月刊短波2026年5月号
編集 赤林隆仁  時間  JST

◎SM Radio Dessauが4送信所より特別短波放送実施
 
ドイツのHarald Kuhl氏によると、同国のSM Radio Dessauが2026年5月1-2日に4カ所の送信所より特別短波送信(内3カ所は高出力送信)を行う。言語はドイツ語と英語。
 5/1 17:00-18:00 9670 125kW Wofferton
    5/1 22:00-23:00 6095 100kW Nauen
    5/2 01:00-02:00 12060 100kW Gavar
    5/2 06:00-07:00 3955 10kW Rohrbach(Channel 292)
    受信報告は<maxberger @ smradio-dessau.de>へ、印刷したQSLカード希望の場合は返信料を添えてMax Berger, Saalestraße 44, 06846 Dessau, Germanyへ。(WORIG 4/30)

◎RFPIが新たなイラン向放送を開始
 
フランスRFPI(Radio For Peace International)は「国境なき記者団(Reporters Without Borderes:RSF)と提携してイラン向の新たな短波放送を2026年4月27日より開始する。放送はペルシャ語で、毎日08:30-09:30及び04:30-05:30に9770kHzで行われる。イランでジャーナリストに対する弾圧が強化されている中、独立系メヂア「IranWire」が制作した国内外のイラン人やイラン人ジャーナリストによるニュースやコラム等の信頼性の高いコンテンツを放送する。デジタル検閲による情報遮断が続く中、これらをかいくぐって自由にアクセスできるツールとして短波放送が適していると判断された。(RFPI)
    ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、上記の新ペルシャ語放送が04:30-05:30に9770kHz(Tashkent送信所)で開始されていることが確認された。(WORIG 4/30)



VOA・RFAの朝鮮語放送が放送時間を延長・拡充
 
韓国・北東亜細亜放送研究会の朴世京(パク・セギョン 박세경)氏によると、VOA及びRFAの朝鮮語放送は2026年4月20日より放送時間を延長・拡充して放送することになった、
 VOA朝鮮語 火-土曜 00:30-03:40 (旧 火-土曜 00:30-01:00)9310
 RFA朝鮮語 毎日 22:30-22:45 (旧 火・木のみ 22:30-22:45)9900
(WORIG 4/17)
 
2026年4月28日より、VOA朝鮮語放送の時間は更に延長されて、00:30-05:30となった、周波数は9310kHzのまま。00:30-01:30の番組を2回繰り返して03:30まで放送していたのを更に2回繰り返すようになった。日曜・月曜の放送はない。(アジア放送研究会 山下透氏)

◎Radio Prague Internationalへの助成金25%削減に

 英国のMike Cooper氏によると、Czech Radioは同局の行う海外放送Radio Prague Internationalに対する外務省からの助成金が2026年度は昨年度(2625万Crown、約2億円)比べて約25%削減されることになったと発表した。この結果同海外放送は大規模なサービス縮小と人員削減を行わざるを得なくなるとCzech Radioの局長は語った。外務省は2027年度には助成金をゼロにして海外向放送を廃止することを目指している。(WORIG 4/2)

◎VOA職員の職場復帰に控訴裁判所が停止命令
 英国のMike Cooper氏がWashington Postの報道として伝えたところによると、米連邦控訴裁判所コロンビア支部は、連邦地裁が出したVOA職員1,000人の職場復帰命令を一時差し止める決定を2026年4月1日下した。これはトランプ政権からの上訴を受けた措置で、控訴裁判所での結論が出るまで職場復帰はできなくなる。USAGMのAlex Nicoll広報官は「USAGMがトランプ政権の方針を忠実に推進継続するための好ましい措置」として歓迎している。これでVOAの旧従業員は再び不安定な状況に陥ることとなる。原記事はhttps://www.washingtonpost.com/business/2026/04/01/voice-of-america-staff-return-stopped/を参照のこと。(WORIG 4/1)

