このコーナーは筆者がMMCのワイン会以外で飲んだポムロールワインを紹介するコーナーです。
最近飲んだポムロールワイン(29)
Ch.Saint-Jacques 1999
Ch.Le Bon Pasteur 1994
Ch.Certin de May 1983
Clos Plince 2000
シャトー・サン・ジャック 1999 2004年1月16日 |
久し振りにPOMEROLを探しに、とあるショップで見つけたワインです。
シャトー・サン・ジャックというポムロールは全く初めてのワインで、
ポムロール大百科にも名前は列記されていましたがエチケットは無しでした。
ですから、ページ更新の為にも買わざるをえません。
香りはコーヒー、煙草、薬草、土など。
酸を少し強く感じるが嫌みのない酸。
むしろベリー・フルーツの酸。果実味にマッチした酸。
ミディアム・ボディ。標準的なポムロール。
気軽に、肩肘張らずに、そして(難しいことを)語らずに飲むワイン。
Ma note : 84
シャトー・ル・ボン・パストゥール 1994 2004年1月31日 |
今日はミッシェル・ロランで有名なル・ボン・パストゥールです。
ミッシェル・ロランの特徴と言えば酸が低めで柔らかいタンニンと凝縮感のある果実味なんですが、
このル・ボン・パストゥールは何故かその典型的なロラン・タイプの味ではないんですよね。
2000年なんかは堂々としてスパイス系統の風味が強く、果実も黒に近いタイプです。
1982年は最高の年でペトリュスに近いル・ボン・パストゥールだと思います。
コルクの状態は1cm程のワインの染み。状態は良好。
少しオレンジがかったガーネット色。
なめし革、スーボワ、ヨード。時間が経つとカラメル香。
理解しやすい味ではなく古典的で本格的なポムロール。
最後に熟したオレンジの酸が余韻として残る。
酸がまだしっかり残っているので将来性あり。
あと10年は楽に持つだろう。
Ma note : 87
シャトー・セルタン・ド・メイ 1983 2004年2月8日 |
シャトー・セルタン・ド・メイはヴィユー・シャトー・セルタンやシャトー・オザンナと同じロケーションにありながら
何故か、なかなかトップ・クラスの仲間に入れないのが不思議なシャトーです。
偉大な1982年以外は今ひとつパッとしないシャトーで、
クリネやクロ・レグリーズ、ネナン等に追い越されています。
今後の活躍を大いに期待したいシャトーです。
タールやエキゾチックな程複雑な香りあり。
時間と共にビターチョコレート。
味わいは熟成された中にもまだ少し新鮮な桃系の果実味が感じられる。
いい感じの熟成。
ma note : 89
クロ・プランス 2000 2004年3月3日 |
このシャトー(クロ)との最初の出会いはかれこれもう13年前の1986年ものです。
当時はリリースされた直後からすぐに飲める日常酒として輸出されることなくほとんどフランス国内で消費されていました。
現在所有者が変わり、女性オーナーのクレール・ラヴァル氏が有機農法を実践してワイン造りが行われています。
(氏はシャトー・ゴンボード・ギヨも所有しています。)
名前から察し出来るように畑はシャトー・プランスの近くにあります。
面積は1.2ha足らずの生産量500ケース程度ですから、
なかなかお目にかかれないの実情です。
オフィスはポムロールの教会の近くにあります
畑はカチュソーより西へ約1km離れたところにあります。
想像以上に濃くて暗い色。
ミネラルが豊富で墨汁、なめし革、スパイスや松やにを想わせる。
しっかりとしたタンニンで力も感じられるが上品な果実味があればもっといい。
Ma note : 87
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