【2002年 9月10日】東京ドーム

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
Buffaloes 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 7 1
Fighters 0 0 0 0 0 3 0 2 X 5 7 0

勝:正田 6勝9敗
負:高木 1勝2敗
勝利打点:小笠原
本塁打:ローズ42号(正田)、小笠原29号(高木)


バファローズ
【打撃成績】
名前 打数 得点 安打 打点 四死球 三振 打率
1 DH 鷹野 4 0 0 0 0 0 .350
2 2B 高須 4 0 2 0 0 0 .268
3 LF ローズ 4 1 2 1 0 1 .266
4 3B 中村 3 0 1 0 1 1 .278
5 1B 吉岡 4 0 0 0 0 0 .267
6 RF 磯部 3 0 0 0 1 1 .258
7 SS 前田 2 0 0 0 0 0 .200
8 CF 森谷 3 0 2 0 0 1 .385
9 C 的山 2 0 0 0 0 0 .208
9 PH-C 北川 1 0 0 0 0 1 .280
30 1 7 1 2 5 .256
二塁打:高須
犠打:前田
盗塁:高須
【守備成績】
【投手成績】
投手 回数 安打 三振 四死球 失点 自責点 防御率
高木 6 3 5 1 3 3 2.65
三沢 1.1 4 1 0 2 1 3.88
山本 0.2 0 0 0 0 0 3.42
ファイターズ
【打撃成績】
名前 打数 得点 安打 打点 四死球 三振 打率
1 SS 奈良原 3 1 1 0 1 0 .220
2 2B 3 1 2 2 0 1 .245
2 PR-2B 阿久根 0 1 0 0 0 0 .125
3 1B 小笠原 4 1 1 3 0 0 .337
4 DH オバンドー 4 0 0 0 0 1 .265
5 3B 田中幸 3 0 0 0 0 0 .260
6 LF クローマー 3 0 1 0 0 0 .260
6 PR-CF 井手 0 0 0 0 0 0 .233
7 RF 西浦 3 0 0 0 0 2 .250
7 RF 上田 0 0 0 0 0 0 .042
8 C 野口 3 1 1 0 0 2 .234
9 CF-LF 中村 2 0 1 0 0 0 .190
28 5 7 5 1 6 .250
二塁打:クローマー、中村
犠打:林、中村
盗塁:奈良原
【守備成績】
併殺:1(田中幸−林−小笠原:吉岡)
【投手成績】
投手 回数 安打 三振 四死球 失点 自責点 防御率
正田 9 7 5 2 1 1 3.24

【試合前状況】

●前日、金村の3年ぶりの完封勝利※1で2連勝の日本ハム。5位千葉ロッテとのゲーム差を1.5と迫られているだけにこの試合も負けられない。一方、対戦相手の2位・近鉄も3位のダイエーとはゲーム差なし。こちらも負けられない状況であるはずなのだが、ここ10試合は3勝7敗と無気力状態とのこと。今日は久しぶりに勝ちゲームを見られそうだ。

●ファイターズの注目は小笠原の首位打者争い。首位打者はキープしているが、打率.3381は2位谷(オリックス)の.3880とたった1毛差!3冠王を目指すカブレラ(西武)も迫ってきており、首位打者争いは俄然盛り上がってきた。小笠原本人はあまり気にしていないようであるが、ファンとしては1打席1打席盛り上がりたいところ。それがファンの正しい姿だと思う。

【スタメン】

●日本ハムの先発は正田。中5日での登板。前回は西武戦で9回途中まで投げて勝ち投手。ここまで5勝9敗。一方の近鉄の先発投手は高木。よく知らないピッチャーだったが、何でも正田と同じ3年目のピッチャーで、甲子園で正田と対戦しているとのこと※2

●日本ハムのスタメン1番は奈良原。打率2割そこそこ(この時点で.218)の打者が1番を打たざるを得ないところが寂しいところ。また9番センターには前日に続き中村豊が起用。井手の不調、石本の怪我で出番がまわってきているのだろうが、こちらも厳しい状況を感じる。

●近鉄のスタメンは先月の観戦とは脇役陣が様変わりしている。若手を使って来期以降を見据えていることが伺えるメンバーである。消化試合の匂いがプンプンしている。近鉄はマジック対象チームであるにもかかわらず、こんなことでいいのか?※3

【ゲーム前半】

●1回表、正田はストライク先行のピッチング。というかストライクしか投げない。鷹野、高須を簡単に打ち取った後、ローズに初球をホームランされる。続く中村にもヒットを打たれるが、吉岡をライトフライに打ち取り、この回1失点。結局この回1球もボール球なし。

●2回表、2死から森谷に内野安打されたものの、その森谷を牽制で誘い出しタッチアウト。結局3人で終わらせる。

●3回表、この回も2つのセンターフライで2死をとった後、高須にツーベースヒットを打たれる。続くローズに綺麗にセンター前にヒットされるものの、センター中村豊がホームへ素晴らしい返球。高須はホームタッチアウト!中村豊をセンターで起用していた甲斐があった。この回も無失点で切り抜ける。

●一方日本ハムの攻撃は1回から3回までパーフェクトに抑えられる。打者9人で内野ゴロ6つと三振3つ。近鉄の先発・高木は低めに球が決まっている様子。注目の小笠原も初回2死からショートゴロに打ち取られる。当たりは悪くなかったが、打球が上がらなかっただけだ。打ち方はわるくなかったと思われる。

●4回表、正田はこの試合初めてヒットも打たれず無失点。先頭の中村は見逃し三振で、あっさりベンチに引き上げる。悔しそうな様子もなし。また、吉岡のショートゴロも一塁は微妙なタイミング(セーフに見えた)だったが一言の抗議もなし。近鉄の無気力ぶりが垣間見えたイニングであった。

