症例1 チョウセンアサガオ中毒

79才の男性が、花を食べる内容のテレビ番組を見て、自宅の庭に咲いている花と間違えて、食べてしまいました。この男性はしばらくして昏睡状態に陥り、家族に発見され、救急車で私の病院に搬送されました。病院に搬送されたとき、瞳孔散大、けいれん、昏睡状態でした。

実は、この花はチョウセンアサガオといって、6月から9月にかけて開花するナス科の有毒植物だったのです。幸いこの患者さんは食べたと思われる花が確認出来ましたので、すぐにチョウセンアサガオの中毒であることが判明し、救急処置ができ命を救うことができました。

岡山県ではゴボウと間違えてチョウセンアサガオの根も一緒に収穫し調理して中毒となっています。

横浜では園芸店がハーブと間違えてチョウセンアサガオの苗を売り、夫婦が食べ中毒になっています。

チョウセンアサガオは帰化植物として、野生化している他、花が美しいこともあって家庭で栽培されることもあります。しかし、ほとんどその毒性については知られていません。

みなさん、注意して下さいね!

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警告 チョウセンアサガオ中毒について