◎故Gerry L. Dexter氏のQSLコレクションを米国放送図書館が収蔵
 著名なDXer、ライターでNASWAの会員でもあった故Gerry L. Dexter氏(1936-2025)のQSLコレクションの全点が、メリーランド州College ParkにあるMaryland大学構内にある米国放送図書館(Library of American Broadcasting、LAB)に収蔵されることになった。NASWA会員のTom Gavaras氏がDXter氏の死後未亡人のSharonさんから全点を譲り受け、LABに受入を打診した。またその間NASWA会員のJohn Herkimer氏は全点をスキャニングして電子データ化した。QSLコレクション自体は2026年初めにLABに発送された。NASWAでは会員向でこのコレクションが閲覧できるようにしている。(NASWA Jornal April 2026 via WORIG 4/1) 一部はhttp://naswa.net/newsite/上で閲覧可能です。

1957年にFijiから届いた封筒


◎Voice of Vietamは政府からベトナム共産党の管理下に
 ドイツのHansjoerg Biener博士によると、ベトナム共産党中央委員会は2026年3月末主要3メディア(ベトナムTV、ベトナムの声VOV、ベトナム通信)と2科学機関を政府から党の管理下に入れることを決定した。その結果党中央委員のDo Tien Sy氏がVOV総裁となり、党中央委員会宣伝・教育・大衆動員委員会の副委員長を兼任することになった。党のイデオロギー、文化活動目標に向けて大衆を教育・動員するための中核的手段としてVOVを位置づけている。(WORIG 4/3)

◎イラン向秘密放送Radio Zamoneh
ドイツのHansjoerg Biener博士によると、オランダAmasterdamに本拠地を置くイラン向秘密放送Radio Zamonehは、ブルガリアKostinbrod送信所より毎日04:30-05:30に6110kHzでペルシャ語放送を行っている。1時間の放送だが、後半30分は前半30分の繰り返しである。(WWDXC TP 1650) "zamoneh”とはペルシャ語で「時間」のこと。



◎A26イタリア語放送リスト提供
 イタリアのDario Gabrielli氏によれば、A26シーズンのイタリア語放送のリストが公開されている。https:\\aer.org.es/notizieradio/trasmissioni-in-lingua-italiana。(WWDXC TP 1650)

◎中国局改廃
・広西壮族自治区南寧市の郷村生活広播(104.9MHz)、故事広播(89.5MHz)はTVの公共チャンネルとともに、2026年5月2日01:00で放送を終了する。https://h5-n.nntv.cn/davmu/share/holly/doc/2026/03/ZbA7hMZuy/index.html上に事前の「停播公告」が通知された。公告は2026年4月1日付だが受信アプリ「南寧雲」上では1日早く通知された。
・湖北省荊門(けいもん Jīngmén)市の交通音楽広播(105.7MHz)はTVの科教文旅チャンネルとともに2026年4月2日01:00で放送を停止した。3月31日には担当者が声を詰まらせて停止のメッセージを放送した。
・四川省自貢(じこう Zìgòng)市の交通広播(90.2MHz)は2026年4月9日01:00で放送を終了する。
・山東省菏沢(かたく Hézé)市の音楽広播(91.8MHz)は終日菏沢交通広播(94.8MHz)の番組を中継するようになり、停止が目前となっている模様である。既にオンラインプラットフォームの蜻蜓FM平台では配信が停止されている。(小林放送局 3/29-4/4)
・広東省掲陽(けいよう Jiēyáng)の農業交通広播(106.5MHz)は2026年5月2日01:00で放送を終了する。同時にTVの生活文化チャンネルも廃止される。
・近々廃止されると伝えられる広東省梅州(ばいしゅう Méizhōu)の交通広播(105.8MHz)は既に独自番組を打ち切りすべて綜合広播(94.8MHz)と同一の番組となっている。
(小林放送局 4/5-11)
・内蒙古広播電視台のラジオ放送の再編・改名が進行中である。2026年4月16日01:00を以て、内蒙古音楽之声(呼和浩特では93.6MHz)は内蒙古文藝之声に改名された。同時に内蒙古農村牧区広播(別名「緑野之声」、呼和浩特では91.9MHz/1044kHz)は内蒙古城郷生活広播と改名された。
(小林放送局 4/12-18) 1044kHzの放送は呼和浩特を含む内蒙古自治区内23カ所の送信所から同一周波数(10kW)で行われています。同自治区は118.3万平方kmで日本の3倍強の面積です。
・福建広播電視台は2026年4月29日01:00で福建音楽広播(91.3MHz)を終了すると発表した。同時にTV4チャンネルも廃止される。
・貴州省の安順(あんじゅん Ānshùn)市の安順交通旅遊広播(102.9MHz)は2026年5月2日01:00で放送を終了し、安順綜合広播(105.9MHz)に統合される。
・広東省湛江(たんこう Zhànjiāng)市の湛江経済広播(95.1MHz)、湛江交通音楽広播(102.1MHz)は2026年4月30日01:00に終了する。湛江市の放送はラジオ、テレビ各1局のみとなる。
・河北省廊坊(ろうぼう Lángfáng)市の霸州(はしゅう Bàzhōu)市電台(93.0MHz)は現在放送が途絶している。
・広東省広州市の越秀山送信所から出ている広東城市之声(103.6MHz)は現在24時間放送から06:30-01:00に縮小して行われている。但しネット配信は24時間行われている。
(小林放送局 4/19-25)

