tamay.gif  女性 30歳   鍵がない 車がない夢  chibiz.gif

【有料診断の実例 : 一連の夢の診断とカウンセリングのやりとり  ここでは5日と7日の夢に焦点をあてている

■5日の夢

車でどこかに出かけた。

おばあちゃんちだと思っていたけれど、実際はおばあちゃんちというよりは実家のようだった。

車を駐車場に停めて家の中に入ったところで、一緒にいたおばあちゃんが
車の中に鍵を忘れたというので探しに車に戻った。

すると、知らない男2人が車にいたずらをしていた。
怖かったけれど、うまくかわしながら、
私は車に乗り込み、車の鍵をしめて、車を運転して男たちを襲い、追い払った

それからもう一度車を駐車場に停めると、駐車料金780円を請求された。
30分260円で1時間半分だと計算してみて、そんなに時間が経ったのかと思った。

その後、家に戻って、なぜか習い事で一緒だったメンバーとお茶をして楽しく会話をして過ごしていた。

ふと窓の外を見ると、さっきの男たちが私を探している。
2人だったのが3人になっていた。ピストルを持っているようだった。

私は警察に電話したが、一度目は犯人の携帯でかけてつながらず、二度目は家の電話でかけてつながった。
私の電話のコードレスフォンで警察に連絡を取りながら、私は家の外に出た。

家の周りは商店街のような繁華街で、その中をコードレスフォンで電話しながら逃げた。

見つかりそうになってすごくドキドキした。家に戻ろうとするところで目が覚めた

          ■7日の夢

          弟が怪我をしたのか、病気だったか、とにかく、遠隔地から実家に帰るのに、
          弟は救急車で、私はその救急車を自分の車で追いかけるつもりでいました。

          でも、車を移動したり、荷物を積み込んだりしているうちに
          いざ出発しようとしたら車が見当たらないのです。
          救急車は先に出て行ってしまいました。

          車を探す間に、場面が歯医者になって歯の治療をしたり、
          ケーブルカーの屋根の上を渡る羽目になってひやひやしたり、

          いつのまにか留学していた頃のホストマザーの家にいて
          彼女のピアスを落としてしまい、拾うのに手間取ったりしました。

          駐車場で車を探し歩いていると、私の恋人という人(実際は知らない人)が、
          私のかばんの内ポケットに砂をたくさん詰め込んでいるところに出くわしたので、
          怒って砂をかき出すと、内ポケットには印鑑がたくさん入っていました。
           

          また、サルに襲われたりもしました。 

          廊下では、図書館で予約していたという本をどっさりと渡されました。 

          また、同じ廊下で、私の息子が出てきて、
          義母に買ってもらったというコートを着ていて嬉しそうでした。
          義姉がいて、コートはデパートで買ったと言っていました。





          今の仕事は気楽で、子育てとの両立が しやすく、大変恵まれていると思っていますが、 物足りないことは確かです。
          今はこれでいいんだ、と思っています が、時々どうしようもなく、焦燥感に駆ら れることがあります。


          5日の夢は、また焦燥感に駆られ始め てしまった時に見た夢です。7日の夢は少し落ち着いていたように 思います。
          ずっと人の期待に応える人生を送って きたように思っていましたがそれは自分で選んだからそうだったの ですが、

          子どもが生まれたのをきっかけにそれ を見直し、やっと自分で自分の人生に責任を持っ て
          生きていくという気持ちになれたの が、昨年末に前の仕事を辞めた時でした。


          仕事を辞めて、やりたかったことをい ろいろとやり、やりたくなかったことを自分の中に発 見しました。

          やってきたことで、本当はやりたくな かったのかな・・・と思うことにもいくつか気付きまし た。

          今、新しい生活に慣れてきて、小さな やりたいことは日々あり、
          自分の気持ちに正直に生きられるよう になってきたことは嬉しいことですが、
          もっと情熱を傾け られるものが欲しい、思いを分かち合える仲間が欲しいとい う気持ちはあります。

          でも、それが何か分かりません。時間もお金も足りないような気がしま す。
          反面、やりたくないことはたくさんあ るのも、なんだかなぁと思ってしまいます。

          自分は怠惰だなぁと思ってしまいま す。

          最近、実家、特に母とは心理的に距離を置こうと心がけている のですが、
          完全に境界を引いてしまうのは怖く て、寂しくて、悲しいと思っています。

          大好きだったのに、今は、本当にこの人が私を産んだ人な のかなと思ってしまったり、
          二人きりになると何を話していいかわ からなくなってしまうのも悲しい。

          自然に暖かい関係を作るにはどうした らいいかと考えているので、実家に行こうとする夢を見たのでしょ うか・・・。

          また、前の仕事を辞める前は、夢に子 どもは出てきませんでしたが、今回の夢では出てきてくれました。

          喜んでいいでしょうか?




