「文学横浜の会」
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2023年 5月15日
「日本は魅力ある国か」
海外からの出稼ぎ労働者が日本に来るようになってどれほどになるのだろう。
そんな昔ではないと思うが、それでももう何十年にもなる。
少子化の傾向だと言われ、若い低賃金の労働者不足から、労働研修生の名目で外国から単純作業の労働者を受け入れるようになり、
少子化問題にはなんの対策もなく、いや、なんとかしなければとの掛け声だけは政権が変わるたびに聞こえていたが、
結局今日に至っている。
団塊世代のぼくらなど、少子化とは言うが日本の国土に見合った人口になるのならいいではないか、との認識すらあった。
しかし今の状況を見ていると、そんな悠長なことは言っていられない。
今の政府も少子化解消に予算をつけると言ってはいるが、そんな小手先だけの対策では解決するとは思えない。
従来の慣習、制度を含めた見直しが必要なのは明らかで、
それには年長者を排除した若い世代を中心にした少子化対策チームを作り、
そこに権限や予算をつけて任せるぐらいでないと問題は解決できないと考える。
いずれにしてもこれからどんな対策が取られたとしても、人口減少がすぐ改善するという事にはならない。
十年二十年の長いスパンで見なければならない問題だ。
となると労働人口の不足に対しては海外からの労働者が必要になる。
少子化問題は先進諸国共通の問題で、海外からの労働者も、ある意味、取り合いになっている。
と同時に、長く日本で働いていれば日本に定着する、定住したい外国人も出てくるだろう。
そのためには日本の国籍を取得し、つまりは移民を希望する者が増えてくるのは必然の流れだ。
町工場や工場の密集した地域では積極的に外国人労働者を受け入れている。
日本のある町では町民の1割が外国人、と言う町もあるという。
その中には必ず日本に永住したい、国籍を取りたいと考える外国人も出てくるだろう。
そう言う方には移民として受け入れるべきだ。
近い将来、日本国民の1割が外国からの移民、そんな時代がくるかも知れない。
それには文化の違い、或いは言葉の壁から様々なトラブルも生じるだろう。
それには我々土着民(日本人)もそうした障害を乗り越える覚悟も必要だ。
遠い昔、縄文から弥生時代にかけて、我々の先祖も大陸からこの土地にやってきて、土着の民と結局は結びついた。
それには長い時間が掛かっただろうが、いつかは和合する。人類の歴史はその繰り返しだ。
問題はそうした外国人が多くなる、つまり日本が移民先として魅力ある国になれるかだ。
<K.K>
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