【2002年 9月21日】東京ドーム

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R H E
Hawks 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 4 2
Fighters 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 8 0

勝:
負:
勝利打点:
本塁打:木元4号(斎藤)、大道6号(シールバック)


ホークス
【打撃成績】
名前 打数 得点 安打 打点 四死球 三振 打率
1 RF 柴原 5 0 0 0 0 1 .262
2 LF 出口 4 0 1 0 1 3 .292
2 LF 大越 0 0 0 0 0 0 .247
3 DH 大道 4 1 1 1 1 0 .294
4 3B 小久保 3 0 0 0 2 0 .288
5 1B 松中 5 0 0 0 0 0 .267
6 C 城島 4 0 1 0 1 1 .286
7 2B 川崎 3 0 1 0 1 0 .234
8 SS 鳥越 1 0 0 0 1 0 .262
8 PH 坊西 1 0 0 0 0 0 .197
8 SS 野々垣 2 0 0 0 0 0 .182
9 CF 高橋 4 0 0 0 0 0 .188
9 CF 0 0 0 0 0 0 .000
36 1 4 1 7 5 .267
犠打:川崎
【守備成績】
併殺:1(野々垣−松中:小田)
【投手成績】
投手 回数 安打 三振 四死球 失点 自責点 防御率
斎藤 8 4 10 1 1 1 2.02
渡辺 0.1 1 0 0 0 0 2.78
岡本 1.2 1 1 1 0 0 1.30
吉田 2 2 2 2 0 0 2.81
ファイターズ
【打撃成績】
名前 打数 得点 安打 打点 四死球 三振 打率
1 LF 森本 6 0 0 0 0 1 .120
2 SS-2B-SS 奈良原 5 0 0 0 1 1 .215
3 1B 小笠原 5 0 3 0 0 1 .335
3 PR-3B 小田 1 0 0 0 0 0 .000
4 DH クローマー 4 0 0 0 0 1 .246
4 PD 田中賢 1 0 0 0 0 1 .255
5 3B-1B 4 0 0 0 1 1 .243
6 2B 木元 3 1 1 1 0 0 .227
6 PR-SS 古城 0 0 0 0 0 0 .128
6 PH 田中幸 1 0 0 0 0 1 .263
6 2B 阿久根 1 0 1 0 0 0 .200
7 C 野口 4 0 1 0 0 2 .236
7 C 実松 1 0 0 0 0 1 .125
8 RF 荒井 3 0 1 0 0 1 .333
8 RF 中村 2 0 1 0 0 0 .188
9 CF 井手 2 0 0 0 2 2 .226
9 PR 伊藤 0 0 0 0 0 0 ----
43 1 8 1 4 13 .247
二塁打:中村、小笠原
犠打:井手
【守備成績】
併殺:2(木元−奈良原−小笠原:高橋)(木元−奈良原−小笠原:大道)
【投手成績】
投手 回数 安打 三振 四死球 失点 自責点 防御率
シールバック 9 2 4 6 1 1 3.59
芝草 2 1 1 0 0 0 4.01
建山 1 1 0 1 0 0 2.35

【試合前状況】

●対ダイエー戦3連戦の2試合目。この3連戦は西武がマジック1で迎えており、西武が勝つかダイエーが負けもしくは引き分けるかで西武の優勝が決定する注目のカード。前日は西武が破れ、ダイエーが日ハムに大勝※1したため西武のマジックは1のままでこの日を迎えた。

●この日西武は一足早くデーゲームで千葉ロッテに破れている。したがって今日優勝が決まるかはこのカードにかかっている、ある意味注目の試合である。日ハムが勝つか引き分けるかで西武優勝となる。日本ハムを応援したい一方で、西武の優勝を先延ばしにしたいという心理もあり、日本ハムファンとしては複雑な心境である。(当然ハムが勝つように応援するのだが)

●個人タイトル争いについては首位打者を狙う小笠原が調子を再び上げてきた。前日もホームランを含む2安打を放ち打率を.332とし、11日ぶりに首位打者に返り咲いた。しかしまだまだ首位打者争いは熾烈で、2位松井(西武).331、3位谷(オリックス).330、4位カブレラ(西武).327と5厘の間で4人がひしめき合っている。

【スタメン】

●前日オバンドーが「左ひざ内果のはく離骨折」(全治2週間)のため登録抹消され、4番に田中幸がすわっていたが、この日はその田中幸もスタメンから消えた。森本、木元ら若手をスタメン起用し、来季を見据えたメンバーとなっている。一方、ダイエーのスタメンにも川崎のような若手を起用しているが、四天王(小久保、松中、城島、柴原)を含んでいるだけに迫力のある打線となっている。スタメンだけで完全に名前負けしている。