◎広西北部湾之声特に変化なし
 広西北部湾之声のA26スケジュールが発表されたが、短波帯の番組編成にはほとんど変更がない。変更点は土曜日09:00の「一詞一世界」がカンボジア語に固定されたことである。
朝 07:40-10:02  夜 18:05-01:03 5050 9820
外国語放送: 09:00-09:05 「一詞一世界」(月 カンボジア語 火 ラオス語 水 ビルマ語 木 タイ語 金 ベトナム語 土 カンボジア語 日 不定) 09:05-10:00 タイ語 20:00-20:30 CRIベトナム語 20:30-22:00 ベトナム語 22:30-22:40 「一詞一世界」(月~金は9:00と同一、土・日 不定)23:15-23:18 英語 00:30-00:45 タイ語
 中継放送:08:00-09:00 CNR 大湾区之声 19:35-20:00 CRI中国語 22:00-22:20 CNR文芸之声 23:10-23:20 CRI中国語
(Cahcn的自留地 3/30) 公式スケジュールは実態と異なる可能性があります。日本では9820kHzは受信が難しいですが、HanoiのリモートSDRでは夜は5050kHzとパラで出ているのが確認できしたが、朝は確認できませんでした。

◎Radio Mix Channel Poland
   米国のRon Howard氏によると、Radio Mix Channel Polandをカナリー諸島にあるKiwiリモートSDRで48809kHzにて4/12の06:10頃受信した。ポップスとIDの番組で、信号は強かった。(WORIG 4/11) ポーランドから2025年末に放送を開始した20世紀末の音楽に特化した音楽専門局で「ポーランド唯一の短波局」と称しています。、オンラインの他時々短波の4880-4900kHzのAMまたはUSBモードで放送を行うことがある。URLはhttps://radiomixchannel.pl/。正式免許局かどうかは不明。

◎カナダの大学局がピンチ
 英国のMike Cooper氏がCanadian Pressの報道として伝えたところによると、カナダには大学の学生が自主的に運営しているキャンパスコミュニティ局が存在する。しかしどの局もも存続の危機に陥っている。理由は①大学入学者数の減少、②ジャーナリズム関連学科の減少、③大学に支払う局の賃貸料の増加が主原因で、④学生組合からの資金提供の停止、⑤デジタルシフトによる広告収入の減少がこれに拍車をかけている。既に首都オタワにあるオタワ大学のCHUO 89.1 FM局は2025年12月に生番組制作を停止した。キャンパスコミュニティ局は学生の教育や周囲のコミュニティーとの協同を図るために有意義だが、政府や州が援助する等の対策をとらないと消えていってしまうと危惧されている。原記事はhttps://www.thecanadianpressnews.ca/entertainment/dont-touch-that-dial-future-of-canadas-campus-radio-stations-in-doubt/article_573bda23-d357-5268-a67b-c47443466b4b.htmlを参照のこと。(WORIG 4/11)

