近況報告!

4/22

 最新の電気按摩器を見かけました.

 定価は良く知らないが売ってる値段は32万円.かなりすごいマッサージ器を昨日某電気屋で見つけました.このマッサージ器,なんでもマッサージだけでなく音楽も聴けてしまうらしい.これだけだと「マッサージ器とCDプレイヤーがくっついただけ」なんですが,このマッサージ器のすごいところは音楽に合わせてマッサージするマッサージ器らしいです.

 つまり,ジャズならジャズのマッサージが,クラシックならクラシックのマッサージが,和楽器だったら和楽器のマッサージができるらしいです.いったいどんなマッサージなんだか.でも上記みたいな音楽だったら癒されそうだけど,ロックとかメロコアとかだったらどんなマッサージになるんだろう.熱いマッサージになるんだろうか.じゃぁ,ポップな音楽だったらどうなるんでしょうね.

 といわけで,先週の土曜日Marine Undergroundのライブに行って来ました.見に行ってきたというより手伝ってきたというかなんというか.

・Ruido 4/20

 当日,実はCD作りを手伝う予定(手作りなんです,CD)だったのだが,運悪く寝過ごしてしまって12時ごろ電話をかけると,電話口で「まだ終わってない」とか言っている.そういうわけで急いでみたっち(あえてバンドの中の名前で)の家に駆けつける.するとノートのMacにUSB接続で音を鳴らす「何か」(知識が無いので解りません)を繋ぎながら「音が出ない」とテンパって居る様子.もちろん僕は何も出来ないので,適当に本でも読みながら待つ.すると,なんとなく解決したらしい(それは解決とは言わないのでは…?).そんなわけで出発.

 15時頃原宿到着.相変わらず活気があって嫌だ.Ruidoに直行.表の入り口から入って,控え室へ.メンバーの皆さんはアンケートを書くのに夢中.僕は何もすることが無いのでボーッ待つ.今回のライブはいつもとは趣向が違っていて,なんか司会の人とか居るらしい.そして,その司会の人がインタビューをしてくるらしい.そのテーマは「夢」.何てポジティブ(笑).オレの夢は「不老不死」です,ってちょっと電波が入った回答を是非書いて欲しかったけど,その夢はかないませんでした.残念.

 リハ開始.僕はカメラのセッティング.そしていろいろ設定を試してみる.うーん,なんだかぜんぜん撮れない.というか撮れているけどブレが多い.光の量が少ないのに,やたら動きが速いからだ(特にギターのみたっち.ボーカルのchihiro,キーボードのかがてぃは比較的動きが少ないのでちゃんと写る).とりあえず,モードを記念撮影からスポーツに変えてみる.そうすると,なんとなくさっきよりブレが少ない気がした.ライブはスポーツですな(格言チックに).

 リハ終了.腹が減ったのでメシ.近くのパスタ食べ放題の店で,パスタをたらふく食べる.ビールもちょっとだけ飲む.メンバーはいろいろ黒いことを言っていたけどとても怖くてここでは書けません(^^;.オレも同感だけどな.ここのパスタ屋,パスタ以外にもピザとホットケーキが食べ放題だったけど,僕らの行った時はあまり出ていなかった.ピザとか食べたかったなぁ.

 Ruidoに戻り,ライブ本番の準備.僕は観客席の後ろの方でカメラを三脚の上に載せスタンバイ.マリグラは2番目らしい.一つ目のバンドが終わり,司会の方がトーク.後ろではマリグラのメンバーが必死で準備.でも終わらないので司会の方が必死でトーク.話すネタが無くなるくらいになったとき,準備完了.

 一曲目,二曲目.相変わらずすごい声量だなぁとか思いつつ,ひたすらシャッターを切る.しかし,みたっちの動きを捕らえられない!こっ,これがスイッチが入ったときのみたっちか!(笑)

 曲間にボーカルのchihiro姫のトーク.そしてメンバー紹介.なんつーか苦笑いが多いのは何ででしょう(^^;.続いて3曲目,4曲目.なんか,4曲目がやたら評判良かったような気がするのは気のせいか?タイトルは「白雪姫」で,内容は白雪姫そのままなんだけどなんつーかアレンジの仕方でこうも話の印象が違うのかなぁとか思いました.白雪姫ってりんご食って死ぬ話だっけ?

