はじめまして。埼玉県在住の○藤○男と申します。
しがない50歳のサラリーマンをやっています。
先日、ドクターのHP(必殺コーナー)のお陰で、大いに気持ちが救われましたの
で、お礼の気持ちをお伝えしようと、メールする次第です。ちょっと長くなります
が、お読み頂きたく。深夜残業で遅くなり、最終に近い混んだ埼京線(新宿から埼玉県の大宮行き)に
乗っていたときのことです。
赤羽駅で真ん前の席が空いたので座ろうとすると、隣の男が座ろうとするではあり
ませんか。普通は真ん前の席には真ん前の人が座るもの。構うことなく私が座ると、
その男、なんと私に絡んでくるのでありました。どうやらやくざ系のチンピラで、私
の隣に座っている男と二人ずれ。ちょっ、ちょっとヤバイ! それで席を譲ろうとす
ると座れというし、しょうがないので座っていたのですが、どうにも不利な態勢で、
チンピラが名刺をちらつかせながら脅して参ります。こちらは老眼鏡を掛けないと名
刺をちらつかされても分らないのですが。
しかたなく立ち回りを覚悟致して、しかし、被害を最小限に食い止めるべく相手が
手を出した瞬間に反撃に出る心構えと、決して自分からは手を出さないことに神経を
集中しておりました。ただし、相手の脅しに対しては、私も少々自信のあるいかつい
大きな手を膝の上に置いてはおりましたが。武蔵浦和駅で男達が降りる瞬間、緊張感は最高潮に達しました。手を出された瞬間
に反撃に出ることだけが全てと言いましょうか、アドレナリンが全身に満ち満ちてし
まったと言いましょうか。まったく年甲斐もなくお恥ずかしい次第です。
幸い、男達は捨て台詞と座席に蹴りを入れただけで、私の身体には指一本触れるこ
となく、事なきを得たのですが、何とも理不尽な脅しにあい、精神的なショックは大
変なものでした。また、極限まで高まっていた緊張が一気に解き放たれたからでしょ
うか、体が小刻みに震えだして、胃がキリキリと痛み出したり、自宅に帰ってからも
なかなか気持ちが落ち着かない状況でした。
そんなとき、思い出したのです、ドクター吉本のHP「必殺」コーナーを!
ワインを飲みながら、早速アクセス!必殺のメロディーに合わせ、セリフをしゃべりました!最初から最後まで。
のさばる悪をなんとする
天の裁きは待ってはおれぬ
この世の正義もあてにはならぬ
闇に裁いて仕置する
南無阿弥陀仏・・・ホントに救われましたね。だんだん喋るうちに気持ちが落ち着いて行くのがわかり
ましたから。
しかし、日常生活にも異次元世界との隙間が確実にあるということ、まるで小池真
理子(直木賞作家)の世界を体験してしまいました。兎に角無事でよかったとほっと
しています。
ということで本当にありがとうございました。(でもそのことがあってから、私のかばんの中には太いお箸が二本忍ばせてあるん
です。何かあってもお箸なら「コンビニ弁当食べる時に使う」と言い訳出来るでしょ
う? ヤバイかもしれませんね、今度同じ様なことがあると。頭の中に必殺のメロ
ディーが流れて・・・。太いお箸を使った瞬間に、私は確実に壊れます。)(お〜っと!最後の()の部分は冗談です。小池真理子風推理小説の世界ではあり得
る話ですが。)
ありがとうございました。ご活躍をお祈り致します。以上/○藤○男