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バックを返してくれない夢? 32才 女性 「花絵」さんの夢 2025/02/08 すごく家族に言いたい不満があるのに、誰もまともに聞いてくれない。 亡くなった母も私のそばから離れていってしまいました。 私はわめきながら階段をのた打ち回るようにして上がっていくと 途中に傘のような物に私の戒名のような物が書いてあリました。 思い切り、それを蹴って、どういうわけか小銭を投げつけました。 二階には姉がいて私は泣きながら「私のバッグを返して」と訴えていました。 自分の泣声で目がさめ涙が出ていました。 とても悲しかったのです。生きていくのが苦しくなっています。 ▼ @新奇な体験: バッグはブランド物で買ったばかりですが、小さな傷がついており、お店 の方に無償修理を依頼しています。 母も生前は同じブランドのバックが好きでした。その影響もあってか、トレンドに流されないデザインが好きです。 母のバックは父が亡くなってからというもの、収入が途絶えたこともあり、処分して生活費に充てていたようです。 母が亡くなったとき、形見分けと期待していたのに何も残っていないことを聞かされがっかりしました。 最初は姉が処分したのだろうと決めつけて追及しましたが、はっきりしないままです。 A夢を生成する感情: 家族にとり合ってもらえないという「不満」 何かしら隠し事をしているらしいという「不信」 表現のしようのない、どこに向けたらいいのかわからない「怒り」 すべてを失なってしまったように感じる「悲しみ」 分かり合えないという「苦々しさ」 B関連する弱いつながり記憶: C夢見者の現実認識:
D大脳辺縁系の生存行動: 生き残りのための行動→「離れる・近づく」→「階段を登る・降り
る」→「投げる・投げつけられる」→「泣く・泣かれる」 E夢の課題:32才と いう年齢 自立と自律が メイン □親密な関係 →生殖行動 □結婚・家庭生活 →繁殖行動 □危機的状況→攻撃・防御・回避行動□成熟した仲間関係→採集活動 □生きがい・自分探し→狩猟活動 □道徳性・良心・価値 □倫理体系の確立 □責任ある行動 □信頼と不信 →関係性 □問題解決 □経済的自立 □親からの情緒的独立 □自己の確立 →自立 □健全な習慣 □勤勉と劣等感 □集団に対する態度 □自律性と恥 □自主性と罪責感 →自律
バックはどうなってしまったと思いますか? →姉が隠して持っていると思う。
▼ 亡くなった母がいなくなった。ということは家族が集まった時点では「母」は居たということ。 その矛先がどこを向いているのか、母がいなくなったのですから、まずは「母」なのでしょう。 そして、次が「姉」のよう。まともに聞いてくれないのはどんなこと?
わめきながら、階段を昇ります。 わめくのは「正当なことを主張」しているという気持ちがあるから。 階段をのたうちながら昇るのは、相当な苦しみが伴うという暗喩。
父の葬儀のとき、「父の子」ではないと親戚から告げられたとき、半信半疑のまま、事実を確かめずにいましたね。
母の葬儀のとき、やはり姉が執りしきり、あなたの出番はありませんでした。 2階に姉がいるのはそういうわけ。あなたは1階。つまり、ランクが下。お下がり身分。 母にも言いたかったことも含めて、「姉」に「正当な主張」を怒りとともにぶちまけたいのでしょう。 正当な主張は、ステンドグラスの「シェード」に刻まれた「戒名」として登場します。 母の戒名は父の戒名より下のランク。あなたの相続分は姉よりかなり低かった。 「戒名」にあなたの名前が刻まれているのですから、葬儀執行を「姉」ができるということ。 その象徴である「戒名」を蹴り飛ばすことで、「鬱憤」をはらし、 小銭という「賽銭」を投げつけることで、邪悪な存在である「姉」に手痛い仕打ちを試みたわけ。 つまり、諸々の手続きを踏んで、「正当な対応」を要求する行為を夢の中で実行しているようです。 二階の姉に、「泣き」ついて、「バックを返して」と要求するのは、 「無償修理」という当然の権利を認めてほしいと懇願しているということ。
もうひとつのメッセージ。
「ステンドグラスのランプシェード」は母の趣味でしたね。 母にひとかたならぬ愛情を感じていた「あなた」にとって 形見分けのバッグが手元にあり、 趣味のランプシェードをつくっていた「別荘」が残っていて、 あなたたちの家族で利用できたら、どれほど慰められたでしょうか。
遺産相続のことでのたうちまわるような「憤怒」のみを感じていましたが、 肝心の「母の死」に対する厳かな気持ちを心に留める機会を失い、 悲しみや刹那さを後まわしにし、無為に過ごしてしまったのかもしれません。 今になって、やっと泣くことによって、「感情」があふれてきたということでしょう。
形見分けは「物」として、自分の手元にあるものだけではありません。 夢は、どうやら、そちらに照準を合わせているのかもしれません。 それが夢のやり方。 あなたの夢ですから、もう一度夢に立ち返り、夢の気分を味わうことによって、何かがはっきりするはず。 ▼
▼ ▼ おはようございます。今朝見ました。 自宅には母を思い出すものが全くありません。写真もないのです。 |
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