 演奏終了後,司会の方とボーカルのchihiro姫のトーク.個人的にはこの場面が一番面白かった(笑).なんかいろいろ書くと後々怖いのであんまり書きませんけど,こんな感じのトークでした.
 司「Marine Undergroundのみなさんはお酒が大好きということなんですが,
   一体どういったものを飲むんですか?」
 ち「えーと,いろいろです」
 司「いろいろって日本酒とかもですか?」
 ち「はい,日本酒とかも飲みます」
 司「じゃぁおつまみとかもchihiroさんがメンバーに作ってあげたりするんですか?」
 ち「あ,はい……」
 司「具体的には?」
 ち「ギョウザとか」
 司「ギョウザですか」
 ち「ギョウザを」

 ………ここはどこかの飲み屋か?(笑) ライブと関係無い話ばっかりじゃん(^^;.

 あと,事前のアンケートで「お酒大好き」とか書くなよ(笑).それだったら「オレの夢:不老不死」の方がナンボかマシかと思うのだかどうか(それもどうかと).

 その後,メンバーは自作CDを売りにライブ会場の出口でスタンバイ.僕は,CDを売っているメンバーと買っていただいたお客さんを何枚かカメラに写した後,ライブ会場を後にして原宿の町をぶらぶら.でも,ライブが終わった時間が遅かった(午後8時くらい)のか,どの店も閉まっていた.仕方が無いのでコーヒー屋でコーヒー飲んで適当に時間潰して再びライブ会場へ.

 会場に戻ると,出演者全員の舞台挨拶(?)らしきものは終わっていた.後片付けの後,打ち上げ(兼反省会).僕個人の反省は,反省会のときにノートパソコン使って写真が見れるように,USBフラッシュメモリリーダーを持ち歩こうと思いました.

 


 ゴールデンウイークの予定なんですが,まだ何も決まってません.

 仙台ハイランドでレースでもしてこようかなーと思ってむきに話したら「絶対行くな!もったいないだろ!」とか言われた(^^;.やっぱり慣らしが終わらないうちは無理か.残念.せっかく左ハンドルにも慣れて来たのに.


4/15

 暑い!

 なんか,八王子の方じゃ30℃を超えたとか.まだ4月の中旬っていうことを誰かが忘れてるんじゃないでしょうか.つい前日まで仙台にいた身としてはもう暑いの何の.

 というわけで,仙台に行ってきました.

 目的は自分の会社の宣伝.優秀な学生をより多くウチの会社に,ってわけで人事からプレゼン資料もらいーの,お土産とか会社のパンフとかもらいーので行ってきました自分の出身研究室.で,説明が終わって後輩が一言.

 「ゆに宮さんのプレゼンって,なんかネガティヴですね.」

 ……オレってそんなに後ろ向き?(笑) しょーがないだろ,下っぱなんだから.いや違うんだって!この時期,大学に来る会社の人(いわゆるリクルーターといわれる人々)って,あたかも『ウチの会社は楽園,天国』みたいな説明するだろ!あれってちょっとヘンだって.ポジティブな面とネガティブな面両方説明してこその会社説明だと思うのだが.ただちょっと,性格的な問題と,実際の職場がアレなのでちょっとだけネガティブなネタが多めだったわけで.

 そういうわけで,オレのプレゼンだけでウチの会社を判断しないでね.
 (↑じゃぁ何しに行ったんだ?)

 まーそれはともかく,今回仙台に行っていろいろ話をしてきたわけだけど,一番ためになる話を聴けたのはむしろオレの方かもしれない.なんつーか,学生のパワーみたいな物を感じましたよ.言うなれば『期待』と『不安』.少なくともオレの就職活動のときよりもみんな考えてるなーとか思いました(お前は考えてなさすぎだ!というツッコミは心の中で).

 あと,やっぱり今のご時世柄かSEとかネットとかの職種を希望している人が多かったっすね.誰か,ハードウエアの方面に来る人とか居ないかなー.アセンブラ言語使ってプログラム動かしていると,あぁこういう事なのか,って納得すると思います.「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ってやつですな(参考文献:『プログラムは何故動くか』矢沢久雄著,日経BP).プログラミングに興味がある人,是非アセンブラ言語を習得することをオススメします.

