映画のページ
2026年1月24日 〜 25日
今年のファンタは重要なことで不運続き。私の方で重病人が出たと思ったら、長屋の長老の家でも訃報。激動する世界情勢の中、プライベートなところでも大きな変化。
24日はとんでもないスケジュールになりました。会社は土曜出勤。朝4時過ぎに起きてお弁当を作り、7時から12時まで働き、映画館に飛んで行って5本。23時30分頃帰宅。そこへ重病からやっと回復かと思っていた人の訃報が入り、唖然。ご冥福をお祈りします。
24日の作品は去年の3回のファンタに比べて気合の入っている作品が多かったです。私たちは1995年頃からフェスティバルに参加し始めており、30年近く見ているので、似たような作品を過去に見たという気はします。しかし今年の作品は本格的な作り方をしています。例年とちょっと違うのはアメリカ南部の人が好みそうなカントリーっぽい曲が使われていた点。
来年1月のファンタの作品の発表が始まりました。日程からすると2日で、最大10本と思われます。
原作: Martín Mauregui
ストーリー: 別れた彼女から認知症の母親の世話を頼まれる。母親は彼を過去に知っていた男と勘違いして、彼を監禁してしまう。
監督: 長編2本目。ファンタ初登場、普段は原作を書いている人。
トレイラー: 頭だけが認知症で老人なのに体は元気で力があるのは怖い。欧州の女性は年を取ると声が低くなり、どすが利く人が多い。それも怖い。
後記: 30年もファンタに参加していると、過去に似たような作品を見たという気がしますので、ベテランには新味がありませんが、このジャンルの作品としては気合が入っています。俳優も自分の役を理解して、手を抜かずに演技しています。若くてまだホラー映画を見始めたばかりという人にはお勧め。
原作: Jason Lei Howden
ストーリー: 2015年の第1作でメタル好きの主人公は身内との考え方の違い、学校でのいじめ、カルト集団との戦いなどを乗り切り、好きな女の子と結ばれていた。
10年後、主人公は失業中。当時の彼女にはふられていた。彼女の気を引くためにバンドのコンテストで1位になることを思いつく。しかし当時のバンドのメンバーの何人かは10年前の戦いの中であの世に旅立っており、両手が必要なドラマーは片手を失っていた。そこで必要なメンバーをあの世から生き返らせるために禁断の曲を演奏することを思いつく。しかし話はそう簡単には行かない。
監督: 長編3本目、ファンタ3本目
トレイラー: 冒頭に前作が軽く紹介されるので、前作を見ていなくてもついて行けるようになっている。聞き取り易い英語。
後記: 疲労困憊で集中できず。自分はヘビーメタル好きでないため、あまり感激しなかったが、好きな人には気に入られると思う。前作で一旦死んだメンバーを呼び戻してバンドを再結成という難しい課題にうまく取り組んだ。前作を見た人には喜ばれると思う。
リメイク: 2016年の短編のリメイクか?
ストーリー: 中年の鼠が更年期の精神的な悩みに直面。自分の人生がトルーマン・ショーのように作られたセットで演じられているのではないかと思い込み始める。なのでそこから自由になろうと努力を始める。
監督: ファンタ2回目(長編、短編)
トレイラー: 今世界的ブームを起こしている日本のアニメはストーリー、スタイル共にいい作品が増えているが、時たま外国の全く違った作品を見るのも貴重な機会だと思う。日本にはさらに頑張って欲しいが、他の国も日本に影響されない独自の作品を作り続けてほしい。
深刻な問題を扱いながら、子供向けのお人形のような登場鼠物で、ピンク系の温かいカラー。
後記: 前日が超強行スケジュールで、疲れが残っていたが、居眠りなどせずに全編見ていられたのは作品がそれだけうまくできていたためと思われる。ピンクの子供に気に入られそうな色調、かわいらしい子供に気に入られそうな図柄、しかしストーリーは非常に深刻で、トルーマン・ショー以上に厳しい結末にたどり着く。
ストーリー: 若い女性が恋人と森へハイキングに出かけた時に仮面をかぶった怪物のような人物に誘拐される。その人物は女性を自分の子供として育てるつもりだった。
The Texas Chainsaw Massacre 系
監督: ファンタ2本目
トレイラー: いかにもバイオレンス・ホラーという作品。
後記: ドイツを含めたいくつかの欧州の国の人たちは森が大好きな反面、怪しい、不思議な場所という意識も持っている。
1日目のフィナーレ。これも30年もファンタに参加していると、過去に似たような作品を見たなあという気はします。しかしスプラッター系の作品としては気合が入っています。
ネタバレ: マウスの左ボタンを押しながらカーソルで上をなぞってください。
ここから 「最後に殺人、重大傷害犯ドリーもかつては誰かに虐待をされて仮面をかぶらざるを得ないひどい怪我を負っていたのだと分かります。被害、加害の連鎖。」 ここまで
