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2008.05.23 信じることが大切


以前、人から聞いた話で、本当の話かどうかはわかりませんが、第二次大戦前後のアメリカと旧ソ連の話です。

世界で最初に原爆の開発に成功したアメリカは、これでライバルソ連を1歩リードし、しばらくは安泰だと思ったそうです。

それが思いのほか早くソ連も原爆の開発に成功しました。

アメリカとしては、苦労してある程度の年月をかけて開発したので、ソ連も同じくらい年月を要すると思ったようです。

それが殊のほか、早く追いつかれてしまいました。

ソ連の研究者の方が優秀だったのでしょうか?

違います。

本当に優秀ならアメリカより早く完成させていたはずです。

アメリカ原爆開発時の状況とソ連開発時の状況において、決定的な違いがありました。

それは、その時点ですでに原爆があったかどうかという点です。

アメリカ側の研究者の中で、ネックとなったのは、「本当にこのような物が出来るのだろうか?」という不安でした。

壁にぶつかるたびに、絶えずその不安に襲われ、それが、研究の大きなブレーキとなりました。

一方、ソ連が取り組んだ時には、すでにアメリカが完成させていました。

つまり、可能なことということが前提で、開発を進めることができたのです。

例え壁にぶつかっても、アメリカができたことがだから、我々にできないはずがないと思ったに違いありません。

これを英語学習に当てはめて考えると、よいヒントが得られると思います。

国内から一歩も出ることなく、立派な英語を身につけた日本人は5万といます。

前例はいくらでもあるのです。

その為、「本当に自分には出来るのだろうか?」と絶えず疑問を持って取り組むのと、「自分だって出来るんだ」と強く思いながら取り組むのでは、雲泥の差があると思います。

信じることが大切です。


【追伸】

この原爆開発の話は、今回、このコラムを書くにあたってネットで色々調べてみましたが、このような記録は見つけることが出来ませんでした。

ただし、「信じることが大切」ということが書きたかったので、本当の話かどうかは別にして、あえてこの例を使わせて頂きました。




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