 ……って,こういう風にポジティブな面もちゃんと説明すれば良かった(^^;.「半導体ヤバイよ」とか「ウチの会社も上が詰まっててねぇ」とか「ボーナスも減るし」とかそういうことしか言わなかったような気がする(^^;.スマン…….このページが会社の人に見られたらオレ怒られるんだろうな……いや,違うんだって!(上の方の「いや違うんだって!」まで戻って言い訳の繰り返し)

 あ,あと学生から聞かれた質問で,答えられなかった質問を.

 「もし,もう一度就職活動したとしたら,同じ会社を選びますか?」

 オレは一体なんと答えたら良かったんだろう?

 


 最近長く書きすぎのような気がするので,今週は短めに.

 プリペイドの料金が無くなって,ネットに繋げませんでした…….何とかならないものか.ブロードバンドで食べてる会社とは思えん.あぁ,早くつなぎ放題とかに変更したい…(涙).


4/8

 富士急ハイランド行ってきました.

 遊園地なんていう場所にいったのはいつ以来だろう?つーか遊園地なんてあんまり面白くないんじゃないの?混んでるし.わざわざ混んでいるところに行って,2,3時間並んで待って乗るアトラクションなんて面白いの?という先入観があったのですが,今は
 『遊園地が面白くない?そんなこと言うやつはアウトオブ眼中! 頼まれてもジェットコースターに乗せねーよ!』
 って言うくらい面白かったです.マジで.混んでいて何時間も並ぶのは,千葉にあるけど東京という名前がついてるキャラクタービジネスのあの遊園地だけですね.富士急は長くても30分くらいしか並びませんでした.

 富士急ハイランドは意外に狭かったのですが,それでもたくさんのアトラクションがありました.で,土曜にしては結構空いていたのでいろんなアトラクションに乗れました.全部のアトラクションを書くとかなり長くなってしまうので,主要な,というかいろんな意味で衝撃を受けたアトラクションを以下に.

 あ,すいません結構ネタバレしちゃっていると思うので,純粋に楽しみたい人は読まない方が吉です.特に,お化け屋敷(というかお化け病院)の『戦慄迷宮』とかは.つーか,マジ怖かったッスよこの戦慄迷宮.なんでも,怖さでギネスに載ったとか.そんな怖いアトラクション作るなよホントに(^^;.

 

・FUJIYAMA

 さて.

 富士急ハイランドといえば,このFUJIYAMAというジェットコースターが有名らしい.僕の持っているDVDのレンズクリーナーにも,その迫力ある映像が特典でついてきたくらいだ.でも,部屋の中で見るジェットコースターの映像だけだと,やっぱりなんだか良くわからなかった,というのも事実.そんなわけで,その映像特典のことなんてすっかり忘れて乗ることになった.

 このFUJIYAMAはさすが目玉アトラクションだけあって朝早かったにもかかわらず,結構混んでいた.30分待ちだそうだ.でも,その隣の「ドドンパ」とかいう出来たばかりのアトラクション(最高時速172km/hまで出るジェットコースター)は2時間待ちというのだから,まだマシな方だろう.そんなわけで,FUJIYAMAの列に並ぶことにする.

 列に並んでいてもヒマなので,とりあえずこれから乗るジェットコースターでも眺めてみる.FUJIYAMAは,ジェットコースターの例に漏れず一番最初に高いところに登って,そこから一気に下るらしいのだが,なんだかものすごく高いところまで登っているのは気のせいか.いや気のせいじゃない.列を並んでいると,至るところに「世界最大級」とか書いてある.何でも,70メートルくらい登るこのジェットコースターはギネスブックに載っているらしい.

 知っている人も多いと思うが,僕は高所恐怖症だ.高いところがかなり怖い.スノーボードでいくら急な斜面を滑っても怖くないが,ワンメイク(ジャンプ)をしたときのあの浮遊感と,そして遠くに見える地面がかなり怖い.このジェットコースターも,レールは続いているといえど,あの放り出される感じはやっぱり嫌だ.つーか,スノーボードで70メートルのジャンプなんてまずしない.そんなことを考えていると順番が回ってきた.意外に早かった.

 とりあえず,荷物類はロッカーに入れるらしい.そして,メガネも外すらしい.まぁ当たり前といえば当たり前だが,コンタクトで来れば良かったなぁとちょっと思った.荷物を預けて,シートに座った.車のそれとは比較にならないくらいゴツいシートベルトを上から降ろし,体をガッチリ固定.すると,出発した.

