第166回

右下肢痛にて発症した57歳男性

01.9.2

右下肢痛にて発症した57歳男性

57歳男性が右下肢の痛みがあり近くの医院に受診しました。
腰椎の以上を疑われ私の病院に紹介されました。
腰椎MRI上、腰椎脊柱管内に異常陰影を認めこれが痛みの原因と思われました。
腰椎椎間板ヘルニアを疑われましたが、信号パタ−ンがヘルニアとは異なり、やや後方に位置する事もあり腰椎椎間関節の滑膜嚢腫を疑いました。
結局、整形外科で手術が行われ手術結果は右の腰椎椎間関節滑膜嚢腫でした。
この男性は術後経過も良好で無事に仕事に復帰出来ました。
脊椎の神経障害の原因はやはりMRIが有効な診断手段となります。

MRI T1 画像

低信号(黒い)の異常陰影


MRI T2画像

高信号(白い)の異常陰影


MRI T1 画像

低信号(黒い)の異常陰影


MRI T2画像

高信号(白い)の異常陰影

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