          実家に向かう状況にあるのは、自分自身を取り戻そうとする気持ちや・・・

          あなた自身の過去を振り返って思うべきことがあることを意味します。

           

          そのような心境にあるとき、「鍵を忘れた、鍵をなくした」という事情の 発生は・・・

          問題を解決する糸口が見つからず不安や焦りを感じているということなのでしょう。

           

           

          車にいたずらされたり、駐車料金が気になったり、車がどこにあるのかわ からなくなったりしてますから・・・

          あなたの生きる力や自分自身をコントロールする能力に外部からの干渉や 阻害があって・・・

          思うように自分自身を発 揮できないでいるか・・・適切に評価されていないという現実があるのかもしれません。

           

           

          「駐車場で車を探している」のは自分の居場所が確保されていないというイメージ。

          「かばん」はその中に入れるべきものを自分で決めるのですから、あなた らしさの表現であり、

          大げさに言えばアイデンティティ。「自分は何者であるか」といった認識につながるアイテム。

          とくに内ポケットは・・・より深層な部分、触れて欲しくない微妙な領 域、隠している何かが現れるところ。

           

          さて、駐車場とかばんの内ポケット、両方のイメージがクロスする部分で 生じる感情が・・・「怒り」でしたね。

          自分自身を見つめるにあたり、そこからスタートする必要性があるという ことを夢は伝えたいのかもしれません。

           

          怒りという感情は、あなたへの干渉に対する反撃のエネルギーであり、最初の夢では車 がその役割を果たします。

          ところが、次の夢では車はいつの間にか消失し・・・そのかわりにかばん が登場します。ここにメッセージがありそう。

           

          つまり、自分らしく生きるための「居場所」の確保がままならなかったと いうこと・・・

          そもそも、自分が何者であればいいのかという微妙な部分に「砂を入れ る」という干渉があったということ。

          何とかしなくてはならないと感じていたのでしょうが、ままならないから 「怒り」が発生しているのであり・・・

          砂を入れていた恋人という設定の人物に、「怒り」を向けるべきだと夢 は伝えているのです。それって、誰?

           

           

          ところで、何かしら、経済的な気がかりが紛れ込んでいる・・・という印 象もあります。

          最初の夢の駐車料金に対する戸惑い、次の夢の内ポケットから出てきたた くさんの「印鑑」など・・・

          自分の立ち位置に関する不安材料として、「居場所の確保」から連想され たもののように思われます。

           

          整理してみると、自分を取り戻すために、何かしらしなくてはならないと 感じることがあるのでしょうが・・・

          当面は実行できそうにない状況にあることや、居場所のなさ、経済的な部 分での不安から形作られた夢のようです

            



          ■5日の夢について

          心の中で、かすかに「揺れ動いている」感情を・・・夢はドラマチックに増幅させます。

          そうだっかかもしれない過去の起点に戻り、そうでなかったかもしれない現実との間を行ったり来たりします。

           

          車や電話は・・・何かをしようとする心の動きを表現します。

          別のところへ移動したり、別の誰かに何かを伝えようとしたりするもの。

          その「何かをしようとする動き」が果たして十分に機能しているのか?

          あなたの夢は、その部分に焦点を合わせようとしているのかもしれません。

           

          おばあちゃんが忘れた「鍵」をあなたは取りに戻ります。

          戻ることによって生じたことが・・・車がいたずらされるという展開。

          夢の論理は記憶の連想から生じますから、実際の状況は逆をたどります。

          つまり、車が男たちにいたずらされるのは・・・「鍵」を忘れているからということ。

           

          車が象徴するのはあなたの行動力ですから、

          それが「いたずら」という外部の力によって危機に瀕しているのは・・・

          思うようにならなかった「過去」の出来事へと連想が進んでいることを意味します。

           

          それって、どんな「過去」なのでしょう?