 ガコガコガコガコ,と独特の音を立ててジェットコースターは上へ上へと登って行く.目が悪い人を考慮してか,それとも目が悪い人も恐怖感を味わってもらうための配慮か良くわからないが,40m,50mとかいう標高を示した看板が目に飛び込んできた.あぁ,なんだか富士山が近くに見えてきた(富士急ハイランドは富士山の麓にあるので,富士山は良く見えます.特に高いところに登ると).ガコガコ,という登る音が止み,コースターが水平になった.70m登りきった.下りが始まる.

 地面が真下に見えた.つーか,体感的には地面に落ちている感じ.そして,シートから放り出されるのを必死にこらえている感じ.70mほど一気に急降下した.あぁ,なんか落ちてるよ落ちてるよ……ぐぇぇぇぇ……あぁ,登った…でもまた落ち……ぐぇぇぇぇ……あぁ,また登った(以下繰り返し).

 3回くらい上り下りしたあと,もうおなか一杯,とか思いました.でも,僕の予想以上にグルグル上り下りしました.もうお釣りがくるくらい乗った気がします.

 終わって降りた後,一緒に行った,ジェットコースター好きなゆかりっち(今回も実は茶摘夫妻と行ってます)が一言.
 「案外短かったね」
 そうかぁ?とお互いゲッソリとした顔を見合わせるオレと茶摘でした.

 

・ガンダム・ザ・ライド

 FUJIYAMAに乗った後,マジで憔悴したので「もう帰ろう」と提案したかったのだが,そこはぐっとこらえて昼飯.休日の昼間っから飲むビールはまた美味しい.そして,昼飯を食べたレストラン近くにあった「ガンダム・ザ・ライド」というところに行ってみた.そう,あのガンダムのアトラクションがあるのだ.

 ところで,ガンダムはもうある程度市民権を得ていると思うのだがどうか.ナイナイの岡村もスレッガー中尉のモノマネ「悲しいけどこれ,戦争なのよねぇ」と言っていた.もうあと一息だ.ここで福山雅治あたりが休日の昼のラジオ番組で「セイラさんがさぁ」と気さくに話してくれれば一気に閾値が低くなると思うのだがどうか(絶対そんなこと言いません).

 でも,僕が思うにやっぱりまだ一部の人たち(オブラートに包んだ表現)の間の世界だと思う.ましてや,ここは富士急ハイランド,秋葉原ではないのだ.そんなところに客が入るのかなーと思っていたら結構客が居た(笑).このガンダム・ザ・ライドというアトラクションは建物の中にあり,アトラクションそのものは2階に,1階はショップになっていた.そこで,僕らはショップに行ってみた.

 中に入ってみると,意外に小奇麗だった.白を基調とした店内を一瞬見たときはなんだか高級なブティックを連想してしまったが,店員が連邦軍の制服を着ているのをみて激しくソレ系の店なんだなと納得.つーか,連邦軍が居るよ! 連邦軍が! すげぇ!

 中には,結構いろいろな物が売っていた.DVDやガンプラは基本だとしても,Tシャツやシャーペン,クッション,等など.一番目を引いたのがガムテープ.作中に出てくる,あの黄色いテープだ.なんてマニアックな….

 今店で物を買ったら荷物になってしまう,最後に買おう,ということで店を出て,2階にあるアトラクションに.このアトラクションの中に入ると,まず通路だった.この通路,なんか見覚えがある,というか作中そのままの通路だ.ドアの開閉スイッチもそのまんま.そして所々には先ほどのガムテープが張ってあったり,被弾したあとを直したりのあとがあった.ディテール凝ってるなー.

 そうこうしているうちに,ブリーフィングルームらしきところに出た.そこでは,テレビでコロニーの説明をしていた.コロニーの仕組みはどうとか,太陽の光をどう取り入れているとか.すると,イベントが始まった(ここから先は本当にネタバレです.読む読まないは個人の判断で)

 突然,あの「ビビビッビビビッ」という作中の音と同じ音が鳴り響いた.そして,テレビが緊急放送に切り替わる.スクリーンに現れた人物が言った.
 「どうも,ヘンケン・ベッケナーです」
 へ,ヘンケン艦長だ!すげぇよ!しかも若い! どうも,今現在僕らがいるのはア・バオア・クーの周辺のコロニーで,今からランチに乗って脱出するところなのだが,不運にもジオン軍に見つかってしまい,攻撃を受けている,という設定らしい.これからランチに乗って脱出するから,所定の場所まで移動してくれ,とのこと.逃げ惑う小市民を演じるわけですな.

