女性　27歳　：　しつこい夢？ 　　「アララ・歌い手」さんの夢　　

小さい頃に住んでいた家の夢を見るんです。そのシュチュエーションは色々で、例えば・・・

家中の鍵という鍵をせき立てられる様に

急いで全部閉めていく・・・お風呂場の窓や台所の窓の鍵まで・・・全部閉める・・・夢とか。

「あ、またこの家に住めているんだなぁ」・・・　なんてただ単に思う夢だったり、　

はたまた、トイレや風呂場など家中を　「あぁ、ここはこういう風になっていたんだっけねぇ〜」

なんて確認しながら歩き回る夢だったり・・・。ただ単に、家族と談笑しているだけだったり。

今の私が、再びその家を借りる事が決まった夢だったり・・・。まぁ、状況は色々なんですが。

因みに実際、その家には幼稚園〜小学校六年生の途中くらいまで住んでいました。

で、その後、別の土地に新しく家を建て引っ越ししたのです。

越した先の家には大学卒業する迄の約10年間住み

卒業後、また別の土地に引っ越し、　現在に至っています。

今の家に越す前、10年間住んだ家の夢を今度はみる様になるのだろうななんて

漠然と思っていたのですが、やっぱりしつこくも幼少時代に住んでいた家の夢を見続けているのです。

それにしても、　「う〜〜ん。どうしてあの家の夢ばかり見るんだろう」　って、不思議なんですよね・・・。
なんとなく、考えればその夢の意味が判る様な・・・　それでいて、誰かに「それは、こういう意味だよ！」と
ハッキリ言って貰いたいなぁ〜、という心境だった為、今回、投稿しています。
こうもしつこい夢は、　何かのメッセージを私に発信しているのではないか、と気になっちゃって・・・。 　