           

          家に戻ると、どういうわけか、かつてのメンバーがいましたね。

          そこに行きたかったのに、一緒に行けなかったという「思い」が残っているのかも?

          でも、あなたは「諦めた」のですから、それなりのつじつま合わせが必要になります。

          そうは思っていたけど、そうではなかったという理由付けのようなものが夢に入り込みます。

          「諦めたけど諦めたくなかった」という思い残し、あるいは・・・

          「諦めたけど、それでよかったのかもしれない」という現状認識を夢に継ぎ足していくのかもしれません。

           

          その一つ目が駐車料金。

          駐車場は、自分の居場所を確保するためのスペースですから、

          あなたの夢である仕事(=あなたの居場所)に就くために・・・必要な経費を支出したことに対する思い。

          思いのほか高くついたのか、それともそれだけ夢に時間を費やしたのかと・・・そこで揺れている。

           

          「諦める」という決断は・・・男性的な心の側面がつくりだすもの。

          その男たちが2人から3人へと増えて・・・あなたへ襲いかかります。

          「諦めたのだから、諦めるのが当然。いまさら、再び鍵を取りに戻ろうとするな」ということなのでしょう。

           

          あなたの心のどこかでは、ふりこのように揺り戻しが始まっているのですね。

          だから、その犯人である「男たち」をどうにかしたいのです。

          犯人のひとりは、たぶんご主人でしょう。なぜなら、犯人の携帯を使ってますから。

          あなたの夢を後押ししてくれたご主人でしたが、

          諦めた現実においては、ふたたび「鍵」を取りに戻るにはそれなりの抵抗があるはず。

          コードレスフォンをもって、駆け回るのも「家庭」という枠から逃れられない現実があるから。

          そういう理由付けで、仕方なく「諦めているのだ」と妙に納得したがっているのかもしれません。

           

          でも、おばあちゃんは・・・あなたに「鍵を忘れているよ」といっているのです。

          鍵を手に入れれば、ドアを開くことができるのですから・・・

          車に置き忘れているのは、閉めたままになっているよというメッセージ。

          そのことに、夢は気づかせたいのかもしれません。あの「思い」はどうしたのって?

          本当は、どうだったのって? そのことを振り返り、なんらかの決着をつけたがっている夢のようです。

          余計なことですが・・・

          最近のあなたは・・・どうなのでしょう? 生きるという「機能」が充実していますか?

          かつての夢の仕事は封印したままで、それっきりにしたのでしょうか。

          仕事に就くのは諦めたとしても、現実生活で楽しむことはできるはず。その部分はどうなっているのでしょう?

           

          男たちに車をいたずらされるという展開を夢に持ち込んでいるのは、

          「いまのあなた」の行動が制限されているからではなく、自分で制限をつけようとしているからかもしれません。

          「過去のあなた」は決して消えてしまったのでなく、いまでも記憶として生き続けようとしているのです。

          そんな彼女に目を向けてやってもいいのではありませんか? それが「忘れ物=鍵」なのかもしれません。

           




          お返事、ありがとうございました。

          駐車料金とコードレスフォンの解釈にはなるほどと思いました。

          夢を諦めたことに対して、今はもう何も感じないようになっていました。

          でも、かつての仲間に会うと、焦がれるような気持ちになります。

          (夢ではそんな気持ちにはなりませんでしたが)

           

          その夢の代わりになるものはまだ見つかっていません。

          毎日を自分のペースでゆっくりでいいから、楽しい方向に・・・、

          いつか何か夢中になれることが見つかるといいなと思っていましたが、

          自分の殻に閉じこもったり、型にはまったりするのが得意な私なので、

          ついつい馴染みの方法に頼っていたのでしょうね。

          自分では、なるべく自由な心で、いろいろなことをやってみようと思っていたんだけど、

          「できる範囲で」っていうのがこんな夢を見させたのかな、とちょっと自分に残念な気持ちになりました。

          また、何か印象的な夢があったら、ぜひ投稿させて頂きたいと思います。

          ありがとうございました。

           