 アトラクションは,映像に同期して座っているイスが振動する,というまぁごく一般的なもの.それでもまぁガンダムがネタだけあって相当面白いです.当然のことながら,アムロもシャアも出てきますけど,動きが速すぎてまったく目で追えませんので,これから見る人はかなり注意してみた方が良いです.さすが3倍.ジオングは赤くないけど3倍の動きなのな.

 つーかこのアトラクション,全体的に展開が早い気がしました.そして元ネタを知っている人(オレとか.初代の知識で十分です)なら楽しめたのだが,ぜんぜん知らない人がみたらどうだろう,と思って茶摘に聞いてみると「いや,結構面白かったよ,展開早かったけど」と.ちなみに僕は感動しました

 

・戦慄迷宮

 そんな感じでごく普通のアトラクションを乗った後,行ったのがこの戦慄迷宮.いわゆるお化け屋敷.ちなみに,僕はお化け屋敷の類は今まであまり行ったことが無い.行ったことが無い僕がいきなりギネスに載る怖さのお化け屋敷に行ったものだからもう大変.リアル版バイオハザード(ただし武器無し)って感じでしたよ本当に.

 富士急ハイランドは,先にも書いたが富士山の麓にある遊園地だ.遊園地という場所は,ジェットコースターやメリーゴーランドなど,見ているだけで楽しい気分にさせてくれる物が多い.実際に乗らなくても,楽しい雰囲気は伝わってくる.

 が,富士急ハイランドの真ん中に,とても場違いな建物がある.

 病院.しかも,廃墟

 病院の経営が終わって,何年も放置されたような廃病院が遊園地の真ん中に陣取っているのだ.しかも,そのリアルさは富士急ハイランドができる前からここにあったのではないかと間違えるほどだ.病院の前には,白衣を来た人たち(整理券を配っている人たち)が居た.そして,その白衣には血がべっとり.おいおい…….

 このアトラクションはかなり人気があるらしく,整理券をもらわないと中に入れない.そこで,整理券をもらって入ることにした.だが,どうこうしたゆかりっちはどうしても行きたくない,とのこと.そういうわけで,オレと茶摘二人で行くことになった.

 病院の玄関前は桜が満開.かなり嫌過ぎる…….中に入ると,真っ暗だった.そして,暗闇の中から,白衣を来た猫背の男が寄ってきた.思わず警戒した.その男は院長っぽかった.院長曰く
 「さぁ,どうぞこちらへ……グヘヘッ……」
 絶対頭おかしいよこの院長! 何で笑ってんの?(泣) 整理券をみせ,入場料を払って(特別アトラクションらしく,フリーパスポートとは別に料金が必要らしい)中に入る.そこで,狭い部屋に案内された.中に入ると,カップルが一組.そして,僕らが中に入ると,いきなり扉が閉まった.え?4人しか居ないの?と部屋中に不安の空気が立ち込める.

 そうしていると,部屋でプレゼンショーみたいものが始まる.この病院はどんな由来があるとか,部屋に閉じ込められた子供が(以下怖くて書けません).すっかり恐怖感を植え付けられたあと,入ってきたドアと反対側の扉が開く.先に進めということだ.

 道に沿って行くと,螺旋階段があるところに出た.そこには,白衣を来た女の人が立っていた.その女の人は,淡々と説明を始めた.
 「この病院は一方通行となっております…….また,どうしてもリタイアしたい方は,明るい白い階段を下ってください……」
 表情なさ過ぎだよこの人!もっとハキハキ喋ってくれよ頼むから! そうこうしているうちに,説明が終わった.そして,僕にペンライトが渡された.一組でペンライト1個らしい.この先,このペンライトを頼りに進んでいかなければならないらしい.ペンライトで行き先を照らしながら,螺旋階段を上っていく.

 登りきると,通路に出た.ペンライトで先を照らすが,ぼんやりとしてほとんど見えない.でも,わずかに見えるのがミソだ.わずかに見える視界は,時として余計な物ばかり見えてしまう.ドアの窓に映る(ように見える)人影とか.嫌過ぎるぞ…….

