種　　名	Gyrosigma balticum (Ehrenb.) Rabenh.
原 記 載	Rabenhorst 1853 Sussw. Diat. P.47. pl.5. f.6.
参考文献	Cleve 1894 K. Svenska Vet. Akad. Handl. 26(2):118; Hustedt 1930 Bacill. p.224. f.331. Patrick & Reimer, 1966. Monographs Acad. Nat. Sci. Philadelphia 13. p.324, pl.25, f.1.
特　　徴	殻の大きさ　200-400×20-32 横条線　10-16/10μm 縦条線　10-16/10μm 　殻面は僅かにＳ字形で，殻縁はおおむね平行，殻端は広円形。軸域及び縦溝は僅かにＳ字形に波打つ。中心域は楕円形で左右が僅かにずれ，長径10μm以上である。Patrick & Reimer (1966)は中心節がかぎ状に曲がる図を提示しているが，殻の外面・内面とも中心節はほぼ真っ直ぐで、あまり曲がらない様である。極域は殻の先端のほぼ中央に小さく開く。条線は縦横ともほぼ同数で10-16/10μm。Cleve(1894, p.118)及び Hustedt(1930, p.224)は殻幅20-40μmを与えている。松川浦産の個体は殻長250-350μm，殻幅28-30μm，横条線は12-13/10μm，縦条線は13-14/10μmで記載によく一致した。沿岸性汽水種。筆者は松川浦から得ている。
分　　布	Type locality-----Europa 産地-----木曽川(愛知県：福島ら 1964),十三潟(青森県：水野 1964),隠岐中里海岸の池(島根県：水野 1964),松川浦(福島県：濁川・長谷川 1999)
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