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女性 17歳 :
土手と人のいないオーケストラの絵? 「若菜」さんの夢
私は大阪にいる友達(メル友で、何回か会って遊んだ事もあります)と、 彼女のお母さんと一緒に、森のような所の道を歩いています。 その道は美術館のようで、さまざまな絵画や彫刻やオブジェが置かれているのですが、 どの作品も皆、とても不思議なものばかりなのです。 印象的だったのが、全体的に暗い色で描かれた、人のいないオーケストラの絵です。 弦楽器だけだったような気もするので、 厳密には「オーケストラ」とはいえないのかもしれませんが・・・。 楽器だけがあって、人がいない絵でした。 この絵は、厳密に言うと灰色がかった緑色と青色で描かれていました。 「暗い色」と言いましたが、不快な暗さではなく、幻想的でプラスのイメージのものです。 私が夢の中で歩いた美術館のような所にあった作品は全て、 幻想的という言葉が当てはまるようなものばかりでした。 ちなみに、私は今年の6月まで高校のオーケストラ部に所属していました。 とても楽しくて、いい思い出ばかりです。 あとは、黒い、鉄でできた細い人間と 何かごちゃごちゃしたもののオブジェのようなものが印象的でした。 そこで友達のお母さんが、「私、こういう感じのが好きなのよ」みたいなことを言って、 私もそれに同意していました。 そのあと、ふと空を見てみると、空は夕焼けになっていました。 その夕焼けも、赤と紫、という不思議な色の夕焼けで、 私たちは「わあ綺麗だねー」と言いながら、もっとその夕焼けを近くで見ようということになり、 いつの間にか目の前に現われた土手のようなものへ登るのです。 後で気付いたのですが、その土手はすごく高い土手だったようです。 土手へ登って空を見てみると、空がステンドグラスのような質に変わっているのです。 私がそれに見とれていると、友人のお母さんが「下を見てご覧」と言うので土手の下を見ました。 土手の下は砂浜のようになっていて、多分海だったのだと思います。 私は草の生えた土手を滑って降りていきました。 降りてみると、何故か砂浜ではなくて真っ白な霜が生えていたのです。 大小様々な霜があたり一面に生えていました。 私はそこで「夢みたい!」と言ったのをはっきりと覚えています。 多分、それが夢だというのがわかっていなかったのだと思います。 霜をいじって遊んでいると、冷たい波が足にかかったので、 私は驚いて土手を登って逃げるのですが、波は土手の上までついてきました。 私は夢の中ながらも「冷たいなあ」と思っていたばかりで、それ以降は覚えていません。 多分、そこで私は目が覚めたのだと思います。 私はよく高い土手へ登り、降りるといったような夢を見ます。 ▼ Q 1 土手がどんな意味合いを持つのかがまず気になりました・・・。
夢の中で絵を見ているのは・・・これまでの自分自身を見つめなおしているということ。 印象的なものがありましたね。オーケストラの絵です。幻想的でプラスの感じのする色。 もうひとつありました。黒くて・・・鉄でできたごちゃごちゃとしたオブジェ。それも・・・気に入ってるみたい。
さて・・・あなたの心が自分自身を見つめる作業をしているときに・・・ どうして・・・文通している友達や彼女のお母さんが登場してくるのでしょうか? ここに夢のメッセージがありそう。 どうやら・・・この夢は・・・あなたとお母さんの関係を・・・ 友達とそのお母さんのやりとりに・・・あてはめて・・・これまでの人生を振り返っている夢のようです。
人のいないオーケストラ・・・楽器だけがあって人がいないのですから・・・演奏はされないということ。 6月までオーケストラ部に所属していましたが・・・いまは・・・活動はしていないのでしょうから・・・ しばらく楽器に触れていないことに対して・・・どことなく寂しさや「空虚感」があるということかも。
そして・・・その空虚感を埋めるものが・・・黒くてごちゃごちゃとしたものということ。 ごちゃごちゃしているのは・・・心の中でうごめいている感情の乱れのようなもの。 黒いのですから・・・あなたの中に秘められたパワーのようなもののイメージ。 あなたの年齢なら・・・「競争」を乗り越えるエネルギーのようなもの。つまり・・・受験ということ。 いくぶん感情的に高ぶりがあるようですが・・・現実のこととして受け入れているということ。
友達のお母さんの意見に同意しているのは・・・あなたが「受験という競争」を承諾したという意味。 もしかしたら・・・母親の意向に合わせて・・・自分の志願先を決めているという現実があるかもしれません。 綺麗な夕焼けを見ているのは・・・あなたの純粋でポジティブな気持ちのあらわれ。 目標がはっきりしてきたということのよう。だから・・確信を得たくて・・・空に近づいていったのでしょう。 土手を登ったところ・・・どういうわけか空が「ステンドグラス」のような質感に変わりましたね。 本物の空じゃないということ・・・つまり・・・まだまだ・・・届かない感じがしているということ。 あなたなりに・・・受験という競争をがんばっているのでしょうが・・・ときどき・・・そんな気持ちになるのかも。
土手を降りるのは・・・競争から逃れて・・・少し休憩したくなったという気分。 つまり・・・そんなに頑張らなくてもいいんじゃないかなと思うときがあるということ。 くじけてしまいそうになる「弱いあなた」がいることを・・・母親に理解してほしいということかも。 友達の母親が「下を見てご覧」と言っているのはそういう意味。