 迷宮,というだけあって行く先々にいろいろな選択肢があった.右:個室,左:小児科とか,右:リネン室(布団が一杯),左:ロッカー室(ロッカー一杯)とか.記憶があやふやなので正確じゃないかも,というかいちいち覚えているほど余裕がなかったのでかなり適当だが,そんな分かれ道だった.つまり,どっちも行きたくない分かれ道.あんな話を聞かされた後なんて,絶対小児科なんて行けねぇよ!でも,反対方向は怪しい個室だよ個室!ってなかんじ.

 そしてとある部屋に入った.通路は右斜め前に続いている.あぁ,こっちかとペンライトで地面を照らしながら進んで行く.……すると,後ろから声が聞こえた.

 「おぉぉ……あぁ……っ」

 振り返って,ペンライトで照らす.すると,顔面血だらけの患者が.しかも,なんかこっちに向かってきてる!うわぁぁぁああ!とマジの悲鳴をあげて逃げる.すると,追いかけてくる!来るなぁ,マジで追いかけて来るな!とパニック状態で逃走.どこをどう走ったかわからないが,とりあえず追いかけてこないようだ.

 ほっ,と一息.すると,茶摘が一言「ここ,どこだ?」……そう,迷った.仕方が無いので,適当に歩く.すると,元の場所に戻ってくる.完全に迷った.そうこうしているうちに,ペンライトの電池が切れそうになるという(本気の)ハプニング発生.電池が切れるのが先か,それとも迷宮から脱出できるのが先か,そんな緊張感の中,迷宮を歩きまわった.そして何度も追いかけられた.

 そして,出口らしきところに出てきた.ほっと一安心.しかし,そこで思いがけない張り紙が目に入ってきた.「ここでペンライトを返却してください」……え?だって,まだ先,暗いじゃん,ライト無しじゃ歩けないじゃん.でも渋々返却して先に進む.そして次の部屋に出た.そこは霊安室だった.まだあるのかよ,と思った.

 

 そんなわけで,無事脱出してきました.いや,マジで怖かったです.怖かったけど,あんなに怖がったりしたのは久しぶりかも.そして出てきた茶摘が一言「オレって小心者なのがわかったよ」いや,この病院はどんなヤツでも怖がると思うぞ.

 脱出したオレと茶摘は,真っ先にトーマスランドに向かいました.なんか,あんな凄惨な病院のあとだから,二人ともなんとなくファンシーな気分に浸りたかったんだと思います(^^;.でも,トーマスを見ても病院内でのトラウマ(心的外傷)は癒せそうにありませんでした.それくらいすごいところでした.この病院.


 久しぶりに長くなったなぁ.

 私信:北海道に行ったときの写真は,もうちょっと待ってください,申し訳ありません>みるさん

 私信その2:今週の金曜,リクルーターとして仙台に行きま……あぁ!まだ研究室にメール送ってねぇ.ヤベッ.教授にはもう連絡したけど.最近,甲府に行ってばっかりなのでネットにつなげない=研究室の連絡先がわからないです.どうしよ.あしたも甲府なんだよなぁ.


4/1

 4月ですイエー!

 北海道行ってましたイエー!

 4月1日なんて,人事異動とかあって結構ゴチャゴチャある日だった(らしい)けど,有休とって行ってきましたイエー! よくよく考えたらオレって結構イイ度胸してるなイエー! 職場に行って自分の席がなくなってたりとかしたらそれはそれで面白いぜイエー!

 ……というわけで,北海道に行ってきました.2泊3日で.もちろん,ニセコに.そして泊まった所はもちろんあん庵.2年連続2回目です.

 この時期,本当は有休なんてとれないんですけどね.んで,今週末に納期の仕事があるんですけどね.無理言ってとっちゃいました.いや,無理を言っても取れないときは取れないんですが,意外に仕事が順調だったのと,僕も鬼武者のように仕事をしたので何とか休みが取れました.溜まっていたタスクをバッサバッサと切りまくりましたよ本当に.

 でも,明日会社行ったら問題起きているんだろうなぁ(涙).ウチの部署,何かと問題が多い部署だから.でもまぁいいさ,またバッサバッサと切りまくればいいさ.

 つーわけで以下旅行記.久しぶりの長旅でした.

・ニセコ東山

 土曜日,朝4時半起床.5時半の電車に乗るため,寮を出発……しようとしたら雨でした.幸先悪いスタートだなぁとか思いつつも,傘を差して自転車で出発.重い荷物を担ぎながら,まだ辺りが暗い中を自転車で走るなんていつ以来だろうとか思いながら駅までの道を自転車で走る.定刻通りの電車に乗り,2,3回乗り換えて7時ごろ羽田空港に到着.

