「文学横浜の会」
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2013年07月4日
「参議院選挙を前に」
今月は参議院選挙が行われる。
今回の参議院選挙は与野党の捻じれ解消となるかどうかだそうだ。
昨今の参議院の在りようを見ていると、参議院が衆議院のコピーのように思えて、両院がどうして存在するのかその違いが判らない。
そもそも、どうして両院が存在するかと言えば「日本国憲法」の第4章「国会」に定める条文による。
因みに参議院に関する条文を検索すると以下のようになっている。
他の条文は衆議院優位と思える条文で、両院の違いというかどうして二院制にしたのかの記述はない。
憲法を草案した当時は衆議院との違いは議論して、恐らく国民にも知られていて共通の認識だったのかも知れない。
聞くところによれば、参議院は政党とは離れた良識の府として位置づけられたようだが、現在そうなっているだろうか?
憲法を草案した当初は了解事項と思われていても、年を重ねればそんな事は忘れ去られて条文だけが残る。
憲法の条文に両院に違いを明確にしておかなかった結果が今日の結果になったと思うが、このままでは改まることはないだろう。
衆議院の一票の価値平準化さえ何年もかかるような有様では、議員自らによる問題解決を求めるのは絶望的だ。
自民党は選挙の区割り等を第三者機関に委ねるとの提案をしたようだが、これは一歩前進とみたい。
所詮、政党の利害が絡む案件を全党一致などと言うのは、問題を解決しないと言う事に等しい。
こういう案件こそ与党は強行採決しろ、と言いたくなる。
今回ぼ選挙では憲法改正が争点になりそうな気配だったが、どうもその方向に行きそうもない。
憲法改正と言っても「どの条文を?」との問いかけが明確でないから、纏まらないのは無理もない。
まずは96条の改正を、との案は本末転倒で反対だが、参議院のあり方を明確にするのには賛成だ。
因みにぼくの案は、
とつらつら考えてみたが、実現するのは難しいだろうな。
<K.K>
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