裸を見せる夢？


	Lesson.3 　９つの演習Lessonはエリカが担当しています！ Lesson.4 裸を見せる夢？　　　19才　女性　　「有江」さんの夢彼の車で住宅街のようなところばかりを走りながら、店を探しています。行くお店すべてに同じ見知らぬ老人が必ずいて、注文をするときに、ハダカの胸を見せて、料金をタダにしてもらっています。食べているのはケーキばかりです。どういう意味なのでしょう？どうして、老人に裸を見せているのか？　彼との関係はいまのままでいいのか？ ▼ ▼ ▼ ①新奇な体験：夢から連想された最近の体験夢見者は学生であり、彼は出会いサイトで知り合ったばかり。待ち合わせは夢見者が指定したが、すぐにドライブに誘われる。今日はここで食事をするだけにしてほしいと言ったら、次回のデートの話がメインになり、話を聞くだけになってしまった。あちこち連れていきたい場所があると言われ、困惑した。地元ではなく、よく知らない店の名前が多かった。車はレクサスで食事のあと、駅まで歩いて1分なのに車で送ってくれた。彼は〇〇大学の院生だと言っていたが、22才のわりには大人っぽい感じにみえる。 ②夢を生成する感情：弱いつながり記憶を検索するＩＮＤＥＸドライブに行くのはいいが、半分密室になるから不安。注文する→欲求にしたがい自分のものにする。→期待・喜びハダカの胸を見せる→注文への対価→従属・屈辱？　優越？ ③関連する弱いつながり記憶：比喩的状況を生成する記憶ハダカの胸→ガールズバーで週2回バイトをしている。胸を触りたがる客もいる。見知らぬ老人→老人といっても40代くらい。そういえば「父親」の感じがする。胸は大きい→結構大きい方だと思う。胸元を見られても気にはならない。出会い系サイトは今回が初めて。食事とかおごってもらうのは気分がいい。 ④夢見者の現実認識：夢の文脈を生成するスキーマ今彼とデートは最近していない。面倒くさい。お金もないし、面白くない。出会い系はそれほど心配していない。友達も結構使っている。大学ではだれも声をかけてくれないが、出会い系は結構楽しい。ガールズバーで働くようになってから、男の気持ちが分かるようになった気がする。父と母は離婚。大学出るまでは援助してくれるらしい。ときどき会って食事をする。 ⑤大脳辺縁系の生存行動：遺伝子が生き残るための戦略生き残りのための行動→「探す・見つけられる」→「食べる・食べられる」→「誘惑する・誘惑される」夢の課題：生きにくさが生じる「領域」　近い未来の予測リハーサル＝戦略 19才という年齢なら　生殖行動と自立がメインテーマ □親密な関係　→生殖行動　　□信頼と不信　→関係性　　□問題解決　□経済的自立 ▼ ▼ ▼ タダで食事を楽しめると思っていましたが、予想外に面倒くさい事情が発生しましたね。一回きりで終了するつもりで、会いましたが、2回目を断るのは大変なことになりそう。食事も十分に楽しめなかったばかりか、ドライブやお店の話を聞かされ、「帰りたい」という気持ちを伝えるタイミングを逃してしまいます。結局、彼の提案を受け入れ、都合がついたら、メールをするという「約束」までしてしまいます。携帯の番号は教えませんでしたが、彼のメールアドレスを教えられ、その場の雰囲気もあって、ＯＫしました。ワインを飲んだのに、どうしても駅まで送るという申し出を断りましたが、レクサスに乗せられます。その駐車場から駅までは1分ほどの距離でした。あなたは車から降りたら、振り返りもせず駅に向かいました。この夢は、シミュレーションをしています。今後の展開がどうなるのか考えているということ。次回、会ったときどんな感じになるのか予測しているのですね。彼はやや強引な感じですし、あなたなりの関心はあるのでしょうが、警戒しなければならない雰囲気もありそう。行くお店すべてに居る見知らぬ老人は、あなたを監視する存在。老人といっても40代だと感じているのですから、父親くらいの年齢。母と離婚していて、一緒に住んでいない「父」　母には内緒で食事をしていますね。あなたから電話し、場所を指定して、食事をしながら、会話を楽しむ。いつもの光景。いつもと違うのは、食事の相手は、父親ではなく、出会い系の彼だということ。父親は、あなたの「近況」を聴くだけで喜んでくれますし、当然のことながら「食事代」を気にする必要もありません。ところが、出会い系の彼は、そうもいきません。タダで食事にありつける「相手」ではなさそう。それなりの「代価」を求めてきます。その代価はどうやら「ハダカの胸を見せる」こと。どのお店でも、ハダカの胸を見せて、タダにしてもらい、食べているのは「ケーキ」ばかり。ケーキは「メインの料理」ではなく、食後の添え物的メニュー。でも、女子的には欠かせないメニュー。余韻を楽しむメニュー。夢の中で食事をするのは、あなたの年齢なら「セックス」をするということ。目の前に相手がいて、手や口を動かし、気分も盛り上がり、「食べる」という「欲望」を満足させる行為が食事。ときには、アルコールもはいるでしょうし、満腹感は血流を促し、隅々まで幸福感に満たされます。「食べる」行為そのものが性行為の代替であるということになります。さて、あなたは「ハダカの胸」を見せて、料金をタダにしてもらったけど、「ケーキ」しか食べていません。タダになったのは「ケーキ」の料金だけで、「メインの料理」はない。つまり、「セックス」はしないということのよう。添え物だけを味わうのですね。この場合の「添え物」とは恋愛感情を楽しむということ。出会いだけで充分、それ以上は求めないという結論を出したのですね。