 到着後,搭乗手続き.僕は最後の方だったらしく,受付のおねーさんに
 「通路の席ですがよろしいですか?」
  とか聞かれる.とりあえず,はい,と答えたが,通路の席と聞いて電車みたいのを想像し,内心「うえー北海道まで立って行くのかよ」とか思う.実際はそんなことはなく(当たり前),ただ単に通路側の席,という意味だったらしい.

 というわけで,搭乗手続きを済ませて荷物を預けて搭乗.席に座り,席に備え付けの雑誌を見ながら離陸を待つ.ゆっくりと飛行機が移動しているのが分かる.そして,一瞬止まったかと思ったら,急加速.そして,離陸.

 離陸後,飛行機は旋回を始める.そのとき,遠くの窓に一瞬だけ海が見えた.それを見て,自分の乗っている飛行機が今どれくらいの所を飛んでいるのが分かり,「これで墜落したら間違いなく死ぬなぁ……」とかマジで思う(時期が時期だけに).

 そのうち,窓には雲しか見えなくなったため,席に備え付けの雑誌(航空会社の宣伝とか,通販とか)にまた目を戻す.ボストンバックとか欲しいなぁ,とか,このオレンジジュースって本当に飲むだけで痩せるのかなーとか,松山は夏目漱石の「坊ちゃん」の舞台で温泉が多いのか,今度ヒマを見つけていってみたいなーとか思う.

 そうこうしているうちに,北海道に着いた.驚くほど早い時間だ.さすが飛行機.

 9時頃に到着後,すぐにニセコアンヌプリ行きのバスに乗る.バスに乗りながら,窓の外に目を移すと,北海道の自然が目に入ってきた.3月末の時期だったので,街中の堆雪場の雪は半解けだったが,それでも結構積もっていた.山奥に入っていくにつれ,雪解けで増水した川や,冬の間の豪雪に耐え切れず倒れてしまった木々が見れた.雪がまだ残っているとはいえ,もう春の時期なんだな,と思う.そんな風にぼーっと景色を眺めていると,ウトウトしてきてそのまま寝てしまった.

 起きたらニセコアンヌプリの日航ホテルの前だった.そこで,あん庵の庵主モーさんに電話をかけて迎えにきてもらう.しばらく待つと,モーさんはステップワゴンで迎えにきてくれた.荷物を載せ,あん庵に直行.

 あん庵に行くまで,いろいろな話をした.遠くからきたねーとか,今日はニセコひらふは雪がボコボコだよーとか,今年は中国大陸から黄砂が降って,雪が黄色いんだ,とか(異常気象?).あとは僕の会社も大変だねーとか,いや,景気が悪いとスキー場もなかなか人が来てくれなくて大変だよーとか.不況っていろんな所に影を落としているんだな,とか思う.

 あん庵に着いて,荷物を降ろしてボードのウエアに着替える.聞くと,今回一緒に泊まるみる兄さんあらみがの二人はまだ着てないとか.そこで,先にスキー場に行き,滑りながら二人の到着を待つことに.行くスキー場は,モーさんの勧めでニセコ東山に.

 東山のチケットを買い,リフトを一回乗っていったんのぼり,そこからゴンドラの方に降りて,ゴンドラに乗って上に行く.ゴンドラを降りたあと,さらにリフトに乗って山頂へ.

 山頂付近に行って驚いたのが人が居ないってこと.3月の終わりの時期とはいえ,ここは北海道ですぜ?もうちょっと人が居ても良いんじゃないの?と思うくらい人が居ない,というか,ほぼ貸切状態.そんなわけで,ガンガン滑る.つーか,ボードに行くのはかなり久しぶりなのでそりゃーもうウハウハで滑る.

 昼飯,トン汁定食.しばらく待っても二人が来ないので,いったん下まで降りる.下の方に行くにつれ雪が解けているためターン一つ一つが重い.もーバテバテ.降りたあと,ゴンドラ内で電話掛けたら,二人はすでに到着し,同じくゴンドラに乗っているとか.そして合流.合流後,天気が良かったので,すぐに山頂に歩いて登って行く.この日は風がちょっと強めだったが,天候は晴れだった.去年着たときは吹雪だったので,晴れで,しかも羊蹄山がはっきり見えるのがかなり嬉しい.

 羊蹄山を見ながら,なんとなく下天は夢だなぁと思う.

