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【英語が出来ない理由】 先日遠方に住む従兄弟が遊びに来ました。 私が長年英語をやっているのを知っている為、「どうやったら英語が出来るようになるか」聞かれました。 なんでも「英語は勉強するな」という本を読んで、英語の勉強を始めたのだそうです。 始めたのはよいけど、いつになっても聞き取りが出来るようにならないと嘆いていました。 私はサイト運営していることもあり、この手の質問は、過去に何度か受けたことあるのですが、原因は大体想像がつきます。 「絶対量不足」です。 従兄弟に色々聞いてみましたが、やはり出来ない最大の理由はそこにありました。 従兄弟は、英語を始めてからまだ半年ほどで、1日の学習時間はせいぜい30分〜1時間くらい、日によっては全くやらないことも珍しくないのだそうです。 出来なくて当たり前です。 それで出来るようになれば、「天才」です。 私自身ももうかなり長い年月英語を趣味としてやってきていますが、未だにネイティブの子供の足元にも及ばないレベルです。 まだまだ、英語に接する絶対量が足りてません。 結局、1つの言語を極めるのはものすごく時間のかかることです。 日本人であれば、誰でも、それ程苦労することなく、日本語をマスターしたつもりでいると思います。 でも、実際は、どなたでも、半端でないほど、生の日本語に接してきています。 試しに、ご自分が生まれてからある程度日本語を不自由なく使えるようになった時までの日本語に接した時間を計算してみるとよいと思います。 どれだけ長時間、知らず知らずのうちに日本語に接していたかがわかると思います。 ネイティブスピーカーレベルになると言うことは、それくらい長時間やらなくてはならないのです。 英語も同じです。 例え、英語圏で生まれ育っても、ある程度のレベルになるには何年もかかるのです。 1日30分では、何十年もかかるのが当たり前です。 作成日: 2007年3月10日(土) 【追記】 英語を母国語とする子どもは、小学校に入るまでに、1万7千時間以上、英語に接していると言われているそうです。 つまり、日本人の英語学習者がネイティブの子供レベルになるには、1万7千時間以上英語に接しなくてはならないと言うことです。 1万7千時間を、ご自分の1日の英語学習時間で割ってみれば、何年かかるか、わかると思います。 いずれにしても、長い道のりです。 半年や1年くらいでは聞けなくて当たり前です。 【参考図書】 英語力幻想 ~子どもが変わる 英語の教え方 作成日: 2007年3月14日(水) |
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