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12/18の夢 私は彫刻家の師匠に弟子入りしています。 師匠は白髪で長い髭の生えた老人です。身体は痩せている方だと思います。 私達は今、「消しゴム版画」を彫っています。これは現実世界でもやった事があります。 葉書大の消しゴムに彫刻等で版画を彫るのです。 力が要らず、木目を気にする事もないので、小さなお子さんでもお年寄りでも簡単に楽しめます。 師匠が作業の手を休め、私の方を向いて『彫刻はね、耳が良くないと彫れないんだ』と言いました。 『耳・・・ですか?』私は聞き返しました。 『そう、その耳だけでなく、ここも、ここも、ここも』と、師匠は自分の頭部の色々な場所を指差しました。 『骨格・・・ですか?』 『そう。』 私は「振動を(骨で)感じなさい」という意味の事を言われたのだと受け取っていました。 師匠との会話の意味が気になってます。何か教訓
的な意味が隠されているんでしょうか? ▼ Q 1 会話の意味が気になってます。何か教訓的な意味が隠されているんでしょうか?
師匠ということなら・・・はっきりとした役割をもっている人ということになりますね。 弟子入りをしているのですから・・・あなたが自分の意志で始めた具体的な何かに関連すること。 そして・・・そのことによって・・・何かしら得られるものがあるのかもしれないという思いもありそう。
具体的に何に取り組んでいるのかはわかりませんが・・・ あなたは・・・簡単なことのように感じて始めたのかもしれませんね。 「消しゴム版画」がイメージされたのは・・・そういうわけ。
でも・・・実際はそれなりに大変だったということなのでしょう。 簡単だと感じていた「消しゴム版画」にも・・・こつがあるみたい。 「耳がよくない」と・・・うまく彫れないらしい。メッセージ性の強い「会話」の部分ですね。 現実において・・・どういうわけか・・・あなたの心に響いた「ことば」ということになるのかもしれません。
単に・・・耳がいいなら大丈夫と思っていた「あなた」のようでしたが・・・ それは表面的なとらえかたに過ぎなかったということなのでしょう。 「骨格を使って・・・振動で聞く」というのですから・・・もう少し奥深いことなのかも? そのことに気づき始め・・・あらためて・・・自分自身に問い直している夢のようです。
あなたが始めたことで・・・新しい自分に変われるのではないかという「期待」があるから・・・ 何かを教え伝えてくれる存在としての「師匠」を登場させたということのようです。 自分自身の気持ちを確かめるために・・・夢で反復しているということになりますね。
振動を吸収する「ゴム」と・・・振動を伝える「骨格」の対比には・・・ あなたの中で対立する「2つの感情」があるということを意味しているのかもしれません。 伝わりそうで・・・伝わらないもの。それって・・・あなたにとって・・・どんな現実を指しているのでしょうか? by エリカ
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こんにちは。うららです。ここから担当します。
@彫刻家に弟子入りしているのに・・・ >夢の中に登場した私は何も気になっていなかったようです。 Aいまのあなたにとって・・・何かを学ぶ必要があるとしたら・・・ >「挑戦」という事では、今現在、二輪の免許を取りに通ってるんですが、 Bあなたが現実世界でやったことのある「消しゴム版画」は・・・ >今年の年賀状を作るのにやりました。 C自分の能力を十分に発揮できないことに不満を感じたことがありましたか? >私の心癖かもしれません。 D言われたままのことをきちんとしているのに・・・ >二輪の教習で、「教本を読め」と何度か言われた事はあります。 Eこの夢全体から感じる気持ちは・・・何ですか? >全体から感じるのは F周囲の噂話や伝わってくる情報の中で・・・気になることがありましたか? >気になることですか?なんでしょう。 G特定の話題について・・・自分の意見を第一に考えて・・・ >最近では、バイクの事に関しては絶対にひきません。 H最近になって・・・誤解していていることに気づいたことがありましたか? >誤解と言えるのかどうか分かりませんが、 Iいま現在・・・いちばん聞きたいこと・・・知りたいことは何ですか? >「どうしたらバイクに上手く乗れるようになるのか」、 >では、診断しますね。 ▼
夢診断のポイントは、師匠は教習所の先生だということ。誉めてもらいたい「あなた」なのですが・・・うまくいかないみたい。
→「消しゴム版画」が夢に登場したのは・・・意外な思いつきが好評を得られたから。 あなたにとって・・・バイクの免許をとるということは・・・周囲にアピールする何かを得たいからかも? でも・・・現実はレベルの低い段階でまごまごしていて・・・情けなく感じているということ。
→バイクのエンジンの音は・・・もちろん・・・耳で聴けばいいのですが・・・それだけではダメで・・・ 身体に伝わってくる「振動」で・・・ギアの入れ替えやアクセルの具合いを調整するということのよう。 初めて体験したことで・・・本質的なことを指摘されて・・・どぎまぎしたことが夢で表現されたのかも? by うらら
▼ Q 2 どう受け止めればいいの? どうすればいいの?