◎中国国家広播電視総局が改訂版放送事業者リストを発表
 中国の国家広播電視総局(NRTA)は2026年4月7日、2026年3月31日現在の放送事業者リストを発表した。その概要は以下の通りである。
 ①新規のTVチャンネル、ラジオ放送の追加はない。
 ②福建省広播影視集団(福建人民广播電台、福建電視台)は実質的に5つのTVチャンネル、5ラジオ放送を廃止し、廃止実績ではトップとなった。
 ③TVの「公共チャンネル」については福建電視台を含む10の「地級」放送機関が廃止した。
 ④教育TV局については変化なし。
 ⑤有料TVチャンネルでは広東省の「現代教育」、江西省の「風尚購物」、湖南省の「茶」チャンネルが廃止れた。
 ➅「県級」放送機関では新疆維吾爾自治区の生産建設兵団第三師融媒体中心団が当初リストから削除されたが、修正追加で復活した。
 ダウンロードはhttps://www.nrta.gov.cn/col/col69/index.htmlより。
(小林放送局 4/5-11) 放送局リストは「地級以上」(国、省、自治区、大都市レベル)と「県級」(小都市、大都市の中の市、県レベル及びそれ以下)に分かれてExcelの表として提供されています。各局にどんなTVチャンネル、ラジオ放送があるかが分かりますが、周波数等の詳細は記述されていません。中国では放送の削減が予告なく行われることがあるため、昨年の表と比較することにより、TVのチャンネル数、ラジオの放送数がどのように減ったかを知ることができます。

◎ハバロフスクに新局
 ロシア極東のKhabarovskでは2001年より101.8MHzで放送していたRadio Khoroshego Nastroeniya(Радио Хорошего Настроения:おはよう放送)が2026年4月10日より新局 "Pesni ot Vsey Dushi"(Радио 101.8 "Песни от всей души":心の底から響く歌)に換わった。この放送はAndrey Malakhov氏が司会を務める人気テレビ番組を基にした、2026年の新プロジェクトである。フォークのヒット曲や、90年代、2000年代の楽曲、そしてソビエト時代のポップミュージックを放送する。目的は、安らぎと懐かしさを感じさせる雰囲気を醸し出し、世代を超えた交流を促進することだという。オンライン放送はhttp://188.93.129.110:8000/fm1018で聞くことができる。(RUS-DX #1163 via WORIG 4/13) YouTube上https://www.youtube.com/watch?v=hqEAUr2zDhoに音声が公開されています。所在地はUlitsa Lenina, 71, Khabarovsk, Khabarovsk Krai, Russia 680013(ул. Ленина, 71, Хабаровск, Россия 680013)です。



◎Radio Franceが国内300のFM送信機を停止に

 英国のMike Terry氏がradiovisie等の報道として伝えたところによると、Radio Franceは国内向ラジオネットワークのデジタル化に向けてFM送信機の大幅な削減を実施する。「France Musique」についてはいくつかの地域でFM放送は終了し、カバー率を93%から70%にする。ただし「franceinfo」と「Ici」(旧「France Bleu」では若干増加させて90%とし、自然災害や停電等の非常時に備える。結局FM送信機数は400から140と260削減される。今までの累計ではアナログ送信機の12%に当たる300基削減されたこととなり、年間390万ユーロの節約になるという。FM放送の削減はDAB+の利用可能地域を中心に行われる。なお若者向「Mouv」は昨年に完全廃止され、DAB+にも移行されていない。既に中波放送は2025年12月31日の「Bretagne 5」(1593kHz)を最後に完全に廃止されている。2033年にはDAB+によるデジタル放送化を完了する予定である。原記事はhttps://radiovisie.eu/radio-france-gaat-300-fm-zenders-uitzetten/。(WWDXC TP 1651)