【ゲーム前半】

●日ハム先発シールバックの立ち上がり、2番の出口にセンター前ヒットを打たれるも、その出口のディレードスチールを刺し、初回は3人で切り抜ける。

●一方、ダイエー先発の斎藤は素晴らしいピッチング。1回から4回までパーフェクトピッチング。打者12人に対し、6つの三振と6つの内野ゴロで打球を外野まで飛ばさせない。日ハム打線は変化球にタイミングがあわないようで、内野ゴロを連発。その緩い球を意識すると今度はストレートに振り遅れる。見事なインサイドワークに翻ろうされる。

●シールバックも四球は出すものの後続を抑える見事なピッチングでダイエーに二塁すら許さない。テンポよくストライクを取り、最後は打たせて取るシールバックらしいピッチング。ダイエーの淡泊な打撃もあり、5回までで許したヒットは初回の出口のヒットのみ。

●5回裏、この回も斎藤にあっさり2死まで打ち取られる。ここで木元がライトスタンドへ第4号のホームラン!チーム初ヒットがホームランで先制点は日ハムへ。木元は1打席目もセンター前に抜けるかという打球を放っていた(鳥越の好守に阻まれ、結果はショートゴロ)。この試合木元は当たっているようである。

●ここまで完璧に抑えられていたのにかかわらず1発で主導権が日ハムに来る。これが野球である。木元のホームランに続き野口もセンター前ヒットで続く。ようやく捕らえられるかと思ったが、続く荒井は三振でこの回1点止まり。しかし大きな1点である。

【5回終了時点】

●ファイターズメモリアルはデューシー。この日はダイヤモンドバックスデーということもあり、観客に外国人が多く、また英語のアナウンスも流れていた。試合前にはアメリカ国歌も流れるなどしていたため外国人選手が登場することは容易に予想がついていた。やはり予想通り。

●5回終了時で1−0と日ハム1点リード。ここまでシールバックが打たれたヒットは1安打と素晴らしいピッチング。一方、日ハムが打ったヒットも5回の2本のみと抑えられている。投手戦の様相であるが、両チームとも打撃が淡泊でありそれも影響していると思われる。

●首位打者争いを演じている小笠原はここまで2打数0安打。セカンドゴロと三振でイマイチタイミングがあっていないようだ。どのように立て直してくるか見ものである。

●5回終了時の時間はなんと7時20分!!早く終わりそうな雰囲気だったが・・・・・。

【ゲーム後半】

●シールバックは後半も好調なピッチング。8回まで時折四球は出すものの相変わらずノーヒットに抑える。いよいよ完封が見えてきた。

●6回裏2死から奈良原が四球を選びツーアウト一塁。ランナーをおいて小笠原を打席に迎える。ここで小笠原きっちりライト前にヒットを放ち一、二塁。この追加点のチャンスにクローマーはピッチャー強襲の打球。しかし、斎藤がすぐさま拾って処理しアウトに。惜しいチャンスを逃す。

●7回裏1死から木元がショートゴロエラーで出塁。第一打席のヒット性の当たりといい、第二打席のホームランといい、今日の木元はラッキーボーイ的な面がある。と、思った矢先その木元に代走・古城が送られる。今日の木元は使い続けたほうが良いと思うのだが・・・・。しかもその古城は牽制タッチアウト。結局この回も無得点。

●8回裏、この回もチャンスを迎える。この回の先頭打者・荒井がセンター前ヒット。井手のバントと森本の内野ゴロでツーアウトランナー三塁。ここでバッターは奈良原。小笠原までつなげてくれれば・・・と思うも、奈良原はサードゴロでスリーアウト。結局1−0のまま9回に突入することとなる。

●9回表、この回を抑えればシールバック完封。そして西武の優勝が決まる。西武優勝の瞬間が見られるとは感慨深いものがある。そのシールバック柴原セカンドゴロ、出口三振に打ち取りあっさりツーアウト。この時点で8時25分。試合もずいぶん早く終わりそうだ。

●しかし、そう簡単には終わらなかった!!ここでダイエー・大道がツースリーまで粘った挙句、起死回生の同点ホームラン!!!!まさに起死回生という言葉がピッタリ。これでシールバックの完封もパー。西武の優勝もとりあえずお預けに。

●サヨナラに持ち込みたい日ハム。9回裏は小笠原からの攻撃。前の打席ヒットで気をよくしている小笠原がここでもライト前にヒット。クローマーの内野ゴロでランナー2進し、得点圏にランナーが進んだ。ここでバッターは勝負強さに定評のある林。ダイエー戦でサヨナラホームランも打っているが・・・・結果はレフトフライでツーアウト。そして打順は・・・・古城だ。代打に田中幸が送られるも三振に打ち取られ延長戦へ。やはり木元を残しておくべきだったのだ。ラッキーボーイ的な存在だっただけに、木元なら決まっていたのでは?と思わせる場面であった。