 降りて,東山をがんがん滑る.そして疲れて終了.ロッジに戻り,着替えを持って温泉に直行.今回も「雪秩父」というところに行った.露天風呂で,湯船に浸かってビールを飲むのはお約束.星が良く見えた.温泉から上がって,日本酒とソフトドリンクを買ってあん庵に帰る.

 ロッジに帰って食事.あん庵の食事はかなりボリュームがある.小食のオレはあんまり食べられないのがつらいところ.それでも,疲れていたのでかなり食べた方なんだけど.

 食べた後,ダラダラして就寝.よく眠れた.

・ニセコアンヌプリ

 次の日.8時に食事をとり,着替えてスキー場へ.この日はニセコアンヌプリを滑る.

 とりあえず山頂へ.山頂の方が雪がいい.と言うか,昨日より雪質がいいのは何故だろう?昨日の晩,気温が低かったからだろうか.そーいうわけでしばらく山頂を滑る.その後,一度下まで降りて休憩することに.

 下まで滑る途中,ワンメイク台を見つける.そう,これは初めて360°のトリックが出来た場所.そーいうわけで挑戦してみる……が,失敗.一ヶ月ぶりのボードだと,飛ぶことすら出来ない.なんというか,必要以上にブレーキをかけてしまってジャンプの手前でスピードが落ちすぎてしまっている感じ.というかジャンプが怖い(高所恐怖症だから).うーん,一ヶ月のブランクでこうなってしまうとは.

 その後下まで降りて,ビールとポテトフライ,という昼飯とはいえないような昼飯を食べて再び滑り始める.今度はさっきのジャンプ台周辺.再びジャンプ台に挑戦するも,あんまり上手く飛べない.高さがたりない.360°をやってみるも,3/4回転で止まってしまう.うーん,やっぱり今日はダメだ,と思い,今度はボーダークロスっぽい(?)コースに行く.

 このコース,ジャンプ台やらコブやらバンクやらが連続していて,滑っていてかなり楽しい.自分の意志とは無関係にスピードが出てしまって,その勢いのままジャンプ台とか行くのでそんなにがんばらなくても高く飛べるとというかなんというか.何にも考えないと,高く飛べるんだけどなー.

 その辺のコースを何回か滑り,さらにニセコひらふの方にも滑ったりしているとかなり足にキているのが分かった.結構な悪路を滑るのは慣れているはずだったのだが,やっぱり2日連続で春先の重い雪を滑るのは厳しいらしい.もーヘトヘトになって夕方頃終了.まだ日の出ているうちに,そのまま温泉に直行.

 行ったところは「五色温泉」というところ.その昔は混浴だったらしいが,今は分かれているらしい.入ってみると,ニセコアンヌプリの山を見ながらの露天風呂.こりゃーいいや,と思いつつも湯の温度がかなり高いため,あまり長湯が出来ないのが残念.

 あん庵に帰り,夕食(キノコの包みとか,ビーフンとか)をビールを飲みつつ食べ,かなり満腹になる.リビングでくつろぎながらNスペとかを見る.イスラエルとパレスチナの問題は根が深いなーと何気に思う.その日はものすごく疲れていたので早くに就寝.いつ寝たのはかは覚えてない.

 次の日,朝起きて朝食を食べ,来た場所と同じ日航ホテルの前でバスに乗って千歳空港へ.帰る前,モーさんと固い握手をかわす.オレはまた来ます,と言った.モーさんもまた来てくれよ,と言ってくれた.さらに,今度来るときはもっと早い時期に,とも言われた(^^;.

 


 

 いやー,そんなこんなでガーッと書きましたが,かなり良かったですよ,北海道は.雪質はやっぱりちょっと重かったけど,それでも,ガンガン滑れるレベルの雪質でした.しかも,余計に体力使うから運動不足の解消には最適です.普段だったら2日滑った位じゃ何ともないんですが,さすがに筋肉痛になりました.もう足が悲鳴をあげ始めてます.明日辺り,もっとひどいことになってそう…….

 ニセコアンヌプリの山頂に登ると,天気が良かったため羊蹄山がキレイに見えました.蝦夷富士といわれるだけの風格はあります.写真も2,3枚とったのですが,なんか写真だけであの魅力を語るのはおこがましいと思うのでアップするのは止めておきます.アレは写真だけじゃ表現し尽くせないです.実際に見てこそです.


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