          ■7日の夢について

           

          夢は触発されると、次々と連鎖的に夢を展開します。

          言い換えると、夢に反応すると、似たような夢をみるということです。

           

          夢は睡眠モードによる連想思考の一形態ですから、

          関連性のあるイメージを使って、繰り返し、類似のパターンを選択します。

          感情に色づけされた記憶を整理し、どう行動すべきだったか・・・

          どのように反応すべきだったかの枠組みを強化しているのですね。

           

          今回の夢と前回の夢を比較してみると・・・類似点は3点。

          (1)実家に向かっている状況にある。

          (2)駐車場で所有物に危害を加えられている。

          (3)危害を加えるのは男性である。

           

          変化している部分は・・・

          (1)登場人物が増えてきている。

          弟、留学先のホスト(女性)、恋人という設定の男性、息子、義母、義姉

          (2)具体物があなたの感情を増幅している。

          ケーブルカーの屋根、落としたピアス、かばんの内ポケット、砂、たくさんの印鑑

          どっさりの本、買ってもらったコート

           

          今回の夢で、気づいたことは・・・車は盗まれた、車の鍵をなくしてしまった・・・ということ。

           

          変化している部分と共通部分をもとに・・・問診を実施すれば・・・

          夢のテーマに接近することができ、あなたが抱えている「生きづらさ」が軽減されます。

           

          もちろん、有料となりますが。

           

          「駐車場」は移動する際に、一時的に車を停めておくためのスペースです。

          大学の先生の秘書、パートの事務員という位置づけは・・・

          あなたにとって・・・一時的なものというのであれば・・・

          帰っていくべきホームポジション(=実家)に向かうべきではないでしょうか。

           

          実家にたどり着き中に入ったけど、そこから出なければならなかった前回の夢。

          緊急的な事柄が発生して、急遽、実家に向かったけれど・・・

          手間取ったため追いかけていけなかった今回の夢。

           

          昼間の脳から反応があれば、さまざまなのイメージを使って、

          回答してくれるのが「夜の脳」の思考表現である「夢というフォルム」なのです。

           

          あなたが夢に関心を示せば示すほど、よる具体的な夢を展開してくれるでしょう。

          自分の夢に真摯に付き合えば、ほかの誰よりも親密な心理カウンセラーになってくれます。

          夢は、あなたからの反応がうれしくて・・・

          「あれもこれも」と次々とあなたにメッセージを送ろうとしています。

          今回の夢がその分盛りだくさんとなっているのは・・・そのためかもしれません。

           

          夢のメッセージを解釈することは、それほど難しくありません。

          前回や今回のように、夢を記録し、誰かに話すことを続ければいいのです。

           

          悲しくなり、泣き崩れたところで夢は覚めたのですね。

          喜怒哀楽の「感情」は生きることを豊かにしてくれます。

          より繊細で洗練された思考パターンである「感情」に身をゆだねることは幸せにつながります。

          幸せな人生というものがあるとすれば、悲しむこともそのひとつです。後悔も必要です。

           

          それでは、今回はこれでさようなら。

           




             

             

            お返事ありがとうございます。

            夢の記録、しばらく続けてみたいと思いますが、

            有料診断は、まだ少し怖くて、なんだかショックを受けてしまいそうで、受け入れる準備ができていません。

            また、何か印象的な夢がありましたら、今度は厳選して、投稿させていただければと思います。

             

             




             

             

            診断を怖いと思ったのは、一度目の夢の解釈で、

            今のままではよくないんだ!と自分を責める自分が出てきて、

            苦しくなってしまったからです。

             

            でも、責めることはなかったと思いました。

             

            まだ自分で選んだ新しい生活を始めて、たいして日が経っていないのです。

            せっかく、何か示唆してくれている夢だと思うので、

            それに、生きづらさが軽減されるというのなら、

            やっぱり診断してもらいたい、という気持ちになりました。

            初めてなので、後払い診断をしてもらいたいと思うのですが、お願いできますか?