【延長戦】

●10回表より日ハムの投手は芝草に交代。先頭の城島にヒットを許すも後続を抑え無失点。

●10回裏、ワンアウトから中村豊がライト線ツーベースで出塁。またも得点圏にランナーが出塁する。井手が敬遠で1死一、二塁。ここでバッターは若手育成のために本日1番スタメンに抜擢されている森本。ここで結果を出せば・・・と期待するも、ボテボテの内野ゴロで2塁封殺。ランナー一、三塁になる。このチャンスにバッターは8回に続きまたも奈良原。ここでも奈良原はライトフライに打ち取られ、この回も決められず。

●11回表、芝草は柴原をファーストゴロ、出口を見逃し三振、そして9回にホームランを放った大道もショートゴロに打ち取りこの回も無失点。危なげないピッチングを展開する。

●11回裏、この回の先頭はまたも小笠原。本日すでに2安打放っている。ここは思い切ってホームランを狙ってくれないかな〜と期待する(それしか得点するチャンスがないと思える※2)。ここで小笠原は外角一辺倒の吉田に対して技ありのレフト前ツーベースを放つ。ノーアウトでスコアリングポジションにランナー出塁。間違いなくこの回で決めるでしょう。代走は小田※3

●ここでクローマーに代打・田中賢が起用される。明らかにバント要員である。が、その田中賢介は1−1から連続してバントをファールし、スリーバント失敗で見す見すワンアウトを取られる。次打者の林が敬遠されて一、二塁に。ここから日ハムは1割打者が並んでいる・・・・。

●まず、途中から守備に入っていた阿久根(打率.172)。その阿久根はバットを折りながら、ボテボテのショート内野安打で出塁する。これでワンアウト満塁。続く打者は前の回から守備についていた実松(同.126)。ヒットはもちろん、エラー、四球、外野フライ等どうやってでも点を取れる状況であったが、結果は最悪の空振り三振でツーアウト。続く中村豊(同.189)もショートゴロに打ち取られ、サヨナラの大きなチャンスを逃す。いよいよ試合は最終の12回※4へ。

●12回表、この回ダイエーがゼロならば西武の優勝が決定※5する。日本ハムは建山を投入。小久保、松中ともセンターフライでツーアウト後、城島四球、川崎センター前ヒットで望みをつなぐ。しかし最後は野々垣がライトフライに打ち取られ、ダイエーはこの回も得点できず。この時点で西武の優勝が決まる。時間は・・・9時57分。8時半に試合は終る予定だったのに・・・・。大道のホームランで西武は1時間半も余計に待たされたわけだ。

●12回裏、先頭の井手が四球で出塁。ここで代走として投手の伊藤が起用※6。森本バント失敗の後、奈良原が相手のエラーで出塁しワンアウト1、2塁。このチャンスにバッター小笠原!といきたいところであったが、バッターは11回に代走で起用されその後サードを守っていた小田(打率.000)。小田はショートゴロ併殺打に討ち取られゲームセット。結局引き分け。

【試合後記】

●一言「長い試合だった・・・」が感想である。すんなりシールバック完封で終わると思った矢先の延長突入だったので、なおさらそう感じる。しかも結果が引き分けだもの。まあとりあえずパリーグの優勝が決まる試合を観戦できたのだからよしとするか。(今季のシーズン回顧で必ず取り上げられる試合だから・・・・)

●首位打者争いの小笠原は5打数3安打と調子を上げてきた。首位打者をがっちりキープ。この調子を維持できれば首位打者確実なのだが、昨年の例もあるので最後まで油断ができない。しかも今年はライバルが多いし・・・。

●来季を見据え積極的に若手を使っている日本ハム。しかし現実はなかなか厳しいというのが今日の感想である。今季レギュラーとして育てようとした木元、実松は伸び悩み、芽が出てきたと思っていた田中賢、森本の台頭も無く、下から引き上げて使ってみた小田も結果を残せず・・・・若いイキのいい野手の出現を望む!!

※1:前日は8−1でダイエーの勝利。ダイエーにクリーンアップ揃い踏みを含む4発を浴びる。投げてはダイエー水田が完投で3勝目。
※2:前日の試合の得点も小笠原のホームランの1点のみ。
※3:小笠原は走塁中に左太腿裏がつったとのこと。
※4:規定により延長12回終了後、新しいイニングには入らない。
※5:ダイエーが引き分けでも優勝のため。12回表に得点できなければダイエーの勝ちはなくなる。
※6:井手は左ふくらはぎに張りを訴えたため交代 ベンチ入りの野手も使い果たしていたため投手の伊藤が代走に。


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