チョウセンアサガオの特徴

 東南アジア原産で、江戸時代から明治時代に日本に入ってきた帰化植物。
高さ約1メートルの一年草で、夏から初秋にかけて白く長いロート状の花を咲かせます。
果実は、大型でトゲが密生し、成熟すると4裂して扁平な種子を多数散布します。
キダチチョウセンアサガオなど多くの種類があります。

特 徴
自生地 、草地、空き地などに自生したり、庭などで栽培されています。
誤食部位:花、葉、根、種子。根をゴボウと間違える事例が多くあります。
つぼみをオクラと、また、種子をゴマと間違えて食べた事例もあります。
症状 おう吐、瞳孔散大、呼吸のみだれ、けいれん、呼吸困難など。
毒成分 ヒヨスチアミン、アトロピン、スコポラミンなどのアルカロイド類。全草が有毒。
葉と種子にヒヨスチアミン他を含み、
鎮痛・鎮痙薬として用いる臭化水素酸スコポラミンの製造原料とします。
チョウセンアサガオは、華岡清州が日本で初めて乳ガンの手術をしたときの麻酔に使ったことで有名です。
薬用植物園にはこの他にも、花のきれいなヤエチョウセンアサガオ、
ヨウシュチョウセンアサガオ、シロバナヨウシュチョウセンアサガオ、
アメリカチョウセンアサガオなどがあります。

キダチチョウセンアサガオ(ダツラ)学名 Datura suaveolens.
和名 キダチチョウセンアサガオ
英名 Angel's trumpet
科名 ナス科
属名 チョウセンアサガオ属
性状 常緑低木
原産地 ブラジル特徴  トランペットのような大型の花が垂れ下がる姿は豪華です。
ダツラ属には多くの種類がありますが、キダチチョウセンアサガオがもっとも代表的。
花色は白ですが、種間雑種などの多くの園芸種があり、淡黄、淡桃、紫、赤など多彩です。
栽培 性質は強健で、育てやすい。冬は5℃以上が必要。殖やすのは普通は挿し木

Brugmansia arborea コダチチョウセンアサガオ

FAMILY : Solanaceae (Nightshade)
GENUS : Brugmansia
COMMON NAMES : Brugmansia, Angel's Trumpet, Tree Datura, Maikoa
<http://www.erowid.org/plants/datura/datura.shtml>

一般名:ダチュラ、チョウセンアサガオ、学名(属;genus):Datura, Brugmansia
インド、中近東、中南米を原産とするナス科の植物です。
チョウセンアサガオの和名を持ちますが、花の形が似ているアサガオとはかけ離れた種類です。
ダチュラのの名前で親しまれていますが、これは英名(Datura)です。
名前を整理すると、チョウセンアサガオ(学名:Datura metelf)は一年草で上を向いた花を付けます。
中国名では「曼陀羅華(マンダラゲ)」と呼ばれ、江戸時代の蘭学医・華岡清洲が1804年にこの植物から得た麻酔薬で外科手術をしたことで有名です。
これに対して奄美のダチュラは3〜4mの低木で多数の下向きの花を付けます。
正式にはコダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)と呼ばれ、
チョウセンアサガオと近縁種ですが学名(Brugmansia arborea )は違います。
田中一村が好んで描いた奄美大島の植物のひとつです。

チョウセンアサガオの方言(俗称)

キチガイナス、オメキグサ、ワメキグサ、
外科コロシ、外科ダオシ、キチガイゴマ、
曼陀羅(マンダラ)、ダツラ、トランペットフラワ−

名   称

第100回日本外科学会総会記念郵便切手  

  華岡青洲の肖像とチョウセンアサガオ      

 1804年に、世界で初めて全身麻酔下による乳ガン摘出の外科手術に成功した華岡青洲と、自らが開発し、その時用いた麻酔薬「通仙散 」の主剤であるチョウセンアサガオを描いています。
 華岡青洲(1760〜1835)は江戸後期の外科医で、常に研究や工夫の努力を惜しま
ず、積極的な診療技法を展開しました。
 チョウセンアサガオ(別名:マンダラゲ)は、江戸時代に輸入され、薬用に栽培されたナス科の植物です。




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