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1/15の夢 私はトイレで水を流しています。何度も何度も。洋式のトイレです。 トイレットペーパーなんかを流しているようです。 何度も何度も流していますが、別にトイレの流れが悪いわけではないようです。 次々に流しているので、ずっと流し続けているのです。 水が私の方に撥ねました。「あっ」と思って見てみると、 生理用のナプキン入れにかかって汚れてました。 いつも使っている、薄い小さな布製のポーチです。 私は「いいや」と思い、一緒に流してしまいました。 それと水が撥ねた時気付いたのですが、私は会社の制服を着ていました。 学校の校庭らしきところに、二人ぐらいの女の子が見えました。 制服を着ています。中学生くらいでしょうか。校庭の端の方に立っています。 私は「こっちのトイレで流せるよ」と呼びかけました。 いつのまにか、女の子は一人になっていました。 もう一人は校庭の中央の方に去って行ってしまったようです。 私はまた、トイレに行き、水を流し続けています。 校庭に立っていた女の子の人数の記憶は少し曖昧
です。 ▼ Q 1 でも、確か最初に二人で、いつの
まにか一人になってしまったと思います。
単純に考えたら・・・生理中なのですから・・・生理が苦痛だというこ と。 ナプキン入れが必要のない状態になりたいということ。それだけの夢か も?
さて・・・トイレに捨てたものは・・・嫌だと思っている「性格的な部 分」やコンプレックス。 あるいは・・・役に立たない「経験」のようなもの。無駄であり、無意味 だったもののイメージ。 流れが悪いわけでもないのに・・・次々に流しているのは・・・ 過剰で、無意味なことをしているのではないか という「強迫的な不安」があるから。
あなたが捨てたのは・・・ナプキン入れ。 ナプキンは・・・女性であることにともなう苦痛を受け入れることですか ら・・・ 「女性性」を受け入れることに対して・・・否定的な感情をもっていると いうこと。
生理用の布製のポーチがなくなったかわりに登場したのが・・・二人の中 学生の女の子。 意味ありげな「消失」に対する突然の「出現」ですから・・・ナプキン入 れの代替物。 つまり・・・「二人の中学生の女の子」 は・・・捨ててしまいたい対象ということになります。
あなたの呼びかけに対し・・・応じたのは一人。 一人はあなたの前から去ってしまい・・・一人だけが残ったという結果。 二人に対して呼びかけたのですから・・・どちらにも来てほしかったは ず。 あなたの心の中に・・・「分離」する感情が存 在することをイメージさせる部分のよう。
いずれにしても・・・「二人の中学生の女の子」は・・・あなた自身。 あなたの中で対立しあう未成熟な「存在」であって・・・どちらかを選ぼ うとしている夢なのかも? by エリカ
▼ @トイレの水を何度も流していますが・・・ >きれいだったと思います。 Aトイレのドアは開いていましたか? >ドアは・・・なかったような気がするんで
す。 B生理用のナプキン入れに水がかかりましたが・・・ >水が跳ねた瞬間は、制服や私の身体に掛かっ
たように感じたんですが、 C生理そのものは・・・どんな感じ? >お腹は痛いし腰は痛い、肌は荒れるし便秘に
もなる、 D中学生ぐらいの女の子に向かって・・・ >身体の中に溜まった汚いもの・・・。ストレ
スとか親から受けた呪縛とか。 E校庭に中央に去っていった中学生と・・・ >呼び掛けに応じた方。実際に私だったと思い
ますし。 Fあなたは再び・・・トイレの水をずっと流し続けていますね。 >何も投げ入れていなかったようです。ただ水
を流していました。 G水を流しているときの気分は・・・心地よいものでしたか? >心地よいとか憂鬱とか、特には感じていな
かったです。 I最近・・・一人になりたいと思ったのはどんなときですか? >最近、一人になりたいと思うのは頻繁なんで
すが・・・。 >では、診断しますね。 ▼
夢診断のポイントは、捨てているのは・・・女性としての「身体」。制服
が意識されるのは・・・うまく生きようとしたから。
→女性としての身体を大切に扱われてこなかったから・・・ 不潔なもの・・・不浄なもの・・・面倒なものとして・・・「身体」を 受け止めてしまうことになったのでしょう。 身近に接することのできる「女性」が・・・女性として幸せでなかった からかもしれません。
→いまのあなたは・・・制服を着た「中学生の女の子」ということ。ま だ・・・大人の女性ではない。 男の子のように生きてきたことを・・・果たして意味のあることだった のかと回想しているのかも? 現在のあなたが選んでいるのは・・・「男の子」でない自分自身。捨て るものが・・・たくさんありそう。 by うらら
▼ Q 2 どう受け止めればいいの? どう すればいいの?
