根茎性ベゴニア

 根茎性ベゴニアは、交配種を含め3,000種超を数えます。うち、原種は580種です(2009JBSベゴニア・チェックリストによる)。アジア、中・南米、アフリカが主な原産地です。
 この種のベゴニアは、比較的節間が短い多肉の根茎を持つのが特徴です。根茎の伸び方で、@根茎が這っていくタイプ、Aカロリネイフォリアのように根茎が立ち上がるタイプ、B根茎が土壌表面またはすぐ下をのびていくタイプの3つに大別されます。葉の形、葉縁など様々で、丸葉からいくつかの小葉に分かれる複葉といわれるものまであります。葉の色も薄緑から赤、銅葉まであります。
 花色も白、赤、ピンク、黄色など見られます。花季は冬から春が大多数です。

 
カロリネイフォリア(B.carolineifolia) 中米・メキシコ産 根茎が立ち上がり、複葉のもの 白花


スタウドテイ(B.staudtii)   アフリカ・ナイジェリア、カメルーン産 黄花


ルゾネンシス(B.luzonensis) フイリピン産 ピンク花


アウリクラータ(B.auriculata) アフリカ・ガボン産 赤花 (学名はラテン語の耳の形から)