             

             




           

          1)知らない男2人が車にいたずらをしていますね。
          どんないたずらをしているようでしたか。想像してください。

          >車の周りをウロウロして、「あかねーな」などと言いながら
          ドアをガチャガチャと開けようとしていました。

           

          2)おばあちゃんはあなたにとってどんな人なのでしょう。
          思い浮かぶエピソードがあれば、それも含めてお話しください。

          >おばあちゃんは、不思議と母方と父方と両方のおばあちゃんが
          途中で入れ替わって出てきたように思います。

          母方のおばあちゃんは、今年の冬に亡くなってしまいましたが、
          亭主関白なおじいちゃんにずっと仕えてきて、おじいちゃんが亡くなってからは、
          おばあちゃん自身の人生を楽しむことなく、
          早くおじいちゃんのところに行きたいとばかり言っていました。

          穏やかでかわいらしい外見とは裏腹に、口の悪いおばあちゃんでしたが、
          私は大好きでした。そのおばあちゃんに似てると言われるとうれしいです。

          >父方のおばあちゃんは、まだ生きています。
          母方のおばあちゃんと対照的に、
          おじいちゃんが生きているときから一人で旅行に行ってしまうような人で、
          今も、「わたしはぜったい死なないからね」と言っています。

          耳が遠いので、コミュニケーションがうまく取れません。
          自分のことはさておいて、人の傷つくようなことを言うので、
          私はあまり好きではありません。
          でも、こちらのおばあちゃんにも似ていると言われることがあります。
          ケチなところとか・・・。否定したいけど、否定できません。

           

          3)歯医者、歯の治療・・・連想することがあれば、自由にお話しください。

          >先日、治療がひと段落しましたが、今年の冬から通っていました。
          適当に飛び込みで通い始めた歯医者でしたが、
          待たされるし、治療も納得いかないし、窓口の人は感じ悪いし、
          次はちゃんと調べてから違う歯医者に行こうと思って
          います。

          4)留学するようになった経緯、そこでの経験や味わった感情・・・
          夢と関連づけて思い出すことがあればお話しください。

          >留学は母の勧めで高校生の時にしました。
          出発当日まで実感がなく、飛行機に乗ってから「しまった!」と思いました。
          一年弱の留学期間、語学は自分としてはかなり上達しましたが、
          寂しくて、日本からの手紙を待ちわびてばかりいて、
          留学生活自体を楽しんだ、とは言えませんでした。

          >最近、いろいろとやりたくなかったことを振り返る中で、
          高校生の時、私は留学したくなかったんだな、とはっきり思うようになりました。

          >夢と関連付けて・・・ということではありませんが・・・。
          就職してから、その時の語学力を活かした仕事に就けるように・・・と
          勉強したりもしていましたが、
          もう、留学経験にこだわるのはやめよう、と最近、ふっきれました。

           

          5)かばんが出てきますね。何に使うかばんのようでしたか。
          内ポケットには何を入れておくことが多いですか。

          >かばんは、いつも仕事に行くときに使っているかばんでした。
          内ポケットには鍵を入れています。
          印鑑を持っていく必要があるときは、印鑑も入れます。

           

          6)サルからイメージされる人物があなたの身近にいますか?
          もし、いるなら、その人との関係について、
          いないのなら、サルそのものについて感じることをお話しください。

          >サルと言ってすぐ思い出したのは、夫と息子が二人だけで公園に行ったとき、
          お弁当を食べようとしたらサルが来て、襲われるかと思ってビックリした、ということでした。
          そこから、夢の中のその場面は、
          サルが出てきてもおかしくない雰囲気のところだったな、と思いました。
          ケーブルカーがあったので、山の中のようだったからです。
          夢の中で私はケーブルカーの上を渡りましたが、まるでサルのようだったな・・・と思い、
          もしかして、サルは私なのかもしれないと思いました。
          私はさる年ですし・・・。

          >夢の中では、サルは私から何かをかすめとっていきました。
          それをそのまま無視しておけばよかったのですが、
          私が何かサルにちょっかいを出したので、
          サルはすごく怒って、私に向かってきたのでした。

           

          7)予約していた本がどっさり渡されましたね。
          どんな本のようでしたか。誰が読むもののようでしたか?

