「文学横浜の会」
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2023年 2月15日
「自然エネルギーから水素を」
ロシアによるウクライナへの侵略戦争により、日本の原発政策は元に戻ってしまった。
化石燃料の高騰により背に腹は代えられぬ、と言う事だろう。
だが現時点で期限を決めず原発を稼働する事は反対だ。理由はどんなに注意しても長い間には事故の起こる可能性は排除できないし、
自然災害や人間の起こす愚かな戦争も軽視できない。長い期間を考えれば戦争の及ぼす危険性の方が高いかも知れない。
そしてここでも何度か言っているが使用した核燃料の保管問題も解決されていない。
現在の技術では何万年も安全に保管しなければならない危険物を、毎年増やす政策は未来の人達への問題先送りだ。
核燃料の安全確保が可能な技術が確立されてからなら兎も角、使用済み核燃料を増やす政策に反対する。
と言うことでそれに代わる電源だが、水素を利用すべきである。
政府はまず水素発電所を作る。
そして積極的に水素を購入する事を約束し、自然エネルギーから作った水素を優先的に買い上げる。
日本では地方に行けば何処にでも小さな小川があり、昔はその水を利用して水車を回し生活していた。
その水力を利用して、或いは風力・太陽光を用いて発電し水素を作る。つまりあらゆる自然エネルギーを用いて水素を作る。
個々は少ない量だろが、それを集めれば大きなエネルギーになる。無論、電力として使用した余りを水素に変える。
人口の少なくなった地方ではシステム化して産業化すれば地方も潤うだろう。
無論、それには小さな電力でも水素を有効に作り出す技術と装置を安価に提供しなければいけない。
少ない水素でも一日中稼働させれば量は確保されるだろう。
確実に売れるとなれば日本人の得意とする改良を重ね、より良い装置を作り、それによって立派な産業となるだろう。
当初は化石燃料より高くつくかも知れないが、改良を加え、尚且つ、
あらゆる自然エネルギーを水素に変換するシステムを構築できれば、それを世界に売り込む事も可能だ。
地方に住んでいる方々には、その土地で水素を作り、自家発電も可能だ。
水素エンジン車があれば化石燃料を必要としなくなる。
地下資源のない不毛の土地の貧しい国でも水素を算出できる。
そうした国に水素産出システムを輸出し、作った水素を輸入すればその国への貢献ともなる。
それにはまず国が、率先して水素社会への志向を明確に示す必要がある。
<K.K>
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