◎CRI Bamako中継局再開
 ドイツのHansjoerg Biener博士によると、China Radio Internationalは一時停止していたマリのBamako中継局からの短波放送を2026年4月4日より再開した。
 22:00-23:00 13685 17880 (100kW 111°)フランス語
 23:30-01:00 13685 (100kW 111°) 17630(100kW 85°)英語
 が確認されている。(WWDXC TP 1651)
 米国のRon Howard氏がカナリア諸島のKiwiリモートSDRで確認したところ、上記に伴いRadio Maliの短波放送も5995kHzで復活しているのを、2026年4月19日の05:50頃確認した。フランス語放送であった。(WORIG 4/19) BamakoのKati送信所からCRI中継と一緒に出ています。

NDB HANDBOOK 2026年版発行
 ドイツのHansjoerg Biener氏は長波を使用している無指向性ビーコンNDBの詳細を記述したNDB HANDBOOKの2026年版を発行した。NDBは年々減少しており、欧州版ENDBHの記載局数は前版の8500局から5900局に減少している。価格は以下の通り。
 欧州版ENDBH ダウンロード版€30 冊子版 €40
 北米版NANDBH ダウンロード版のみUS$34
 世界版GHDBH ダウンロード版のみ€50
 送金は送金手数料€1、US$2を加えてPay Palにて<michael.oexner @ web.de>に送金する。
(WWDXC TP 1651)

◎BBCは10%の人員削減~サービス削減も
 英国のMike Terry氏がBBCの発表として伝えたところによると、BBCは深刻となった財政上の圧力に対処する目的で今後2年間で全従業員の約10%に当たる1800-2000人の人員削減を行い5億ポンドの経費削減を行うことを発表した。またこれに伴いチャンネルやサービスも削減される。BBCの各サービスがどのように削減されるは2026年後半に発表される。原記事はhttps://www.bbc.co.uk/news/articles/cyv11lryv7ro。(WORIG 4/15)

◎BBCがRadio 4の長波放送終了を聴取者に公告
 BBCは2026年4月15日び、リスナーに向けてRadio 4の長波放送の2026年末での終了について公告した。終了の理由については、長波送信設備の耐用年数が尽きたが、大多数のリスナーがデジタルプラットフォームに移ってしまい、聴取者数が激減しているため新たな設備投資は不適切であるとした。終了にあたり長波利用者がRadio 4のコンテンツのアクセスする代替手段を周知徹底する、電力消費量節減のための旧RTS(Radio Teleswiching Service)を利用している人はBBCではなくエネルギー供給会社等に相談して欲しいとしている。原記事はhttps://www.bbc.co.uk/reception/work-warning/news/radio4lw。(WORIG 4/15) BBCの国内向ラジオの内、ニュースや朗読に特化した内容の放送で、約1,000万人の聴取者を持ちます。現在は主としてFMやDABで提供されている。かつて英国の潜水艦は、船上からRadio 4hが長波や中波で聞こえるかどうかを、母国が壊滅しているかどうかの判断に利用していました。オンラインではhttps://www.bbc.com/audio/play/live/bbc_radio_fourfmで聴取することができます。

◎ハンガリー国営放送が放送停止に?~オルバン前政権がプロパガダとして利用
 米国のKim Andrew Elliott氏によると、ハンガリーの総選挙でオルバン政権(親露右派)を打倒したPeter Magyar首相(親欧右派)は、選挙期間中国営放送MATVがオルバン政権による北朝鮮式のプロパガンダを流し、自分や家族に対する虚偽の情報を流布したとして非難した。そして「独立した、客観的かつ公平な環境を構築する」必要があるとしてMRTVの放送停止を示唆した。原記事はhttps://bsky.app/profile/kaedotcom.bsky.social/post/3mjmdbvwjcs2f。(WORIG 4/17)