▼
▼
▼

Ｑ　１　　　　どうしてあの家の夢ばかりみるんだろう？　何かメッセージを発信しているのではないか？

子どもの頃に住んでいた家の夢は、あなたが気になっている母親のイメージを表しています。

何度も繰り返し見ているのは、現実の母親との関係を見直して一人立ちをする準備をしているものと思われます。

家の中での行動は、一般的にあなたの性格や生活全般に対する姿勢を表していることが・・・多いようです。

さて、家の中でどんなことをしているのか・・・拾い出してみましょう。

家中の鍵を急き立てられるように全部閉めていますね。お風呂場の窓とか台所の窓の鍵・・・です。

誰かが覗くのかもしれません・・・誰かが入ってくるのかもしれません。どうしようもなく気になっている。

鍵をかけるのは・・・覗かれないように・・・入って来れないようにするためですね。

しかも・・・急き立てられていますから・・・そうしないとならない・・・切羽詰まった状態ということです。

あなたが子どもの頃・・・あなたの気持ちに関係なく、無遠慮に入り込んでくる「存在」があったということ。

その遠慮しない存在は、あちこちから入り込んできます。どこからでも・・・いつも・・・侵入してくる。

それを防ぐためには・・・急いで・・・入って来れそうな所を閉める必要があったのでしょう。

いったい、誰が・・・あなたの「心」に侵入してくるのでしょうか？　

トイレや家中を「どうなっているのか」確認していますね。そして歩き回っている。

確認しているのは・・・こういうふうになっていたんだ・・・その頃はこうだったんだと振り返っているわけです。

今になって考えると・・・実際はこういう具合だったはず・・・そうに違いないと・・・だから確かめている。

そのときも・・・そんな感じはしていたけど・・・やっぱり・・・その通りだったんだという思いが巡っている。

歩き回っているのは・・・そう思いながらも・・・確信がもてないでいるということかもしれません。

家族と談笑しているだけ他、には何もない。話をしている夢を見るのはコミュニケーションに問題があったから。

ことさら夢で会話を意識しているのは・・・そこに「こだわり」があるからですね。

子どものときのコミュニケーションの問題は・・・ほとんどが母親が関わってくるもの・・・。

その部分は、問診で・・・直接・・・お尋ねしましょう。

部屋を借りるのは・・・一時的にそこに住むためですね。住む理由があるということです。

そこに住んでやり直しをすべきことがあるから・・・その当時の家に戻らなければならないということですね。

何をやり直さなければならないのでしょうか？　それが繰り返し夢を見る理由のようです。

それは、現実のあなたの「乗り越えなければならない状況」と類似しているはずです。それも問診します。

類似の状況が、現実場面ではどんなことを意味しているのか・・・それがメッセージのはずです。

まとめると、あなたの子どもの頃に・・・身近な人とのコミュニケーションに問題があって

あなたは自分の心を守るために必死だったようです。侵入してくるのは、たぶん「母親」でしょう。

部屋のあちこちを確かめていますから・・・自分の心がどのように傷ついているのかを見ているということです。

そして、ここにも、あそこにも、傷があることがわかる。そうか・・・こういう傷ができていたんだと思っている。

それらの傷ができたのは・・・この家に住んでいたから・・・つまり「母親の存在」があったからだと感じている。

その傷を癒すには・・・その当時・・・乗り越えることのできなかったことを・・・やり直すしかない。

もう一度・・・取り組まなければならない・・・それは、現実に直面していることと・・・どこか似ているはず。

現実場面において、あなたは何らかの障害や困難にぶつかっている。そのとき「心のもろさや弱さ」に気づく。

そうですね・・・あなたは母親と同じ「心のもろさや弱さ」を抱えていることを強く実感しているのでしょう？

それは・・・乗り越えなければならないと・・・この夢は伝えてきているようです。

繰り返し伝えていますから・・・それだけ・・・現実場面で・・・あなたは悩んでいるのかもしれません。

ｂｙ　エリカ     

▼
▼
▼

「しつこい夢」の意味をいっしょに解き明かしていきましょう。 いくつか質問をします。



＞急いで鍵を締めていますね。どうして閉めなければならないと思いますか？


　想像して、あなたなりの考えを教えて下さい。


＞まず、夢の中の雰囲気からお話すると、何か悪い人が家の中に入ってくるとか、そんな感じだと思います。


　恐怖、というよりも焦っている、といった感じです。

　私の想像としては、なんとなく・・・胎内回帰に近い様な感じがします・・・。


　その家は、2ＬＤＫのアパートで狭かったケド、でもその分、家族との密接度が濃かったし

　外が雷や大風の時でも母親が、雨戸を閉め、その雨戸の鍵も閉め

　その後に窓を閉め、その窓の鍵をしめ、カーテンを閉めると、なんだかスッゴク安心したんです。

　いや、むしろそういう状況をワクワク楽しんでいた気がします。

　「外は大荒れだけど、この家にいればもう大丈夫！」っていう感じで・・・。

　だから、何か安心感を求めている夢なのでは？　なんて漠然と思います。


　その後、引っ越した家は結構大きな家で、家の一階の一部で母親が喫茶店を始めた為、

　二階に作った家用のキッチンはほとんど使われない様な環境でした。

　で、そのほとんど使われないただっ広いキッチンとダイニングで


　私たち３姉妹は、いつも大体姉妹だけで過ごして居ました。


　食事も、母親が店で調理したものを二階に運んで子どもだけで食べる事が多かったです。

　理由は色々ですが、まず両親共ウチはタバコをのみ、私達姉妹はそれがとても嫌だった為