初回から、食事ではなく、ドライブに誘いたがり、他の場所へ移動を試みる強引な出会い系の彼は、あなたに「恋愛感情」を楽しむという雰囲気・・・つまり「ケーキ」を準備してくれませんでした。そこに不満があったのでしょう。「満たされない思い」が、この夢を創り出す「引き金」、トリガーになったのではないかと想像されます。ハダカの胸を見せれば「ケーキ」にはありつけそうですが、食事をするには「ハダカの胸」以上のものを支払う必要がありそうだと予感している夢です。住宅街のようなところばかり走っているのは、面白味がないということ。出会い系の彼は「言葉巧み」にドライブに誘いましたが、あなたは興味がなかったということなのでしょう。しかしながら、「お店」には入ります。この部分は注意しなければなりません。誘惑に弱いということ。「ハダカの胸」程度の代価なら、払うつもりはあるみたい。夢は「考え直したら」と提案していますが・・・現実のあなたは、そうでもないということ。なぜなら監視役の「老人」を用意していますから、次回も会うことになるのかも？いずれにしても、出会い系の彼との関係をどうするかは、あなたが判断すべきこと・・・。ところで、今彼は「添え物」なのでしょうか？ ▼ ▼ ▼ 有江です。無料診断ありがとうございます。その後のことを報告したいと思いメールしました。今彼とは別れました。ガールズバーでバイトしていましたが、そのことが気になるらしく、お店にきたのです。マスターは雰囲気ですぐに気づいたらしく、閉店間際に呼びだされました。営業規則で禁じられていることですから、すぐに謝罪しました。そのまま直行で彼の部屋にいって、もう来ないでといったら、突然の「別れ話」もう、うんざりと言って、彼の部屋に置いてあるものを持ち帰ろうとしたら、誰と付き合っているんだと言われました。とにかく、いまは考えたくないから・・・ドアをガチャンし、出てきました。その後、彼がいない時に、合鍵で部屋に入って化粧用品を取り戻しました。置手紙と合鍵をボックスに入れて、バイバイしました。相談する相手もいないので、話をきいてもらいたくなって、例の彼にメールしました。彼からすぐにメールがあって、食事をしながら、話を聞きたい。同じ店で待ってると日時まで指定されたけど、私は、メールで聞いてもらいたいと思っていたので、断ったのですが・・・。再度、メールがやってきたきは、身体が熱くなって、冷や汗をかいているので、自分でもびっくりしました。「ハダカの胸」の意味がわかって、わたしにはそういうところがあることを何となく納得しています。お店でも指名する方もいるのでちょっと得意になっていた気がします。ワザと胸がみえるような姿勢になったり、そのときの視線を楽しんでたり、バイト仲間と「何回見てた？」と数えたりして、遊んでいました。冷静になって、もう一度診断の内容を読み返してみたら、ズバリって感じです。セックスはあまり好きじゃありません。恋愛気分がちょうどいい。お金がほしくて、バイトしていますが、結局何がしたいのか悩んでいます。無料診断に夢を投稿したのも、何かアドバイスが欲しかったのだと思います。欲張りな私ですが、また夢を見たら、診断をお願いしたいです。ありがとうございました。 ▼ ▼ ▼ Lesson.4 【Reflection】 AI夢診断結果① この夢は、いくつかの象徴的な要素を含んでおり、それぞれについて心理学的な意味を考えてみましょう。まず、住宅街を車で走りながら店を探すというシーンは、あなたが現実の生活で何かしらの目標や欲望を追い求めている状態を示しています。住宅街のような身近で安定した環境は安全や安心を象徴し、現状に対する安心感とともに新しい要素を求めていることを示す可能性があります。次に、すべての店にいる同じ見知らぬ老人は、あなたの心の一部を象徴しているかもしれません。老人は知恵や経験、時には未知や不安の象徴としても捉えられます。この老人がどのような感情を引き起こすのかによって、あなたの内面的な恐れや知恵との対話が映し出されていると考えられます。ハダカの胸を見せて料金をタダにしてもらう行動は、自己開示や脆弱性と欲求のバランスを示しています。これは、他人に自分をさらけ出すことで何かを得たいという潜在的な欲望や、相手に対してどの程度自分を見せるべきか悩んでいる心理状態を表している可能性があります。ケーキは、甘いものや贅沢、満足感の象徴です。何度もケーキを食べる行動は、日常での満足感や喜びを求めている、あるいは欲求不満を抱えていることを示唆します。彼との関係についてですが、この夢は、自分自身がどの程度オープンでいるべきなのか、そしてその開示が関係にどのような影響を与えるのかを考える機会を与えているかもしれません。彼との関係が今のままでいいのかどうかについて、夢の場面における感情的な反応を手がかりに深く内省すると良いでしょう。 AI夢診断結果② この夢は、夢見る者が自分の人生の方向性を探求していることを示唆する。この探求の過程で、夢見る者は見知らぬ老人、即ち知恵や経験を持つ存在に出会い、恩恵を受けている。老人にハダカの胸を見せているのは、夢見る者がこの存在に自分の脆弱さや需要を明かしており、それにより贈与や恩恵を受けていることを表す。夢見る者は、贈与や恩恵を受けることの喜びを経験しているが、この贈与の対価として、自分の脆弱さや需要を明かすことを必要としている。この夢は、夢見る者が自分の人生の方向性を探求する際に、他者からの助けや導きを受け入れることの重要さを強調している。夢見る者は、自分の脆弱さや需要を明かすことを通して、贈与や恩恵を受けることの価値を再認識することができる。また、夢見る者は、夢に現れた老人のような存在を探し求め、その知恵や経験を求めることを検討することも有意義である。