          >どんな本かは分かりませんでしたが、私が読む本だと思います。

           

          8)義母、義姉について感じていることは何ですか?
          実際に何かを買ってくれたことがあったのでしょうか?
          もし、あるのなら、そのときに感じたことを夫に話すような口調でお話しください。

          >義母と義姉は同居しています。
          感じていること・・・、う〜ん、何だろう・・・。
          義姉は義母と一緒に住んでるのに、義兄の実家にはお盆やお正月でさえほとんど帰りません。
          それどころか、義兄の実家のことを、私の前でもすっごく悪く言って、ビックリします。
          私は、こんなによく義母のところに孫の顔を見せに来るのになぁ・・・とか思います。

          >義母が息子に実際に何かを買ってくれることはあります。
          何か買ってもらった後に夫に話すのは、
          高価で上質だけど、ちょっと趣味が違うんだよね〜、とか!?
          お義姉さんはお義母さんにもっといろいろ何か買ってもらってるのかなぁ??とか
          あんまり感謝の意が感じられないことになっちゃうかも・・・

           

          9)最近、母に会ったときのことを思い出してください。
          どんな事由で会うことになったのでしょうか?
          どこで会いましたか。何を話しましたか?

          >夢を見る直前の週末に旅行で会いました。
          私の両親と、妹家族と、もう一人の妹と、私の家族とで出かけた旅行でした。
          母の企画でした。

          >それなりに楽しい旅行でしたが、
          ちょっとした母の態度でムッとする出来事があったり、
          (母以外は海に出かけて、その間に母は部屋を片付けていました。
          そのことを私に褒めて欲しかったらしいのですが、
          私は、すぐにオムツを換えなくてはならない息子を連れて、
          びしょびしょで帰ってきたので、母に手助けしてもらいたかったのですが、
          片付けがやっと今終わったんだよ〜、疲れた〜というばかりで、
          手助けしてもらいたいという気持ちには気づいてもらえませんでした。
          私は母の褒めてもらいたいという気持ちを無視しました。)
          あまり打ち解けて話をしたりすることができなくて、
          この人がほんとに私を産んだ人なのかな、と思ったのでした。

           

          10)廊下が出てきますが、どこの廊下のように感じましたか?
          思い当たる場所がありますか?

          >廊下というには広い場所でした。
          じゅうたんが敷かれていて、子供がたくさんいて、お絵かきなどしていました。
          ここまで書いて思いましたが、両親がやっている宗教の会館かもしれません。
          よく子供が待たされていますし、私もそういう子供の一人でした。





            2つ目の夢で、車を探している間にしていることは・・・

            あなたがこれまでにしてきた「自立課題」への対処方法について、「思い」を表現したもの。

             

            歯医者での歯の治療は・・・飛び込み診療という場当たり的な状況判断で はいけなかったということ。

            そのために、ケーブルカーの屋根の上を渡るような羽目(=留学)に追い 込まれたのではないかと回想しているのかも。

            ヒヤヒヤ、ドキドキの感覚と「落ちる、落とす」という連想が・・・

            ホストマザーのピアスを落としたため拾わなければならなかったという 「イメージ」を引き出したのでしょう。

            それは、飛行機に乗ってからの「しまった」と飛び込んだ歯医者での「納 得のいかなさ」に関連づけられています。

             

            留学したくなかったんだ、ちゃんと調べなかったという「思い」が後付け され・・・

            結局のところ、手間取ることになります。弟の緊急的な状況においても、 あなたは実家に帰るのに手間取っています。

            荷物を積み込んでいたからですね。いったい何を詰め込んでいたのでしょ う?

             

            夢に登場する「誰とははっきりしない人物」は、たいていの場合、「あな た自身」。

            恋人は・・・あなたの 「別の人格の表現」と考えられます。たぶん、母の思いを実現しようとする「あなた」

            すなわち、砂を詰め込んだのも、砂をかきだしているのも・・・あなた自 身だということ。

             

             

            たくさんの砂」  生きるという実感のなさ・・・それが砂。

            実感のない留学意識、納得のいかない歯の治療・・・。

            それらのを一切合切、かき出すと、砂の中からあらわれたのが「たくさんの印鑑」でしたね。

            前の仕事では、印鑑を目にすることは多かったでしょうから・・・

            辞めたくてしかたなかった仕事だったということを・・・あらためて確認 しているということ。

            そうではなかったかもしれない現実とそうだったかもしれない過去との折 り合いをつけているのです。

             

