71歳女性の Tさんは以前より頑固な便秘がありました。 6月26日突然激しい腹痛が出現近くの医院に入院となりました。 翌日、私のところに紹介となりました。 検査の結果、何と腹部レントゲンでfree air を認めました。 これは腹腔内に空気が漏れている事を意味し、大変危険なことです。 CTスキャン上もFree air を確認しました。 消化管の穿孔の可能性が高く、T病院にて緊急手術になりました。 結局、S状結腸穿孔、汎発性腹膜炎の診断でした。 頑固な便秘から宿便のために力んだ時に圧がかかり穿孔したと思われました。 早めにFree air が発見されたため事無きを得ました。 しかし、汎発性腹膜炎の治療が長引き結局2ヶ月後の8月29日に退院となりました。 |
|