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【脳環境の変化】 覚醒・レム・ノンレムの態様
※レム睡眠(REM Sleep) レム睡眠中、DMNの活動は増加します。この時期は夢を見ることが多く、脳が内省や自己参照的思考 を活発に行っています。 レム睡眠中のDMNの活動は、創造的思考や問題解決に寄与すると考えられています。 特に、内側前頭前皮質(mPFC)と楔前部(Precuneus)の活動が顕著です。(03の図を参照) ※ノンレム睡眠(NONREM Sleep) 睡眠中はノンレム睡眠の後にレム睡眠が現れるサイクルを繰り返しており、ヒトの場合、睡眠の7−8割がノンレム睡眠である ノンレム睡眠中は、DMNの活動が低下し、脳の休息と回復が主な役割となる。エピソード記憶の統合や情報の処理が行われます。 特に、深いノンレム睡眠中は、脳全体の神経活動が抑制され、デフォルトモードネットワークも低活動状態になります。 睡眠中の大脳皮質の活動が、以前に取得した記憶を基にして直接には学習していない推論知識を導き出 すために必須であること、 ノンレム睡眠が散在している記憶を整理し、レム睡眠が整理された記憶から推論知識を計算していることが明らかになった。 ※DMN→デフォルトモードネットワークは前頭前野、偏桃体、帯状回などをつなぐ神経ネットワーク。「さまよい思考」をする。 ※MCH神経とは食欲調整にかかわり、食欲を増進する神経でもある。 ※レ ム睡眠時活動型、覚 醒時活動型、レム・覚醒活動型の「3種類」のMCH神 経がある。 ※レム睡眠時型MCH神経は海馬に密に投射し、海馬依存的な記憶の忘却 にはたらく。 MCH 神経を活性化したところ,記憶の「獲得」や「想起(思い出し)」は低下しない。 記憶を「保持」している期間にMCH神経を活性化させると記憶が低下する。 ※クラスター:複数の神経細胞が同じタイミングで活動(共活動)す ること。 何らかの経験や学習をした時に共活動する神経細胞集団が、その情報を符号化し記憶として脳に蓄えて いると考えられている。 神経細胞の共活動(同時発火)は新規情報(記憶の再構成)を創り出す という新たな役割を持つことも明らかになっている。 前頭葉でシナプスの結びつきが強くなると眠リが始まり、眠るとシナプスの結びつきが弱くなることがわかっている。 昼の脳活動でシナプスの結びつきが進行する。それが極大に達すると夜の脳で一 度解きほぐして、結びなおすという作業をする。 ![]() |
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