トイレで水を流すのは・・・あなたの身体の中から出てきたものを・・・ 水の勢いで押し流して・・・目の前から消してしまうという「行為」です ね。 何度も・・・何度も・・・繰り返し流すの は・・・できるだけ遠くに流したいから。
流れてしまえば・・・ふたたび・・・あなたの前にあらわれることはない はず。 ずっと流し続けているのは・・・流したいものがたくさんあるからという ことのよう? 消し去ってしまいたい「過去への執着」やコン プレックスを暗示させる場面かもしれません。
トイレットペーパーは・・・何らかの「処理」が完了したことをイメージ させるもの。 あなたは・・・始末をつけて・・・完了させたいと思っているのかもしれ ませんが・・・ 何かが気になって・・・あなたが始めた「作 業」を終えることができない気分のよう? 何を流しているのか・・・はっきりしないのは・・・そういうわけ。
トイレという「私的な空間」なのに・・・どういうわけか会社の制服を着 ていたり・・・ 学校の制服を身につけたまま登場してくるのは・・・自分の「見え方」が 気になってしかたないから。 どう見られるか・・・どう思われるかが不安だ から・・・正反対の行動をしてきたのかもしれません。
これまでは・・・それで自分自身を誤魔化せたのですが・・・ その「矛盾」に気づいたのですね。だから・・・そのままの自分を選びは じめているのでしょう。 水で流しているのは・・・あなたが抱えてきた ものを捨てることによって・・・自然な「あなた」になりたいから。
男の子としての・・・あなたは本当の「あなた」ではなかったというこ と。無理していたのですね。 あなたは・・・「あなた」らしくあればいいのだと・・・気づくべきかも しれません。 そのためには・・・まだまだ・・・捨てるものがあるということを夢は伝 えたいのでしょう。 by ふむふむ
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▼ ▼ 【Reflection】 行動化は、言語化されない衝動、欲求、葛藤、感情などを行動によって表現すること。 行動化によって、衝動等に意識的に向き合うことを回避し、自我がその安定を保ちます。 言語獲得以前の乳幼児期に誰もが使ってきた防衛だと考えられます。 自傷、摂食障害、性的逸脱行為、暴言、暴力、アルコール依存症なども行動化に含まれます。 意識化を回避したい葛藤や欲求があり、抱えきれずに行動に移すということ。 夢見においても、「行動化」は当たり前のように出てきます。 夢見状態そのものが「サイコパス」であり、「ソシオパス」ですから。 ここでの「行動化」は、「トイレの水」を何度も、何度も流すこと。 流しているのは、トイレットペーパーのようなもの。 ハプニング。水が跳ねて、「ナプキン入れ」にかかります。 ここで「言語化されていない部分」が露呈します。 流したかったのは、「生理用のナプキン」 「いいや」と思っています。それは「会社」の制服の事情にかかわることのよう。 連想は「過去へと展開」するものですから、 次に出てくるのが「中学校の制服」、何を流すのでしょうか。 流すということは、遠ざけるということ。水とともに「始末」するということ。 そもそもの始まりから終わりまでの事情について「締めくくり」をすること。 2人の「制服を着た女の子」を呼んでいます。これが、「始まり」 2人の「女の子」を抱えていたことに気づいた夢見者。 1人は去ってしまいます。去っていったのは「男の子」と夢見者は感じている。 残ったのは1人。夢見者はふたたび「水を流します」、いつの間にかいなくなります。 残った1人は夢見者。だから、中学の制服を夢見者は着ているのでしょう。 それでは、「残った1人」は、どんな「女の子」なのか、それが「課題」 夢見者は、「先日」という近況において、高校時代の友人数人にあっています。 そのとき、「きれいになったね、女性らしくなって〜、ほんっっっと、男の子みたいだっだもんね〜」と 力強く言われます。揶揄されたと感じたのかもしれません。「新奇な体験」の記憶ですね。 点滅する「新奇な体験」の記憶に、関連する「弱いつながり」の記憶が 中学校や高校の時の「男の子より喧嘩が強くて、度胸があって、BOSSと呼ばれていた」過去の自分を呼び起こします。 「男の中の男」として有名人であったという「夢見者」は、自虐的に「あれは、きっと、私じゃなかった」と振り返ります。 ここまでが、「終わり」までの事情。 「締めくくり」は「トイレで水」を流すこと。つまり、終わっていないのですね。 締めくくりが完了していない、それが「課題」です。 「生き直し」の課題が完了していない「女の子」が夢見者とともにいます。 「会社の制服を着た」夢見者が、「中学の制服を着た」夢見者を呼んできて、 水を流させていると夢見者は語っています。心に溜まった見えない「汚れ」を流していたんだと想像しています。 そうすることが「自然な感じ」で、当たり前に流していたと・・・。 「男の子」であった自分は去っていき、もうひとりの「女の子」は残りましたが、未成熟ということなのでしょう。 すなわち「女性として未成熟」であり、「きれいになったね」という言葉を嬉しいと感じない夢見者・・・。 そのままの意味で「受け入れられない」夢見者には、まだ「汚れ」が残っていて、 その「汚れ」は、「父親の不倫」であり、裏切りでもあるのですが、 夢見者の「女性性」に、まとわりつく「壁」としての「男の子」的要素なのでしょう。それを流している。 そのような「作業」が、まだまだ続くだろうと感じているのでしょう。 ナプキン入れにかかる水は、「女性性」を揶揄する高校時代の友人たちの「きれいになったね」という言葉。 そんなことは、どうでも「いいや」と水に流して、当たり前に、自然に受け入れようとする夢見者。 まだ、「締めくくり」はずっと先のようですが、すでに「作業」は始まっていますよと夢は伝えている。 この「作業」によって、いくぶんかの「女性性」を取り込むことができたはず。 「男の子」が去って、未成熟ではありますが「女の子」が残ったのですから、次の夢の「起点」となりそうです。 |
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