◎モルドバGrigoriopol送信所の現状
 モルドバのにあるGrigoriopol送信所は2022年4月に2件の攻撃を受け、短波用アンテナの一部が破壊された。そのため同地区はテロ警戒レベルを当初「赤レベル」に引き上げていたが、同年5月25日に「黄色レベル」に引き下げ、6月8日以降は2ヶ月おきにこのレベルを延長して現在に至っている。現在も送信所周辺には検問所が設けられ治安部隊が警戒しており、ドローンの飛行は禁止されている。また送信所への出入りには軍の許可が必要である。送信所にはウクライナとの国境をなすフェンスが存在する。現在送信されているのは地域向のラジオ放送とロシアの放送(中波)のみである。ウクライナ戦争に伴い欧米の制裁リストに同送信所が掲載されたため、TWRなどの国際的カストマーは撤退している。(RUS-DX #1390 via WORIG 4/18)

◎Transnistrian Radio and Television Centerからのロシア放送中継A26スケジュール
 モルドバTransnistria地区のTransnistrian Radio and Television Center(Grigoriopol送信所)のA26スケジュールはB25と同じである。
 Radio Rossii 999kHz 1000kW 20:00-24:00 ウクライナ・欧州向
 Vesti FM 1413kHz 500kW 03:00-14:00 クリミア半島 ウクライナ向
(RUS-DX #1388 via WORIG 4/4) ロシアの中波送信所となった感じです。


◎オーストラリアRadio 567が短波送信再開に
 米国のRon Howard氏が、Radio 567のPeter Tate氏からの情報として伝えたところによると、同局は4970kHzでの短波送信を一時的再開することになった。Shortwave Australia(2310/4835kHz)のDavid Stuart氏の協力を得て、予備のアンテナや送信機の提供を受けた。送信はまだ試験段階で、送信出力やどのアンテナを使うかは未決定だが、Shortwave Australiaの4835kHzより強力な電波が出そうである。現在新しい送信所の土地を探しているが難航しており、今回の送信再開その間のつなぎとして実施される。(WORIG 4/20)

◎南極局LRA36の現状
 ギリシアのZacharias Liangas氏によると、アルゼンチンの南極局Radio Nacional Arcángel San GabrielはCollins社製送信機が故障したため、このところ短波送信は停止中である。局によれば修理作業が継続中で2026年10月には15476kHzの放送を復活させたいとしている。(WORIG 4/19)

◎Radio Six Internationalが毎週日曜日高出力中波送信
 英国のMike Terry氏によると、同国スコットランドを本拠地とするRadio Six Internationalは、毎週日曜日08:00-09:00の「MIDNIGHT RENDEZVOUS」という番組をフランスRoumoules送信所より1467kHzで1000kWの高出力で送信する。受信報告を歓迎する<letters @ radiosix.com>へ。詳細は同局のURL https://www.radiosix.com/を参照のこと。(WORIG 4/22)  5/9は一時間早く07:00より放送されます。

◎ブラジルRádio Nacional da Amazôniaが19mbにも出現
ドイツのWolfgang Bueschel氏他によると、ブラジルのRádio Nacional da Amazôniaが19mbの15150kHzに出現した。当初15145kHzで出現したが、現在は15150kHzで08:00頃受信できる。11780kHz、6180kHzとパラ。(WWDXC TP 1652)

◎ドイツRadio DARCが周波数変更
 ドイツのBernd Seiser氏によると、同国アマチュア無線連盟の短波局Radio DARCは2026年5月3日より周波数を9670kHzから6070kHzに変更する。これは太陽活動が急激に衰えてきてMUFが下がっていることに対処するものである。毎週日曜日の18:00-19:00の放送はWoofferton送信所より6070kHzで放送される。なおドイツChannel 292からは従来の9670kHzで放送される。新しい6070kHzの放送に対する受信報告を歓迎する。宛先は<radio @ darc.de>へ。(WWDXC TP 1652) 一時200以上あった太陽黒点数は4月下旬には30-40位に落ちてきています。