原作: Bryan Fuller
ストーリー: ニューヨークのアパートに住む8歳の少女はベッドの下にモンスターがいて、家族を食べてしまったと思い込んでいる。怪物退治のために応援を頼んだ隣の男は本職が殺し屋で、少女の話を聞いて彼女の家族が自分を狙ってやって来たヒットマンに間違いで殺されたのではないかと考える。
監督: デビュー。
トレイラー: 主人公2人の状況はリュック・ベソンのレオンを思い出させる。画面を見る限りレオンよりにぎやかな作品になっている。
後記: かつてレオンを見た時は子供と言っていい年齢の少女とプロの殺し屋のストーリーに感心したものだが、ベソンは実生活ではレオンに出演している当時15か16歳だった少女と付き合い始め、彼女が17歳になった時に結婚。そういう話を知ったのは今年に入ってから。いい大人なのだから、あと2、3年待てなかったのだろうかと考えてしまう。
(見た後の感想)基本的なコンセプトはレオンですが、アレンジの仕方が上手で、全く違う雰囲気を醸し出しています。ベテラン俳優2人がフル・パワーで活躍。アクションもかなり気合が入っています。コメディーっぽさもあり、アハハと笑いながら見ていられます。
原作: Mickey Reece
ストーリー: 女性の失踪事件頻発。ある男が偶然殺人を目撃。陰謀に巻き込まれる序章だった・・・。
監督: ファンタ初登場。1時間前後の中編が多い。
トレイラー: B級っぽい作りだが、面白そう。
後記: トレイラーはB級作品っぽいですが、実際はIT効果を駆使したモダンな作り。ストーリーは見終わって考えると単純ですが、登場人物に工夫があり、視覚面でも工夫があるため、個性的な作品に仕上がっています。
ストーリー: 息子を失って以来アルコールの量が増え、鬱状態の体育教師が、アルプスの小さな村に赴任して来る。この村の住民は世界一幸福。よく観察していると、その幸福感はある少年から発していることが分かる。この少年を抱擁すると、その人の悩み事が全部消えるために皆幸福だった。
そのうちにこの少年は父親に管理されていることが分かる。彼は抱擁する相手を一種の催眠状態にし、悩みを忘れさせる力があるらしい。かつて起きた列車の大事故で、家族を失った人が村にいることが一連の出来事のきっかけらしい。
監督: 長編3本目、ファンタ初登場
トレイラー: 音がうるさく、あまりストーリーが上手く伝わっていない。
後記: 悩みを解決することと、悩みを忘れることは大きく違う。村人は悩みを忘れさせる力を持つ少年の中毒になっている。
(見てからの感想)演出、演技は稚拙だが、ストーリーは結構立派な物語を構成している。文学作品に強い監督がリメイクしたら、もっとパリッとした作品になるかも知れない。色々な展開があるので、退屈はしない。
原作: イ・ユンチャンによるLINEマンガ等で連載された人気ウェブトゥーンのゾンビ娘
ストーリー: ゾンビ・ウィルスに感染してしまった娘を調教して人を襲わないようにと努力する、猛獣使いを職業とする父親。
監督: ファンタ初登場
トレイラー: 過去の韓国映画に比べ俳優の表情がリラックスして、自然な感じになっている。
後記: 俳優の立ち居振る舞いから以前の典型的な韓国色が消え、全編日本的なリラックスした表情に変わっていた。主人公のスアは日本の内親王とよく似た顔立ち。女性教師で、ジョンファンの昔の知人は日本の剣道式でスアを殺そうと狙う。日本との関りをそれとなく取り入れるのは偶然か。
ストーリー: ブレア・ウィッチ・プロジェクトの焼き直しのような設定。ただ関係者が行方不明になったところで終わらせず、プロジェクトに関わっていた妹の行方を12年経っても追い続ける。
監督: 長編デビュー。ファンタ初登場。
トレイラー: ホラー映画に必要な物は一応揃えているが、あまり強い印象を受けない。
後記: しつこくライリーを探し続けるミアの執念は凄かった。せっかく見つけて家に連れ戻したのにあの結論は何だとムカッと来たが、最近は物語をアンハッピーエンドにするのがトレンドらしい。
リメイク: 2022年制作、Caye Casas 監督の La mesita del comedor のリメイク。
ストーリー: スペインのオリジナル版とほぼ同じ進行。子供が出来て父親になったばかりの男が妻の反対を押し切ってつまらないコーヒー・テーブルを買ってしまう所から起きる騒動。
監督: ファンタに時々登場。Baskin はおもしろかったです。
トレイラー: 無し。
後記: タルカンかと思われる元気のいいポップスが冒頭と最後に流れる。関係者のほぼ全員が窓から外に飛び出して終わる。一瞬助かればいいと思ったが、前半で主人公のアパートは5階だったと思い出し、全員重症か死亡だろうと想像する。
監督が今回のファンタの唯一のゲストとして会場に来ていた。
この後どこへいきますか? 次の記事へ 前の記事へ 目次 映画のリスト 映画以外の話題 暴走機関車映画の表紙 暴走機関車のホームページ