49歳の男性が肉眼的血尿を自覚しある内科医院を受診しました。
検尿でやはり血尿を確認し、私の病院にMRIの検査を依頼されました。
MRI上、膀胱内に巨大な腫瘍を認めました。
一部前立腺と接しており前立腺癌との鑑別が検討されましたが膀胱内の腫瘍が大きいことと正常前立腺が比較的奇麗であることから膀胱癌を疑いました。
ある総合病院の泌尿器科に紹介しました。結局、経尿道的腫瘍摘出術を施行されました。
病理組織診断は膀胱癌(移行上皮癌)でした。
膀胱内に抗癌剤の注入治療をして経過観察することになりました。
40代の若さですがこういう膀胱癌も時々経験します。
血尿のある方は早めに検査をしましょう。
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