Sクラスとは

SクラスとはJMRC中部東海シリーズにおけるジムカーナのクラス。
車輛の改造範囲がA車輛よりも狭く97年の規定+αとなっている。

2000年のS規定では1999年度から若干変更がありました。
 


JMRC中部ジムカーナS規定
(青字部は2000年度の変更項目です)
※銀色は1999年度の規定です。

1.基本的な考え方
ドライビングして楽しい、最低限度の改造をした、ローコストな車輛規定を設定することにより、ジムカーナ愛好家の定着人工の拡大を計る。

2.競技に出場する際のクラス区分
T:S規定に従った1600ccまでの2輪駆動および4輪駆動車
U:S規定に従った1600ccを越える2輪駆動
V:S規定に従った1600ccを越える4輪駆動

3.車輛の定義
運輸省令道路運送車両の保安基準に適合し、かつ、量産車の諸元が変更されていないもの。(下記規定に基づく改造はこの限りではない)また、下記に記載されていない事項については一切の変更および改造は許されない。

4.改造限度
@ショックアブソーバー、スプリング、スタビライザー
数、取り付け位置、作動原理を変更しなければ変更は許される。
最低地上高(90o)を遵守すること。
※ピロアッパーマウントの使用は許されない。

Aストラットタワーバー
取り付け、取り外し、変更は許される
B
サスペンションブッシュおよびマウント類
同じ材質のものへの変更は許される
Cブレーキパッド
ブレーキパッド、ブレーキシューの変更は許される
Dタイヤ&ホイール
スピードA車両規定の範囲まで許されるが、使用するタイヤの扁平率は50までとする。
ただし、当該車種の純正カタログに標記されているタイヤサイズと同一サイズであれば、扁平率50以外も使用が許可される。

※1999年度についてはA車両規定の範囲まで許される
2000年以降についてはSタイヤ禁止の予定・・・2000年度はSタイヤOKとのこと

ELSD
変更は許される。ただし、ケースの変更は許されない。
Fクラッチディスク&カバー
変更は許される。
Gシート&シートレール
ドライバー側のシートとシートレールの変更は許される。
H安全ベルト
安全ベルトを追加取り付けすることができる。
Iエアロパーツ
フロントスポイラー、リアスポイラー、サイドスカートの取り付け、取り外し、変更は許される。ただし標準バンパーの取り外しは認められない。
J消耗品
オイルエレメント、エアーエレメント、プラグ、プラグコード、サーモスタット、オイル、クーラントの変更は許される。
Kガソリン
通常の一般市販ガソリンとする。
Lバッテリー
変更は許されるが、軽量化は許されない。
※当初、取り付けられていた物と同サイズ、同容量とする。
Mロールバー
取り付けは許されるが、6点までとし、ピラー止め等は許されない。ただし、最小限の内装の削除は認められる。
Nエアコン
エアコンの無い車両についてはガソリンを満タン(半分以上)で走行のこと。(走行前の公式車検時)
エアコンは取り外さず、付けておくことがのぞましい。
※2000年からは取り外し不可の予定
エアコンを取り外した車両についてはガソリン満タン(半分以上)で走行のこと。エアコン設定の無い車両も同様とする。

O内装、アンダーコート、アンダーカーペット
取り外し、除去は認められない。
※すでに無い車両については、スペアータイヤを1本標準位置に搭載すること。
P乗車定員の変更
乗車定員の変更は認められない。
※すでに無い車両については、会場内においてシートの取り付けをし、走行すること。
Qステアリング&ステアリングボス
変更は許される。ただし直径350oまでとする。
Rボデー補強
許されない。ただし、最低限度の補修は許される。
Sその他
フットレスト、ニーレスト、ヒールプレート、ペダルカバー、シフトノブの変更、取り付けは許される。ただし、安全確実に装着すること。

追記:下記の改造は禁止です。
フライホイール、ゴムブッシュのピロ化、ラジエター、オイルクーラー、インタークーラー、オルタネーター、エアクリーナー(エレメントは除く)、マフラー、EXマニホールド、ファイナルギア、トランスミッション、制動装置(パッドは除く)、ボンネット、トランク、助手席の変更、乗車定員の変更、車体の軽量化