　どうしても、両親の居場所が喫茶店、子ども達が二階のリビングといった感じでした。


　妹は双子で仲が良く、いつも二人でテレビを見ていました。


　私は言葉には出来ない寂しさをいつも感じていました。


　リビングに居ても、妹の好きなテレビ番組しか観られないので、自分の部屋にこもってみたり・・・。


　母親も子どもを放任していたワケではないのですが


　それでも、仕事のストレスで私の話を上の空で聞いている事がしょっちゅうだったと思います。


　「いつも一人で淋しいなぁ〜」と、中学に入った頃、ハッキリ意識したのを覚えています。


＞小さい頃に住んでいた家の中にはいくつか部屋がありますね。


　夢の中では、どの部屋にいることが多いようですか？　

　その部屋にいるときは、どんな気分でいるようですか？


＞それが、お風呂場やトイレがよく出てくるんです。あとは、玄関とか・・・。


　その時の気分は・・・。う〜〜ん、なんか確認作業をしていて


　「あぁ、ここのノブはこういう形だったっけ」とか・・・。

　お風呂場が出てくる時は、大体浴槽内の窓の鍵を急いで閉めようとしている時が多いので焦っています。

　玄関の時は、ドアのスコープから外を見て・・・

　「なんか変な人がいる！？」って、チョット怖がっている感じでしょうか？


＞あなたは、部屋をあちこち見て回っていますね。


　そのとき、あなたの他に人がいるような感じはしましたか？　

　もし、したなら、どの部屋に誰がいたようでしたか？


＞背後に多分妹・・・かなぁ？？？背後、もしくは斜め横あたり・・・。

　でも、一生懸命家中の鍵を閉め回っている時は家の外に、得体の知れない男の人がいる感じです。

　その人が入ってこない様に、急いで閉め回っている感じ・・・。

　母親（若い頃の。髪型がそういう感じなので）が私の横にいる時もありますが・・・。

＞家族と話している夢もありますね。どの部屋で誰と話をしていましたか？


　どんな話をしていると思いますか？　想像して下さい。

＞居間で、なんだかんだ話している時がありますが、結構たわいもない話だった様な・・・。


　嫌な感じでも、はたまた愉快な感じでもなく、ごく普通の、日常会話・・・。


＞あなたは、いま一人暮らしですか？　それとも、誰かといっしょに家を離れて暮らしていますか？


＞両親と２人の妹、家族五人で住んでいます。


＞その当時の母親と、いまの母親を比べて下さい。　どんなところが好きですか？　それとも嫌いですか？


＞子どもの頃は、母親の言動の矛盾点なんて「あれ？」って思った所でハッキリと言葉で説明できませんよね。


　上手く説明できないのに、でも子ども心に納得できないからぐずっていると、


　「いい加減にしなさい！」なんて怒られたものです。


　今、それらの事を思い出しては反面教師にしよう！なんて思っちゃたり・・・。


　「おいおい！その対応は今、思い出すと酷いんじゃない？子どもの頃の私、可哀想じゃん！」

　な〜んて思っちゃう事も。きっと、長女の私に母親が依存し過ぎていたんだと思います。

　その当時は「あぁ、お母さん、可哀想！私が助けてあげなくちゃ！」なんて思っていましたが

　今、思うと「私だって、結構可哀想！自分の話を聞いて貰いたかったら人の話をじっくり、腰据えて聞けよ！」

　なんて、すっごく思っちゃいます。

　つまり、昔は「私の事をこんなに愛してくれているお母さん〜〜！」っていう様な感じだったのが

　「っていうか、もっとその両の眼でしっかり子どもを見てよ！」っていう感じに変化しましたね。


　ただ、最近になってようやく母親が弱すぎるんだ、という事に気がついたんです。


　昔は「お母さんは強いからね〜！こんな事じゃ負けないよ！」なんて子ども達によく言っていたので


　「そっか！お母さんは強いんだ！」なんて安心していたんです。


　それが、スッゴク弱くてもろい人だった事に気がついたんです。


＞最近、精神的に参っていることはないですか？　あるのなら、具体的にどんなことですか？


＞これといった悩みはないのですが、ただ、いつも精神状態が不安定の様な気がします。


　小さい頃から、夜泣きが激しく、成人した今でも、時々スッゴイ大きな声で寝言を言うそうです。

　それも夜泣きに近い様な寝言。怒っているのと泣いているのが混ざっている感じ・・・。らしいです。

　自分では覚えていない事が多いんです。時々、その自分の声で眼がさめる時があるけど・・・。


＞流行のファッションや小物を身につけるのは好きですか？


＞それ程でもありません。どちらかというと、

　　自分に似合うものだったら、例え流行ではなくても、満足する方です。


＞責任を任されて、きちんと仕上げなければならないのに

　何となくやらないでいることはありませんか？ 　あるのなら、どんなことですか？


＞特にないとは思うのですが。ただ、やりたい事が多すぎて、その理想と現実の間で、時々落ち込みます。


　ただ、それも「やらなければならない」って思いこんでいるのは自分だけだったり・・・。


　すこし着眼点を変えれば、それ程大切な事ではない様な気がします。


＞好きな人はいますか？　どんなところが好きなのですか？


　もし、お付き合いしているのなら、お付き合いが面倒だなと感じることが最近ありましたか？


　それは、どんなことですか？　


＞今は特にいません。最近、特定の人とつきあっていないのですが


　でも、男性との付き合いで面倒だと思う事はお金の支払いです。駆け引きがめんどくさい・・・。

　　　　＞では診断しますね。

▼
▼
▼

夢診断のポイントは、小さい頃の家の夢は、あなたと母親の関係を表しているということです。
部屋の中での行動は、現在のあなたの性格的な側面を表現しているものと思われます。解決されていません。

