|
72才 女性のOさんは、日頃から便秘傾向でした。 しかし、若いころから便秘があるのでとくに気にしていませんでした。 便秘薬をもらうために私の病院を受診されました。 便通異常は大腸の検査をしたほうがよいと勧めました。 なかなか納得されませんでしたが、 説得に応じて検査をすることになりました。 大腸ファイバ−検査をしましたところ、 下の様に大腸に大きなポリ−プを見つけました。 大腸ファイバ−で切除しました。 組織検査をしましたところ、 ポリ−プ内に癌ができていました。 切除断端には癌が存在しないことから完全切除と判断されました。 この方は、このように軽い便通異常だけで他に明らかな症状がなく 検査をされてませんでした。 ところが検査をしてみると、 こんなに大きなポリ−プが発見されたのです。 40才以上の便通異常のかたはぜひ大腸検査をお勧めします。 検査をしないと病気は発見されません。 |
|