第92回

MRIで偶然未破裂動脈瘤が発見され無事手術が出来た56才男性

00.11.23

MRIで偶然未破裂動脈瘤が発見され無事手術が出来た56才男性

56才男性がたまたま頭痛がしたため、
近くの医院を受診し精密検査を勧められました。
私の病院に紹介されましたのでMRIを撮ることになりました。
症状は緊張型の頭痛によるものと思われました。
しかし、MRI上、
下のように右の中大脳動脈に未破裂動脈瘤が発見されました。
3D-CT上、やはり動脈瘤が確認されました。
この患者さんは手術を受けられ無事退院されました。
これでくも膜下出血にならずにすみました。
この患者さんもよくある別件逮捕でした。
理由はどうあれ未破裂で発見され
手術が無事出来ましたのでよかったです。

MRA(MRIによる血管撮影)で、右の中大脳動脈瘤を認める


3D-CTでMRAと同じ部位に脳動脈瘤認めるが

その手前に小さな動脈瘤をもう一つ認める。

この小さい方はMRAでは認められなかった。

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