夢においては・・・現実でうまくいかなかったことを・・・ 自分なりに振り返り・・・どうすればよかったのかと思いを巡らすことがあります。
精神的な打撃を・・・少しでも和らげようと別なものを取り上げて・・・バランスをとろうとします。 この場合は・・・「バイクの教習」と「消しゴム版画」の組み合わせで・・・折り合いをつけているのですね。
バイクの教習も消しゴム版画も・・・あなたの意志で始めたという点では同じですが・・・結果は正反対。 消しゴム版画では手元を見て彫りすすめればよかったのですが・・・ バイクでは・・・手元を見るのではなく・・・顔を上げるように注意されますね。 一方ではうまくいったのに・・・他方ではうまくいかなかったということを比べています。
消しゴム版画では・・・あなたの思いつきが好評だったのに・・・ バイクの免許をとることには・・・周囲はこころよく思っていないみたい。とくに・・・母親がそう。 消しゴム版画は簡単に感じたのですが・・・バイクは思いのほか大変そう。 結果の異なる2つを並べたのは・・・バイクだって・・・そのうち何とかなりそうだと感じたいから。
現実にうまく対応するために・・・必死に取り組んでいる「あなた」の心が作り出した夢だということ。 聞き返していながら・・・納得して意味を受け止めているのは・・・まだ自分に自信がないから。 そんなあなたに・・・自分の意志を貫き通すことが大事だと・・・夢は言いたいのかもしれません。 by ふむふむ
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▼ ▼ うらら様 お世話になっております。ホトトギスです。 診断、ありがとうございました。 二輪の教習で教わった事を、夢の中で自分なりに復習してたんですね。 夢にまで見るなんて、私は自分で認識している以上にバイクに夢中なのかもしれないです。 少し、驚きでした。 で、一つお尋ねしたい事があるんです。 >聞き返していながら・・・納得して意味を受け止めているのは・・・まだ自分に自信がないから。 >そんなあなたに・・・自分の意志を貫き通すことが大事だと・・・夢は言いたいのかもしれません。 上の箇所です。 私が師匠に言われた事を聞き返しているのは、 「この意味で受け取って大丈夫なのですか?」と師匠に確認しているわけなんですが、 そこに「私の自信のなさ」が表現されているんですか? 振り返ってみれば、私はこういう会話をよくしているので、少しドキッとしたのですが。 これは「自分の考えに、他人の保証を求めている」=「自信がない」という事になるんでしょうか。 そして、そんな私に「意志を貫きなさい」「自分に自信を持ちなさい」と夢が元気付けてくれているのですか? -------------------------------------------------------------------------------------- 夢における会話の相手は、ほとんどの場合、自分自身なのですね。 昨日と今日をつないで、あなた自身を維持しているのが記憶。
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▼ ▼ 【Reflection】 夢見者の反応にドキリとしました。称賛すべき反応。 ポイントを突いた指摘だったと夢見者が気づいてくれたからです。 自己分析が深い部分にまで行き渡りつつあるようです。 言葉には意味がありますが、 大抵の場合、音のみが脳に反響するだけで じっくりと味わうことができないのが普通なのです。 意味・・・「含み、隠されている内容や価値」 意味に気がつかず、素通りをする方が多いのに 夢見者は「意味」の部分で、反応してくれたということです。 【夢の生成過程】 新奇な体験が「二輪の免許の取得」、共鳴した「つながりの弱い」記憶が「消しゴム版画」 「振動を骨で感じなさい」という彫刻家の師匠の指摘は、教習所での「エンジンの音を聞け」につながる。 @「つながりの弱い」記憶を夢でなぞりながら、 新奇な体験である「エンジンの音」へ 、ニューロンの触手は伸びていく。 ※記憶の再構成を方向性は「つながりの弱い」記憶→新奇な体験の記憶 A「共鳴」する新奇な体験の記憶をあてはめる。 Bふたつの「記憶」をつなぐのが夢見者の「現実認識の枠組み」である。 C「枠組み」にそって夢が再生される。 ※「彫刻の師匠」についての認識 → 師匠の言うことには…・間違いはないだろうということ。 【夢の効果】 この新奇な体験は、そもそも「母親」の呪縛から、「逃れる」行動。 そこには「基本感情」がある。どう処理しているか。 @「うまくやれているか、そうでないのか」に対する反応。 A新奇な体験では、うまくやれていない感じがする。 B感情的な負荷がかかります。 C「逃れる」という行動が、うまくいかないのではという「不安」の発生。 Dここで、生存本能が発揮されます。 Eうまくやれるはずという「過去」の記憶の再現を試みる。 F何かしら、アイデアや方法があるかもしれないとリハーサルをする。 G「骨で聞く」というアドバイスを得る。 H「師匠のアドバイスを得て、解決する」という夢見者のスキーマ I「生きにくさ」がHにあることが自覚でき、解決へつながる。 ※スキーマとは、過去の経験・記憶によって構造化された概念のこと=現実認識の枠組み |
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