●4回裏、先頭の奈良原が四球で出塁。この試合日本ハム初めてのランナー。林送って1死二塁とし小笠原にまわす。しかし期待の小笠原はファーストゴロでランナーを三塁に進めたのみ。この打席もヒットが出なかった。続くオバンドーも三振でこの回無得点。せめて前に飛ばして欲しかったが・・・・脱力。

●5回表、1死から森谷がヒットで出塁(ファーストゴロもイレギュラーで小笠原捕れず)も後続を断ち無失点。ここまで正田は毎回のようにヒットを打たれるも、粘り強いピッチングでローズのホームランの1点に抑える。

●5回裏、日本ハムの攻撃はまたもや3者凡退。いまだにノーヒット。

【5回終了時点】

●ファイターズメモリアルは工藤幹夫。20勝を挙げた年※4もあるにもかかわらず、通算勝利が30勝とはどういうことだ?実働何年だったのだろう???※5

●5回終了時で0−1と近鉄に1点リードを許す。正田はここまで6安打を打たれるものの、中村豊の好返球などもありローズのホームランの1点に抑えている。一方打線はここまでノーヒット。出塁したのも奈良原の四球一つのみとほぼ完全に抑えられている。こんな若手に簡単にひねられていいのか!?

【ゲーム後半】

●6回表、この回先頭の高須にヒットを浴びる。ローズは三振に打ち取るも、中村に四球で1死一、二塁。ここで吉岡をサードゴロ併殺打に打ち取りこの回もゼロで抑える。相変わらずヒットは打たれるがホームまでは返さない。正田らしいピッチング。

●6回裏、先頭の野口がショーとオーバーのヒットを放つ。ようやくヒットが出た。中村豊のバントと奈良原のショートゴロで2死三塁となり、打順は勝負強い林。ここで林はしぶとくライト前に落としようやく同点となる。今までノーヒットだったのにワンチャンスで同点とはすばらしい集中力!

●続く小笠原が追い討ちをかけるように高めのボールダマをレフトスタンドに運ぶ。29号ホームラン!!これで逆に2点リード。ようやく小笠原にヒットも出て一安心だ。

●7回表、近鉄は先頭の磯部が四球の後、前田が送ってランナー二塁。しかしここからが正田の本領発揮!森谷、代打・北川を連続三振にきってとりこの回も無失点。いよいよ完投が見えてきた。

●7回裏、この回から近鉄は三沢を投入。その三沢からクローマーがツーベースを放つものの得点には結び付けられず。

●8回表、日本ハムは守備を固める。クローマーの代走に出ていた井手をセンターに入れ、センターの中村豊をレフトにまわす。またライトの西浦に代わり、守備には定評のある上田が入る。現状の日本ハムで考え得る最強のメンバーだ。このメンバーをバックに正田はこの回は3者凡退に打ち取る。

●8回裏、先頭の中村豊がライトフェンス直撃のツーベースで出塁。しかし奈良原の初球になんと二、三塁間で滑ってしりもち・・・・キャッチャーからの送球でタッチアウト・・・・。何ともしょーもないプレーであった。珍しく出塁したから張り切りすぎたのだろうか・・・・。

●しかしこんな珍プレーの後も日本ハム打線は切れなかった。奈良原がレフト前ヒットで出塁する(中村が残っていれば・・・・というのは結果論。これは良くある話であり、これが野球である)。バッター林の2球目に奈良原が盗塁し、1死二塁とする。ここで林はレフト前に2打席連続タイムリー!4点目が入る。しかもエラー等で打った林も三塁へ(代走阿久根)。

●1死三塁のチャンスで小笠原にまわる。ヒットを期待するも結果はセカンドゴロ。この間に阿久根がホームインし5点目。2打席目に続いて最低限の仕事を果たす。

●9回表、点差は4点差で勝利はほぼ間違いないところ。あとは正田が完投できるかが見所である。今季の正田、完投は2度あるものの9回につかまって降板したケースも何度かあり、9回は鬼門である。その正田、この日は無気力な近鉄打線に助けられ、中村、吉岡、磯部を簡単に打ち取り完投勝利を飾る!!

【試合後記】

●正田はこれで6勝目となり、新人王の候補として浮上してきた模様。今季は他の新人王有資格者がそれほど活躍していないとのことで、ほぼ確定という噂も・・・・。ただ6勝で受賞ではあまりにもレベルが低すぎる!少なくともあと2勝、それと規定投球回数クリアを果たして受賞して欲しい。

●首位打者争いの小笠原は29号本塁打を放ったものの、ヒットはその1本で4打数1安打。打率を.337に下げた。一方オリックスの谷はこの日のロッテ戦でホームランを含む4打数2安打で打率を.340とし打率首位に立った。一時の不調からは脱してきただけに、これからが踏ん張りどころ。昨年の悔しさを繰り返さないようになんとかいい結果を残して欲しい。

●久々に勝ち試合を生で観戦した。6月以来の4勝目で、観戦連敗は6でストップ。勝ちゲームでは最後に紙ふぶきが舞うことですら忘れていた・・・・。今季も残り少ないがあと1〜2試合は観戦を予定している。全部勝ってくれないかな・・・・(それでも観戦成績勝ち越しは不可能だけど)。

※1:スコア4−0。99年4月13日のダイエー戦以来、1245日ぶり4度目の完封勝利。
※2:99年夏の甲子園3回戦・桐生一(正田)−静岡(高木)で投げ合った。4−3で桐生一の勝利。
※3:とはいえこの時点で首位西武とは16.5ゲーム差。優勝は絶望的。
※4:1982年20勝4敗で最多勝と最高勝率を受賞。
※5:81年:2勝、83年:8勝、実働3年であった。


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