九州・沖縄地方

 県名と県庁所在地がすべて同じという九州地方。北九州と南九州ではだいぶ趣が異なります。
 日本史を教え始めた年の旅行でもあり、薩摩(鹿児島)の人々の底知れない力を感じました。

   福岡県

 博多は鎌倉時代の「元寇」で、モンゴル軍を追い返したことでも有名なところ。
 写真は、防塁(ぼうるい)と呼ばれる、石垣の跡。

 

   佐賀県

  吉野ヶ里遺跡。弥生時代の大規模環濠集落(周囲に溝をめぐらせた集落)として有名。
  雨が降ったためなかなか入場できず。なぜか吉野ヶ里遺跡の写真だけ、すべてぼやけている。

 

   長崎県

 出島。長崎は、江戸時代に唯一ヨーロッパ(オランダ)と交易をしていた港です。
 ヨーロッパ的なもの、中国的なもの、そして日本的なものが融合した国際色豊かなです。
 「皿うどん」は、店ごとに特製ソースがあり、この旅行で一番の美味でした。

 

   熊本県

 熊本城天守閣。「親子天守」と呼ばれ、右の小さい天守には、秀吉の子・秀頼を迎えようとしたとか。
 西南戦争で宇土櫓(うと・やぐら)などを除いてすべて焼失。最近本丸が再建されました。

 

   大分県

湯布院(ゆふいん)。のどかな温泉街は、映画の撮影などに使われたそうです。
大分県は、実はここに1時間滞在しただけです。でも、「行ったことがある!」と言っちゃいます(笑)。

 

   宮崎県

 宮崎県庁。東国原知事が就任して1年くらいのとき。
 旅行で県庁!?という声もありそうですが、かなり観光客が多く、ツアーでも組まれているようです。

 

   鹿児島県

 薩摩切子。その輝きにも感動しましたが、これを考案した島津斉彬は、外国に輸出するためにつくったというから、より感動が深まりました。
 「日本全国制覇の旅」最初の旅行にして、初めて購入したのがこの「薩摩切子」のアクセサリーです。
 他にグラスやお皿などもありますが、こちらは5万円を超えます。店員さんから「もっと稼ぐようになったら買いに来て」と言われました。
 左から2番目のものは、現在私の手元にあるものです。授業で見せると、生徒たちがとても感動します。
 先日行った「授業で印象に残ったこと調査」でも、数人の人が「薩摩切子」のことを書いていました。まさに宝物です。

 

   沖縄県

 摩文仁の丘。日本史・世界史の授業での「沖縄学習」は、今年度で5回目を迎える。
 20113月には、修学旅行以来2度目の沖縄へ行き、一週間かけて修学旅行で行きそうな場所を徹底的にまわった。
 私の日本史の恩師は、沖縄学習に全力で取り組んでいたため、自分も全力で取り組んでいきたい。

 

   主な見学地一覧

 

 

主な見学地 ( )=主な展示品

40.福岡

博多

福岡市博物館(金印)、志賀島

大宰府

太宰府天満宮、九州国立博物館

41.佐賀

吉野ヶ里

吉野ヶ里遺跡

42.長崎

長崎

平和祈念資料館、出島

43.熊本

熊本

熊本城

44.大分

湯布院

湯布院

45.宮崎

宮崎

宮崎県庁

46.鹿児島

鹿児島

磯仙厳園(薩摩切子)、尚古集成館

 

桜島

桜島

47.沖縄

那覇

那覇空港、沖縄県立博物館、国際通り

 

首里

首里城正殿・公園、玉陵

 

糸満

平和の礎、摩文仁の丘、沖縄県平和祈念資料館、ひめゆりの塔、ひめゆり平和祈念資料館、具志川城跡、喜屋武岬

 

南城

せーふぁーうたき、糸数アブチラガマ、おきなわワールド玉泉洞・王国村

 

恩納

琉球村

 

読谷

チビチリガマ、シムクガマ、座喜味城跡、読谷村立歴史民俗資料館、残波岬

 

名護

名護博物館

 

今帰仁

今帰仁城跡

 

本部

美ら海水族館、海洋博物館

 

伊江

反戦平和資料館、湧川、ニャティヤ洞、伊江ビーチ、米軍補助飛行場、団結道場、寺、リリーフィールド