木立性ベゴニアは、茎の形態によりさらに4つに分類されます(日本ベゴニア協会<以下JBSという>編「原色ベゴニア写真集」1980年誠文堂新光社)。すなわち、矢竹型(cane
type)、叢生型(shurub type)、多肉茎型(thick stemmed type)、蔓性型(trailing type)です。
1.矢竹型は、硬質系の茎で、節間は長くなりやすく、節は竹のように少し太くなります。他の型に比べ、枝分かれは少なく、地上からすっとのびるタイプです。
ピンク・シャンデリア(B.'Pink Chandelier') 1977植村作出
2.叢生型は、枝分かれしやすく、かつ地際からシュートも多くでます。したがって、灌木のように茂ってこんもりとした株になりやすいです。
リスターダ(B.listada) 南米・パラグアイ原産
3.多肉茎型は、多肉質の茎を持ち、太く丈夫で直立しやすいです。
ウエノーサ(B.venosa) 南米・ブラジル原産
4.蔓性型は、茎が蔓状になり、垂れ下がるものと這い上がるものの2種があります。
ソラナンテラ(B.solananthera) 南米・ブラジル原産