３２歳　晴海の夢日記　１　　遺書の読み上げ

両親の部屋のカーペットの上で寝ている。
枕も何もなしに仰向けになって、寝転がっている。電話が鳴ったので起きあがる。
電話は遠くて混線していてなかなか聞き取れない。
とてももどかしい。目もよく見えないような気がする。


聞き取りづらい電話の内容は
高校時代の女友だちの遺書を読み上げたいのだという。
でも、誰の遺書なのか分からない？　肝心な部分がよく聞こえない…。


私の部屋にかけてもらおうと電話番号を伝えている最中に切れかかる。
回線が不安定。二度とつながらなかった。

高校時代の友人が ２階にあがって来る気配がする。
何しにきたのか分からない、その好きでもない女友だち。
私は電話を待っているような気がしている。

ノックの音に仕方 なく、私は階段を降りる。
階段を下りる途中、玄関の上のガラス窓から外が見えた。
向かいの家が見える。引っ越してきたばかりの新婚の玄関。

ガラスが割れてい る。何となく夫婦喧嘩のあとのように思われた。