            「過去の思い」を確認することで、やり直しをしているのですね。

            あらたな「自分作り」のためのエネルギーが蓄えられてきたということな のでしょう。

            かばんに入っているものをかき出すことで、すっきりとし、こだわりを捨 て、前向きに生きようとしている夢のようです。






             

            子どもの時、あなたはいつも待たされていました。

            たくさんの本を手渡され予約の人生を歩んできたのかもしれません。

             

            さて、いまは前の仕事を辞め、母とは少し距離を置き、いくぶん気楽な気 分を味わっている。

            でも何か足りない。自分らしさの獲得であったり、それを支持する仲間と いう環境だったりする。

            夢の代わりになるものはまだ見つかってはいないけれど・・・

            そのうち夢中になれる何かを見つけたいと思っている「あなた」ですから、夢はその筋道を見つけよう としています。

             

            ところで、否定したいけど、否定できないのは親と子の相似的な性格

            母方のおばあちゃんのと父方のおばあちゃんの遺伝的な形質をあなたは引 き継いでいる。

            もちろん、母の「誰かに褒めてもらいたい傾向」をも・・・あなたは持ち 合わせており、これまで演じてきているのです。

             

            もしかしたら、母親も、実はあなたと同じように、自分のやりたいことが わからないままでいるのかもしれません。

            同じ苦しみを味わってきているのではないかと・・・ひとつ上の目線か ら・・・見ることができれば・・・

            大好きだった頃の母とあなたの関係に戻れるのではないでしょうか。

             

             

            あなた自身が感じているように、なるべく自由な心で、いろいろなことを やってみることで・・・

            「できる範囲」でいいから、誰かのお仕着せの人生でない「自分」を生き ていけばいいということかもしれません。

             

            とはいうものの、人生を「Drive」するには車が必要なのに・・・

            いまは誰かに盗まれ、思うようにならない現状にあるというのは切実な実 感なのでしょう。

            焦る気持ちはわかりますが・・・それでは母親と同じ繰り返しをしてしま うことになると夢は言いたいのです。

             

            夢の後半に登場してくる「息子」は、あなたの生まれ変わりであり、可能 性や夢を託す存在。

            その息子が身につけているのは・・・義母がデパートで買ったコート。

            趣味の合わない高価なものを身につけているというイメージ。

            つまり、かつての母親があなたに期待したことを、いまの自分に仕向けて いるのではないかという暗示です。

             

             

            どこかに、必ず、あなたにぴったりの生き方があるというのは幻想に過ぎません。

            情熱を傾けられるものがあ るはずという思いは、目の前の現実を否定することにつながります。

            それが・・・あなたの生きづらさであり、満たされない思いの根源となっ ています。

             

            母親の「幻想」に付き合わされて、あなたは育ってきたという痛い思いを したのに・・・

            いまのあなたは「自分の幻想」に自分を合わせようとしています。それ が・・・焦燥感をつくりだしているのです。

            もうやめましょうと夢は・・・息子のイメージを使って、表現したのかも しれません。

             

            小さいけれど、やりたいことが日々あるのですから、まずはそこから充実 させることです。

            焦る必要はありません。

            「いま、ここに」生きること、それに集中するこ とが「あなたらしさ」を生み出してくれます。





            診断ありがとうございました。

            大変納得しました。

            どこかに私にぴったりの人生ってあるんだろうか、いつか何か見つかるんだろうか、

            どうやってみんな、「これにする!」と決めるんだろうか、何もかにも決め手に欠ける・・・と思っていました。

             

            日々の小さなやりたいことに、安心して時間をかけていいんですね!

             

            いつも、目的を持って、無駄な時間を過ごしてはいけない、と思い込んでいるところがありましたし、

            それが自分を自分で苦しくしているとは薄々思っていましたが・・・。

            経済的な不安もありますが、それは、先のことを考えすぎるからです。

            たぶん、なんとかなります。

             

            母のことも、そのとおりだと思います。母は、たぶん、今でも、何かを探しています。

            時々一生懸命すぎて、見ていて辛くなってしまうこともあります。

            自分の幻想に自分を合わせようとしている・・・ほんと、そうですね。

            診断を読み進むにつれて、心の底から感動していきました。ありがとうございます。

            また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。

          2010/08/13