種　　名	Gyrosigma diminutum (Grun.) Cleve
原 記 載	Cleve 1894. K. Svenska Vet. Akad. Handl. 26(2). p.119. syn. Pleurosigma diminutum Grun. 1880. in Cleve & Grunow p.56.
参考文献	Skvortzow 1929. Philipp. J. Sci. 38(3). p.425, pl.2, f.6.
特　　徴	殻の大きさ　100-110×16 横条線　18-23/10μm 縦条線　22-26/10μm 　殻は線状で殻縁は平行，殻端は斜めに切った形状で先端は丸い。軸域は柔軟に波打って曲がり殻端に至って偏心する。報告は少なくSkvortzow(1929)の中国の大連からの記録では，殻長113.9μm，殻幅15.3μm，条線は18-20/10μmとある。松川浦産の個体は殻縁が平行で僅かにＳ字状。殻長83-122μm，殻幅12-13μm。横条線は19-20/10μm，縦条線は24/10μmで Cleve(1894)の記載にほぼ一致した。軸域がＳ字状に大きく２回カ−ブする点が特徴となる。海産種とされているが汽水にも出るようで，松川浦からは普通に産した。
分　　布	Type locality-----Adriatic sea 日本の産地-----松川浦(福島県)，鷹架沼(青森県：濁川・長谷川 2002)，有明海七浦干潟（佐賀県：Park et al. 2012）
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