなぶっ飛んだ設定になったんですか?
いや、大きなお兄さん向けの漫画だから、ネコ耳の少女が出てくればディテールなんかはどうでもいい笑って許してくれるからいいのかもしれないけれども、万が一、本来の読者層の少女がこれを呼んで、間違った知識を身につけてしまったら大変である。
とある家庭、弟と、地球の古代について語る姉弟
姉(10歳)「人間は3億年前に地球にいたんだよ.」
弟(8歳)「馬鹿で、姉ちゃん、3億年前って言ったら石炭紀で、哺乳類はまだ生まれていないんだから人間いるわけないじゃん!!」
姉「だって、この漫画に・・・・・」
弟「うわ、隣のキショイ兄ちゃんが読んでいる漫画姉ちゃん読んでいるの、こんなネコ耳少女が出てくる以外内容の無い漫画信じんなよな、ばーか、ばーか姉ちゃんのバーカ。」
少女の心に深い傷が残ることはいうまでも無い。
こういうかわいそうな少女を生み出す前に、訂正するか、掲載する雑誌を変えるべきである。
さらに、これにあやかった、アイドルグループもデビューしており、さらに春から、テレビアニメ化もされると言う。
完璧です、完璧すぎます、講談社様。
ここまであからさまに熱心にオタクの財布を狙ってくるとは。
この講談社の姿勢に対して、一部では批判も持ち上がっている。
だが批判することが間違っている。
だって企業なんだから、講談社は!!
この不況の時代、マーケティングを行い、少しでも売れる商品を、生み出すのは企業として当然のことである。この作品のおかげで、講談社の社員、その関係会社の社員の生活が安定するのである。
そう、講談社は金にいやらしい企業努力に熱心なだけである。
さらにこの作品は、メディアミックスまで行っている、他の分野だってこの作品のおかげで潤うかもしれないのだ。
非難するほうがどうかしている。いや、マジでほかの出版社はこの講談社のえげつなさ企業努力を見習うべきである。
特に小学館!!
お前らだよ。
いつまでも、他の雑誌でうけた漫画の二番煎じ漫画や大御所と言われる代わり映えのしない漫画しかかけない連中の漫画ばっかり連載していないで、この講談社のがめつさ企業努力を見習わんかい!!
以上、この漫画の馬鹿馬鹿しさ素晴らしさと、講談社のえげつなさ企業努力のいやらしさ素晴らしさを報告してきたが、最後に疑問が残る。
何で、少女漫画で連載したのか?
そう、別にオタク向け漫画雑誌、アフタヌーンでやってもいいし、マガジンでやったっていいような気がする。
だが、実は少女漫画でやると言うところにポイントがある。
アフタヌーンには、オタ向け妄想イカ臭漫画家の大御所、藤島先生がおられる、ここに連載したら食い合いをし、大御所のご機嫌を損ねてしまう、これは講談社にとって得策ではない。
では、マガジンは。
らぶヒナで越えてはいけない一線を越えてしまったのだから、こんな見え見えの馬鹿漫画を連載しても問題はないような気がする。
そう、マガジンでも問題はないが、それでは、少女漫画誌の売り上げが落ちてしまう。せっかくセーラームーン、CCさくらで売り上げが伸びたのに、である。これでは話にならない。
そう、講談社としては、少女漫画誌の売り上げも維持しなければならない、だからここで、こんなあからさまで見え見えの漫画を連載しているのである。
素晴らしい、ますます持って素晴らしいです、講談社!!
すべての漫画雑誌の売り上げを維持するために、オタクの財布を狙う安直さ堅実さ。まさに企業努力の見本です。
これからもセーラームーンでビルが建って以来企業の良心をなくした努力に熱心な講談社をぶった切って生きたいと分析していきたい思います。