　窓の鍵をしめ、カーテンを閉めると、なんだかスッゴク安心したんです。

→安心するためには鍵をしめ、カーテンを閉めなければならなかった。

　自分が住んでいる家なのに・・・そうする必要があったということです。

　子どものときの家は・・・あなたの言うように・・・　母親の胎内ですから・・・

　そこにいても・・・安心できず・・・鍵をしめ・・・カーテンを閉めたわけです。

　母親は守ってくれなかったのですね。胎内にいたけれど・・・あなたは無防備だったのです。

　どうして、そのように・・・あなたは感じているのでしょうか？　母親の態度にわけがあるみたいですね。

　侵入してくる人は、男のイメージです。得体の知れない男。

→タバコを吸う。キッチンは使わないまま・・・そのままにしてある。仕事のストレスで上の空・・・。

　あなたたちの面倒はあまり見なかったみたい。それで・・・あなたは母親の代役を果たした・・・ということ。

　あなたの母親は・・・その当時・・・母親の役目をきちんと果たしていなかった・・・。

　その分・・・あなた達の様子を見に来ては・・・あれこれと叱ることが多かった。

　とくにあなたには厳しかったのでしょう。

　つまり母親ではなかった・・・得体の知れない男がのぞきにくる・・・入り込んでくるイメージかもしれません？

　そのたびに、あなたは「取り繕う」必要があったのでしょう。それが鍵を閉めるイメージ。

　ときどき母親らしさを見せてくれたこともあった・・・

　それが、あなたの横にいることもある若い母親のイメージです。

　最近になってようやく母親が弱すぎるんだ、という事に気がついたんです。


→子どものときの母親の見え方と現在の見え方が違っているということですね。

　本当の母親の姿がわかってきたのです。それは、裏を返すと、あなた自身の姿も見えてきたということです。

　母親が抱えていた「弱さやもろさ」は・・・自分にもあるのではないか・・・という思い。

　そういう自分に育てた母親に対する「怒り」の感情がある。その怒りは・・・もちろん自分にも向けられている。　

▼
▼
▼

　Ｑ　２　　　どう受け止めればいいの？　どうすればいいの？

あなたは、現在の自分の状況に不満があります。自分の力だけではどうにもならない「無力感」を感じています。

うまくいかないことや思うようにならない現実に・・・こんなはずではなかったという気持ちが強くなっている。

辛い現状にくじけてしまいそうになると、不満を誰かに向ける。つまり母親に向けたくなるときがあるのでしょう。

やりたいことはたくさんあるけれど・・・ちょっと始めると・・・他のことが気になってしまう。

いまやっておかなければならないことがあるのに・・・ひとつのことに集中できないという・・・悩み。

それは・・・ちょうど・・・急き立てられて、あちこちの窓を閉めなければならない状況と似ていませんか？

それほど・・・大切ではないことなのに・・・それをしなければならないと感じている。

考えていることは・・・それなりにはっきりとして・・・目標もあるのだけれど・・・・

実際には具体的な進展がない。あのときは、そんな目標でがんばっていたんだった・・・振り返っている。

目の前には目標ばかりが並んでいて・・・それらが・・・未完了のままで残されていることに気づく。

やり遂げたことがあっても・・・それが次のステップに生かされないという「行き詰まり」の感覚がある。

その「何ともいえない気分」に対して、あなたは「怒り」を感じたり・・・「無力感」を感じたりする。

そういうときに・・・そもそもの原因はどこにあったのだろうと・・・探し回る。

「怒り」と「無力感」が・・・あなたを覆い尽くしていたときの「記憶」にたどり着く・・・それが子どものとき。

あなたは「お姉さん」として、母親の役割を果たさなければならなかった・・・。

それが出来ないときは・・・責められているのではないかと・・・強く感じていた。

でも・・・それはあなたの責任でないはず。

母親が・・・勝手にあなたに任せて・・・押しつけたもの。押しつけられたもの。そして・・・叱られた。

そこに・・・あなたの「怒り」がある。

それを母親に訴えられないまま耐えていた「無力感」がある。そこにある。

「怒り」と「無力感」を感じるたびに・・・その原因をあなたは・・・子ども時代に無意識に求めている。

それが・・・繰り返し・・・「小さい頃に住んでいた家」の夢を・・・しつこく・・・見ている理由です。

あなたは・・・母親と同じ「弱さともろさ」を引き継いでいるのかもしれません。

かつては母親があなたにぶつけていたものを・・・

今度は、あなたが母親に振り向けているといっていいでしょう。

母親がしていたことを・・・いまになって・・・あなたが繰り返そうとしているということです。

それでは・・・あなた自身も苦しいだけではありませんか？　

解決できそうな雰囲気があります。なぜなら、その家を借りることが決まった夢を見ているのですから・・・。

あなたが借りるのですから・・・あなたなりの使い方ができるはずです。

そして・・・そうしようと思っている。

金銭面の援助を受けて家族と暮らしているようですが・・・そろそろ離れて生活するときかもしれません。

チャンスはあったと思うのですが・・・離れて暮らすことの不自由さがあって・・・面倒に思えるのでしょう。

離れたいのに・・・離れられない・・・思っていることと・・・していることに矛盾があるのかもしれません。

ｂｙ　ふむふむ