◎メキシコの日本音楽番組
 メキシコ中西部AguascalientesにあるRadio UAA(Universidad Autónoma de Aguascalientes《Aguascalientes自治大学》放送局 XHUAA 94.5MHz)が日本語音楽番組「J-STATION」を放送している。基本的にスペイン語番組であるが、番組開始時や終了アナウンス等に音声合成による日本語が使用されている。放送は再放送を含めて毎週土曜日09:00-09:30、18:00-18:30、日曜日10:00-10:30に行われている。なお日曜10:30からは別の音楽番組「City Pop」があり日本の曲も流される。これらの番組はオンラインhttps://radio.uaa.mx/で聴取できる。(東京都 平原哲也氏)



◎ロシアRadio Maria中波放送中止に

 St.PetersburgのOlgino送信所より中波1035kHz(10kW)で放送していたカトリック局Radio Mariaは、中波送信所への電力が経済的理由によって途絶することになったため閉局することになった。過去27年間中波で放送していた。(RUS-DX #1391 via WORIG 4/25) ロシアに残留する数少ない中波局でした。FMの92.6MHzの放送は継続する模様です。

◎ボリビアRadio Juan XXIIIが復活
 ボリビアSan Ignacio de VelascoにあるRadio Juan XXIIIの短波放送が6145kHzで復活した。現在カトリック局Radio Betaniaの番組をそのまま中継している。放送時間は20:00-22:00、06:00-08:00である。(SW Bulletin 4/26 via WORIG 4/26)



◎DWの予算削減に対する反対デモ
 ドイツのFranz Bleeker氏によると、2026年4月22日にベルリンのアレクサンダー広場とブランデンブルク門で、数百人が参加するDWの予算削減に反対する抗議デモが行われた。メディア労働者を代表する2つの労働組合であるヴェルディ(VerDi)とドイツジャーナリスト連盟(Deutscher Journalistenverband)が主催して、連邦議会による2100万ユーロの予算削減でDWの常勤職員約160人の雇用が危機に瀕している訴えた。一方、文化相の報道官は、DWの資金は8年間で1億ユーロ近く増加しており抗議は無効と一蹴した。原記事はhttps://www.mz.de/panorama/demonstration-gegen-sparkurs-bei-deutscher-welle-4237692。

◎RTLがルクセンブルク国内向けFM英語放送を開始
 ドイツのRoger Tauer氏によると、ルクセンブルクRTLは同国国内のFM放送のラインアップを変更する。2026年5月5日より新放送「RTL Today Radio」が93.3MHzで開始され、英語で音楽、ニュース、スポーツ、エンタテインメント、ルクセンブルク地域の天気予報、交通情報を流す。放送は同名の傘下企業により実施される。ドイツ語の「RTL Radio」はアイフェル・モーゼル地域およびルクセンブルク北部向けにFM周波数97.0 MHzでの放送を継続する。双方ともDAB+でも行われるため、FM放送の受信状態が悪い地域ではDAB+で聴くことができる。



◎イラン秘密局Radio Mellat Iranが放送を終了
 フランスIssoudun送信所より出ていたイラン秘密局Radio Mellat Iran(03:00-04:00 15540kHz)は2026年4月18日で放送を終了した。(BDXC NEWS via WORIG 4/27)
 
◎1967年のVOA Greenville送信所の紹介パンフレット
 英国のMike Barraclough氏によると、1967年版のVOA Greenville送信所の紹介パンフレットがWorld Radio Historyのサイト上で公開されている。https://www.worldradiohistory.com/Archive-Modern-Era-Miscellaneous/VOA-Greenville-1967.pdf。(WORIG 4/27)



