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動物の夢@ 猫を飼っていた。 最後に飼っていたのは3匹の日本猫。 その前にも外庭に何匹か猫がいつの間にか住んでいた。 捨てられた猫が住み着くようになったというの実情。 猫屋敷とまではいかないけれど、近所で小猫が放浪していれば 「こちらの猫ではありませんか」と届けてくれる。 「うちの猫ではありません」と言うと怪訝そうに帰っていくが、 その猫がやはり棲みつくようになる。 近所の家にも棲みついてしまう猫が結構いて、 散歩するとかならず猫に出くわす。町内は猫だらけ。 しかし、ハクビシンかアライグマが猫を標的にするようになると激減した。 家に棲みついていた猫たちもいつの間にかいなくなった。 そんなある日。三毛猫が突然やってきて、その日のうちに出産した。 玄関の前にひろげられた小猫は4匹でした。 近くの畑に、ハクビシンが猫を追いかける足跡があったので、 しかたなく安全だと思った場所、人目のある玄関を選んだのだろう。 外においては間違いなくハクビシンにやられてしまう。 倉庫脇に避難所をつくって、しばらく預かることにした。 やがて、大きくなった小猫たち。キジトラ、ハチワレ、チャトラ、三毛猫。 チャトラは親猫とどこかにいってしまった。 残された猫が家猫として認知されるようになる。 動物の夢A 遠くに見える熊のような生き物。 ピューマのような、豹のようにも思える俊敏な動き。 見つかったら逃げられないという緊張感と焦り。 巧妙に逃げていて、かわしながら、より安全な場所へと移動する。 あたりに他の人間はいない。隠れているようで、外からよく見えている。 こちらに目を向けさえすれば、見つかってしまう位置にいる。 高い木の枝の上にいたり、急な崖のちょっとした隙間にしがみついていたり、 木の葉のなかのくぼみに隠れていたり…。 決して対峙することはないが、徐々にその安全圏はおびやかされる。 わたしに気が付かないでほしい。そのまま遠くにいってほしい。 なぜなら、見つかれば、食べられてしまうだろうから。 動物の夢B 子どもの頃によく歩いた道。 小学校の頃、学校にいくのに通った道。 下校途中で寄った友達の家に向かう道。 友達のあたらしい玩具を見たくて、遠出した道。 そんな子どもの頃に歩いた道。自転車で通った道。 大人になってから、ふと気になって立ち寄ったことがあります。 学校周りの道からスタートし、その当時を思い出しながら歩いてみました。 とても狭い道。こんな道だったのか。 当時は舗装されていなかった道でしたが、曲がりなりにも車で通れるくらいには広がっていた。 歩きながら思い出すのは、友達の家ではにわとりが首を切られて逆さづりにされていたこと。 通学途中の交差点にあった病院と駄菓子屋の店先を暴れ牛が逃げ回って、お店に飛び込んだこと。 学校に向かう途中で、友達のお兄さんが馬に乗ってきて坂道を駆け上がり、目の前に来て驚いたこと。 近所の家で犬が殺されていたこと。ヤギがおなかを食い破られて死んだから、その仕返し。 昭和の時代をわたしは生きていた。それらの記憶が、夢の材料として選ばれる。 |