あなたは降りていって・・・ひととき遊ぶのですが・・・冷たい波に急かされるように・・・ もとの土手に登らなければならなくなります。もう少しいたかったのに・・・戻されたということ。 海はあなたの無意識ですから・・・がんばれない「自分」を自分で責めることがあったということでしょう。 by エリカ ▼ @オーケストラの絵には楽器だけが並んでいるようですね。 >絵にはチェロとコンバスという大型楽器しかなかったようでした。 A大阪の友達と彼女のお母さんが登場しています。 >はい、一昨年の夏と、去年の夏、2回会いました。 B鉄でできている細い人間は女性のようでしたか? >女性とも男性とも付かなかったのですが・・・敢えて言うなら、多分男性だと思います。 C友達のお母さんは、そのオブジェをとても気に入っているようですね。 >美術館に小さい頃よく行っていたのですが、そのときの不思議な感情にとてもよく似ています。 Dあなたは、自分の母親のことをどう思っていますか? >小さい頃の母親も、今も、変わっていません。 E土手を登っていますが・・・あっという間にのぼった感じですか? >あまりよく覚えてないんですが・・・軽く登ったというのは多分ありません。 F土手をすべっていますが、滑り台のようにおしりですべっているのですか? >よく、小さい頃大きな滑り台とか土手を、ダンボールで滑って遊ぶじゃないですか。あの感じです。 Gあなたがオーケストラ部で活動していることを母親はどう思っていましたか? >楽器も買ってくれたし、習い事にも行かせてもらえたし、応援してくれました。 Hがんばりたい気持ちと放り出したい気持ちが混ぜこぜになって・・・ >うーん・・・思い出す限り、ないです。寧ろ今はその逆といった感じです。 I身近な人に対して、たとえば家族とか友達と疎遠になっていませんか? >そういった事はないと思います。 >最近感じていること・・・。 @あなたの志望校は、ブラスバンド活動の経験が生かされるようなところですか? >うーん。大学側にはサークルはありますが、 Aあなたは、いま好きな異性はいるのですか? >いませんね〜。 B大小さまざまな霜が一面に生えていましたね。 >霜柱です。真っ白な、綺麗な霜柱でした。 >では、診断しますね。 ▼ 夢診断のポイントは、夕焼け空が・・・ステンドグラスに変わったのは・・・受験に対する手応えを気にしているということ? (土手を登るのは)普段通り歩いて登ったというよりは、苦労していたようです。 →土手を登ることは・・・受験勉強を頑張るということ。目標とする「夕焼けの綺麗な空」に近づくということ。 苦労して登っているのですから・・・現実として受験勉強は大変だと感じているのでしょう。 空がステンドガラスで出来ていることを見ているのですから・・・ ある程度合格への実感をつかみつつあるということかもしれません。ステンドグラスは触れられるのですから。 霜柱です。真っ白な、綺麗な霜柱でした。 →霜柱もステンドグラスも・・・どちらも「繊細さやもろさ」をイメージさせるものです。 ステンドグラスは・・・霜柱ほどもろくはありませんが・・・ いくつかの色つきガラスを組み合わせたものですから・・・不得意な分野も頑張る必要があるということ。 いずれにしても・・・受験という競争の結果に対する不安があるのですから・・・気分転換が必要かも。 by うらら
▼ Q 2 どう受け止めればいいの? どうすればいいの?
森は得体の知れぬものが・・・どこかに潜んで・・・動き回っているというイメージ。 その中を歩いているのは・・・多少のリスクがあっても頑張れば・・・ 切りぬけられるという気持ちがあるということ。それには・・・母親の協力が必要なのかもしれません。 友達と母親という『組み合わせ」を・・・夢に用意したのは・・・そういう意味。 ただ・・・いくぶん・・・母親の影響が強すぎるのかも。だから・・・母親の言動が強く意識されるのでしょう。 母親に同意したり、母親の指示にしたがっている夢の展開がありますから・・・自立する必要があるということのよう。 波が冷たかったのは・・・母にべったりの自分ではいけないと感じているから。それが・・・夢のメッセージ。
ところが・・・現実のあなたは・・・まだまだ母親に頼りたい気分なのかも? 悪いことをすれば・・・あなたのことを叱ってくれたり・・・ 勉強を頑張っていると・・・何かと心配してくれたりする母親が・・・大好きということのよう。 さらには・・・親子というより、友達のような関係を・・・母親に求めたくなっているのかもしれません。
好きな異性がいないことも気がかり。余計な「存在」だと・・・思っているようですが・・・。 黒くてごちゃごちゃした鉄のオブジェが・・・おぼろげに男性であると意識していますから・・・ 異性に対する「感情」に硬さが感じられ・・・窮屈な制約を自分自身に課しているように思われます。 だから・・・空もステンドガラスに変わってしまったのかもしれません。 あなたの異性を求めるという性的な成熟さは・・・まだ凍りついていて・・・そのままということなのかも? でも・・・いまは・・・それでいいのだと思いたいようですね。それが・・・冷たさのイメージ。
「自立」と「成熟さ」がこの夢のテーマですが・・・もう少し時間が必要だということのよう。 オーケストラの絵においては・・・オーケストラの構成として・・・ すべての楽器が揃っているわけではなさそうです。あなたが担当しているヴァイオリンもありません。 演奏する人がいないのですから・・・楽器にしてみれば・・・肝心の相手がいないということ。 恋をする準備ができていないということ・・・その段階にないということ。それが・・・夢のメッセージかも?
by ふむふむ 2002/08/31
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