◎USAGM新CEO任命は路線変更~MAGA中心に
 米国のDavid Cole氏がPoliticoの報道として伝えたところによると、トランプ政権はUSAGMにKari Lake氏を送り込み、組織を破壊しVOAを閉鎖することを目標としてきた。しかし議会の反対と裁判所による判決でその企ては不可能となった。そのため新CEOとして国務省からSarah Rogers氏を送り込み、政府支出のVOAを維持する形での路線変更を図ることにした。具体的には従来欧州の中道派と共有してきた「報道の自由」を強化する方向から、MAGA(アメリアを再び偉大に)の方針を強調する路線に転換することにした。Sarah Rogers氏の任命に対して議会の承認が得られれば、VOAは「MAGA実現のための巨大な拡声器」として彼女の承認したコンテンツを放送することになる。原記事はhttps://www.politico.eu/article/donald-trump-voice-of-america-free-speech-crusader-maga-europe/。(WORIG 4/28)

◎アンティグアCaribbean Radio Lighthouseに新送信機
 英国のMike Terry氏によると、Antiguaからカリブ海の諸島に向けてキリスト教番組を放送しているCaribbean Radio Lighthouseはfacebookで、調達中の新中波送信機が到着し、2026年5月14日のサービス開始に向けて設置作業が行われていると報じた。同局は中波1160kHzとFM92.3MHzで放送を行っている。原情報はhttps://www.facebook.com/CaribbeanRadioLighthouse。(WORIG 4/28) 中波の出力は10kW。同局のQTHはP.O. Box 1057 (Valley Church), Saint John's, Antigua、E-mailは<LighthouseBIMI@gmail.com>、URLはhttp://radiolighthouse.org。Antiguaの「Caribbean Beacon」(今も放送している)は昔短波放送も行っていました。



◎共同通信社無線FAXニュースサービス終了を発表
 
共同通信社は2026年4月1日、前日の3月31日で鹿児島漁業無線局からコールサインJSCで行われていた船舶向短波無線FAX放送が終了したことを発表した。同放送は1964年より62年間継続された。理由は利用船舶の減少と送信機器の老朽化。今後は衛星通信によるメール送信に一本化する。鹿児島漁業無線局からの送信は2007年4月に開始され、2019年6月末まではマレーシアからも同時発信していた。鹿児島漁業無線局からの電波はペルー沖の遠洋漁船に利用された。送信規格はWMO(世界気象機関)方式が使用されたいた。同方式は日本では気象庁や一部の漁業無線局が気象情報・台風情報の提供に現在も使用している。原情報はhttps://www.kyodonews.jp/information/331.html#173961。(東京都 鳥居英晴氏)当初は名崎送信所とシンガポール海岸局から行われていました。シンガポール送信は後にマレーシアのGeorgetown海外局からにかわりました。

◎TV-FM受信ガイド2026年PDF版配布
    VHF-DX専門のサークルJapan V・UHF DXers Circle(JVUDXC)では、前年迄の受信結果をまとめた「TV-FM 受信ガイド」シリーズを毎年発行している。冊子版の発行は2011年で休止し、2012年以降はPDF版のみの発行となっており、一般へのVHF-DXの普及を目的に、会員以外にも無償で配布している。従来一般向け配布は受信編のみで、資料編は会員特典としていたが、2022年のJVUDXC設立40周年を機に、以降、資料編も会員外に無償配布としている。2026年版の入手希望者は「VHF-DX blog 〜海外FMを聞く〜」《https://fmdx.blog.fc2.com》・4月26日記事に案内されているので参照のこと。JVUDXCでは、随時、会員を募集している。月刊会報「OVER-HORIZON」(印刷版)では、最新の受信情報、開局情報、各国TV-FM状況、受信機やアンテナの情報、会員近況などを提供している。年会費は4000円(高校生以下3000円)である。入会希望者は、代表の福永光洋氏のFacebook(https://www.facebook.com/profile.php?id=100007170542574 )またはX(https://x.com/jvudxc) のメッセージ欄にて連絡して欲しい。(JVUDXC代表 福永光洋氏)



出典略称

   WORIG : World of Radio io group
   WWDXC TP:World Wide DX Club Topnews  
   HCDX: Hard-Core-DX  
   JSWC: Japan Shortwave Club  

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