第27回青陵祭

2007年9月8・9日。今年は新しい出会いもあり、今までで一番楽しかったかも!?

 

↑左は17期生の文集、右はパネル展示。時代展は跡を継げる先生がいないため今回で最後とのことだ。

 

↑3-1の調理団体。でも、上の迷路は一体…。  ↑「はいから堂」のむしパン。10年目にして初めて買えた。

 

↑吹奏楽部。今年は色々なパフォーマンスがあった、 ↑金閣寺。一つひとつの絵は芸術的。

 

○ 教師になってから初めての青陵祭

 中学生、高校生、大学生、そして社会人と様々な状況において毎年参加してきた青陵祭も今年で10回目。
今回初めて「教師」という立場からこの文化祭に参加し、改めて「相高の力強さ」を感じさせられました。
これまで何十校と学校見学を行ってきましたが、ここの生徒ほど力のある生徒はいません。

○ 「時代展」最終回

 再来年の新校開設に向け、学校内を整理しているそうです。それと運悪く、時代展担当の先生が定年退職ということもあり、時代展は今年で最後とのことです。20数年間続いてきた時代展が終わってしまうのは、とても残念なことです。
今年は韓国語で自分の名前を書くという企画がありました。最近の企画は、ただトウモロコシジュースをくれるだけや、ちょっとした展示の解説くらいだったのですが、今回はスタッフの生徒の人が懇切丁寧に教えてくれたので、とてもわかりやすかったです。
 また、数年前の沖縄戦や相模原の基地問題についての展示もありました。そこには、沖縄関係の書籍がずらり。とても貴重な書籍を目の前にして、ただただ書籍に読みいってしまいました。

○ 今まで見たことのない企画

 青陵祭に10年連続参加しています。在学時代は生徒会本部で企画書の審査などをしたので、だいたい定番の企画などは知っているつもりでした。しかし、今回「10年間で一度も見たことのない企画」に遭遇しました。それは、「調理」と「イベント」を組み合わせた3年1組の企画でした。入口で食券を買うところまでは普通なのですが、教室に入ったとたん、広大な迷路が広がっています。「まじかよ」と思いつつ入ると、生徒が「冒険コースにしますか、普通コースにしますか」というのです。前の子たちが冒険コースに行ったので、僕は無難に普通コースに行きましたが、冒険コースにはカードみたいなものを広げた生徒が待ち受けており、ちょっとしたゲームイベントがあるようでした。
しかし、2つの企画をコンプリートして行おうという、この発想、そしてこの企画をやり遂げるという27期生の生徒のみなさんに、つくづく感服いたします(ちなみに、この学年の半数の生徒は教育実習のとき教えました(笑))。

○ はいから堂でむしパンが買えた日

 いつも「すぐに売り切れる」「午前中しかやっていない」という風説のある、相高一番人気の模擬店・調理手芸部の「はいから堂」ですが、今回は何と2日目の午後でも開いていました。まあ、「売れない」というのではないとは思っていましたが、顧問の先生に聞いてみると、今回は3回つくって売っているのでたくさん出せるということでした。
 早速、もも入りパンとむしパンを購入。在学時代も食べられなかった「はいから堂」の味をはじめて堪能し、感動しました。

○ 吹奏楽も9回目

 吹奏楽部の演奏を聴くのは、昨年を除いて今回で9回目です。相変わらず迫力があります。

○ 金閣寺

 見かけはイマイチですが、描いてある絵はなかなかこっています。

○ 実習のときの生徒ももう3年生

 実習のときの生徒に会いました。もう進路を決めたそうで、2年前は高校に入り立てで子どもぽかった生徒も、もう自分の将来を決めるほど大人になったんだなと、少ししみじみしました。

○ 新しい出会い

 高校3年次より6年間、社会科室のロッカーで封印されてきた「○○先生所蔵書籍」の大部分を頂くことができました。元々、教師へのみちを目指したのは○○先生がきっかけでしたし、その先生の所蔵していた書籍を大量に頂けたことは、とても幸せなことです。

 

今年で「時代展」と「正門アーチ」は恐らく最後です。3学年6クラスの青陵祭も今年で終わりです。
来年、再来年は3クラス学年もあり、再々来年からは新校としての初めての青陵祭が行われる予定です。
時代の流れというけど、これだけ急激に変わっていくのは、なんだか寂しいものです。